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PS4/Vita/Switch/PC『Pato Box』レビュー!主役はアヒル!敵は改造人間!コミック的演出も超イカす苛烈なボクシングゲームだ!

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Pato Box | 公式PlayStation™Store 日本

 

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Pato Box公式サイト

 

『Pato Box』のレビュー行くぜ!

 


メーカー:Bromio

機種:PS4/Vita/Switch/PC

ジャンル:ボクシングアクション

発売日:2019/05/16

価格(税込):1580円


 

復讐に燃えるアヒル頭のボクサーを操作し、

立ちふさがる悪の改造人間たちと戦っていくアクションゲームだ。

モノクロで統一されたグラフィックが絶品で、趣向を凝らしたギミックが満載。

なかなかの難易度だったので、

途中で軽くキレそうになったが良いゲームだったぜ。

 

俺が遊んだのはPS4版だが、

Switch版はジョイコンを振る操作にも対応しているようだ。

 

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タイトルマッチの防衛を挑む最強のアヒルボクサー「パトボックス」。

しかし毒を盛られて試合に負け、その後にナイフで刺されて命を落としかける。

一命をとりとめた「パトボックス」は、

真相を知るために自らのスポンサーでもある悪の大企業

「デスフロック」へ乗り込むのだった……!

 

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というストーリーで、

3Dのフィールドを探索してボスの部屋へ向かう探索パートと、

ボスと1対1で対決するボクシングパートに分かれた構成になっている。

 

メインはストーリーモードだが、

探索パート無しでひたすらボスと連戦するアーケードモードもある。

 

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モノクロで統一されたコミック風のビジュアルが非常にクール。

小物類も作り込まれているため、

あちこち歩き回って細かいところまで見てるだけでも楽しい。

 

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何かの前で立ち止まるだけでいちいち画になるセンスが素晴らしいぜ。

 

最上階に進むドアを開けるためにはボスが持っているエムブレムが必要で、

そのために各フロアを攻略していく構成だが、

フロアによって様々な仕掛けが待ち受けている。

 

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殺人ビームを掻い潜るフロアもあれば、

毒ガスが充満してるので換気しつつ進むフロアもあるし、

スロットマシンやルーレットで一定以上コインを稼げないと進めないフロアも。

 

仕掛けのスイッチやスロットマシンはパンチで動かすし、

殺人トラップは左右移動で避けるしと、基本的に

「俺はボクサーなのでパンチとフットワークで全部クリアするぜ」

というノリで突き進むぞ。

 

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大企業デスフロックの本社ビルなので、中には社員や一般人など様々な人物がいる。

元チャンピオンであるパトボックスに好意的な者もいれば、

怒りだす者もいるし、、コスプレと勘違いするもの、

気にせずアホなことを喋る者など様々。

会話テキストもイイ感じにゆるく、時折世知辛かったりするノリが笑える。

 

パトボックスに会えて感激して、戦っているところが見たいから

このロビーにある家具を片っ端からパンチでぶっ壊して欲しいとか

お願いしてくるヤバいヤツもいるぞ!

そして時間内に家具を一定以上破壊すると先に進めるミニゲームがスタート。

このゲーム作ったヤツは頭パンチドランカーかよ!

 

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元幹部で仲間であるフェイスが次にやるべきことを教えてくれるし、

フィールドを探索することでボスの攻略情報が書かれたメモも手に入る作りだ。

情報収集も大事だぞ。

 

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ボス戦では固定された画面で戦うボクシング勝負。

こちらの攻撃は左右のブローとアッパー。

防御は守りを固めるブロックと左右へのスウェー。

これだけと非常にシンプルだ。

自由に動き回ったりは出来ないので、ひたすら避けて殴る!

『パンチアウト』が元ネタであることが非常に分かりやすいシステム。

というか『パンチアウト』より操作が少ないのでよりシンプルになってる。

 

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ボスはビームと射撃メカを使いこなす義足の女警備主任、

火炎放射器と爆弾の合わせ技が手強いマスク野郎、

大釜の前で料理しながらアツアツのスープをぶっ掛けてくるコックなどなど。

どいつもこいつもマトモにボクシングをやる気がねぇ!

お前らはボクシングをやる気が無いみたいだがパトボックスは正々堂々戦うぜ!

出たな!デスフロックの改造人間!

 

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見応えのある動きで多彩な攻撃を仕掛けてくるボスだが、

攻撃にはすべて予備動作があり、

回避できる行動も決まっているので完全に覚えゲーだ。

ブロックもスウェーも一瞬しか発動しないので、

タイミングをしっかり合わせないといけない。

スウェーは入力時間で長さが変化することも頭に入れておきたいね。

 

この攻撃はブロック、この攻撃はブロック出来ないからスウェー、

この動きをしたら3回連続攻撃をしてくるから同じリズムでブロック。

火炎放射器はスウェーで回避して、爆弾はアッパーで打ち返す……と、

何度も何度もやり直しながらカウンターのタイミングを体に刻んでいくのだ。

 

ボスはどいつもこいつも強敵揃いで、

覚えゲーと言っても予備動作がほぼ一瞬なので反射神経も必要とされる。

マジで強いヤツばかりで、イージーモードなんて存在しないから苦戦は必至だ。

 

ボスに一定以上ダメージを与えると次のラウンドに進む形式で、

3ラウンド目でボスを倒せればクリアとなるが、

ラウンドが進むごとに攻撃も激しくなっていく……!

 

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この最終ラウンドである3ラウンド目に突入すると、

背景に幻のリングと観客が浮かび上がる演出が見事。

復讐を胸に自分のボクシングを貫くパトボックスの信念と、

このラウンドを越せれば勝てる……というプレイヤーの気持ちがシンクロする瞬間だ。

 

難易度は本当に高いんだが、

あと一発喰らったら負けという状態になると視界が狭まり、

この状態で一定時間耐えれば体力が全回復する逆転システムがある。

これが覚えゲー&カウンターが基本のゲーム性と絶妙にマッチしていて、

繰り返し遊ぶほど「ギリギリで耐えられた!」という瞬間が増えてくるのがたまらない

 

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死闘に次ぐ死闘を切り抜けているうちに、

ラクガキみたいな顔で寡黙なパトボックスがカッコ良く見えてくるぜ。

ノリはアホっぽいんだが、パトボックスの背景含めてシナリオは結構重め。

 

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因縁の相手であり、反則の頭突きをしまくるところを除けば、

ボスで唯一、ちゃんとボクシングをやってくるキルパトリックが、

普通にプレイしてると一番手強いゲームバランスも味わい深いところね。

 

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ボス戦はそういうレトロゲーム的なシンプルさの骨太な作りで楽しいんだが、

探索パートはベルトコンベアの上でギロチンを延々と避けないといけなかったり、

一撃死で何度も戻されたりするのが結構だるい。

ボス戦が短く引き締まってるだけに冗長に感じてしまった。

フロアのグラフィックやギミックの演出は良いだけに惜しい。

 

定期的に挟まるパンチでどうにかするしょうもないミニゲームは好きだけどね。

ボクサーだからイスの片づけもパンチで行う!

 

ボス戦も全体的には楽しかったものの、

リズムに合わせてスウェーしまくらないといけない音ゲーボスだけは、

遊んでてストレスの方が上だったぜ……。

 

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難易度の高さに加えて「耐え続ける」が基本のボス戦の厳しさと、

探索パートのギミックでイライラすることも多かったが、

終わってみれば面白いゲームだった。

イージーモードも無いので結構人を選ぶが、

惹かれた貴方は是非燃え尽きるまで拳を振るって欲しい!