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『ROBOX』のレビュー行くぜ!
何が『ROBOX』だふざけやがって……。
メーカー:Sabec
機種:Switch
ジャンル:ボクシングアクションゲーム
発売日:2019/06/20
価格(税込):1445円
ロボットを操作して殴り合う対戦型のボクシングゲームだ。
俺の動画でのレビューはこちらとなっているぞ。
シンプルなボクシングゲームらしいが
商品ページやPVを見てもゲーム内容がピンと来ず、
1445円というそこそこの価格ながらセーブデータ非対応という珍しい仕様も目を引く。
Steamからの移植なら調べれば評判がでてくるんだがそういうわけではないらしく、
買ってる人も見当たらないのでとにかく情報が無い。
ロボット同士がぶつかり合うボクシングゲームという題材には惹かれるし、
じゃあ俺が買うか!と
突っ込んでみたが酷いカウンターパンチを喰らったぜ……!
目の玉が飛び出そうになった!
青いロボットを操作して赤いロボットとボクシングで戦う対戦アクションだ。
操作は移動の他に左パンチ、右パンチ、ブロック、アッパーカットの4つがある。
パンチとブロックに上段や中段といった概念が存在しないので、
細かいパンチの打ち分けやガードによる攻防は出来ない。
ダッキングやスウェーといった回避操作も無いため物凄く単純なシステム。
パンチとブロックに動きの重さが全くないため駆け引きの要素はなく、
正面から打ち合う場合は、
ひたすらブロックして相手がパンチした瞬間にカウンターパンチを連打する、
雑なゲームにしかならない。
また、左右のパンチよりアッパーカットの射程が長いため、
すり足で後ろに逃げながらギリギリの位置で
アッパーカットをひたすら打つだけでも勝てる。CPUはこのどちらかで完封出来る。
商品ページを見るとランダムで「Power Ups」というアイテムが出現するらしいが、
何回やっても一度も出現しなかった。
以上がこのゲームのすべてである。
驚くことに操作できるキャラは1体。
敵もこちらが操作するキャラの色違い1体だけ。
ステージもスクショに映っている街のみで、
メインビジュアルに描かれているリングは無い。
1人用モードはこちらと同じ性能のロボットと3ポイント先取のルールで戦って、
勝ったらタイトル画面に戻るだけの構成。それ以外のモードが存在しない。
オプションはCPUの難易度設定と操作説明の確認のみ。
CPUは難易度ハードにしても、先ほど書いた戦法で完封出来る。
薄いという単語すら生ぬるい薄さで褒めるところが存在しない。
背景の街のグラフィックはやたら凝ってるが、
ゲーム部分の作りから浮きすぎてるのでアセットか何かだろうか……。
そこが凝ってるからどうしたって話でもある。
オフラインでの対人戦は出来るのだがこの内容ではなあ。
一応、すり足で距離を取りながらのアッパーカット合戦は、
駆け引きになりそうな気がしないでもないが。
ボクシング?これを1445円で売るのはユーザーに対する傷害事件だろ!
と言いたくなる内容。
こういうのは怒りとかじゃなくて悲しい気持ちになるね……。
Switchのゲームをずっと遊んできた人間として、
こういうソフトはこれ以上増えてもらいたくないです。