ぐんまのやぼう あなたもわたしもぐんまけん - G-MODE
『ぐんまのやぼう あなたもわたしもぐんまけん』のレビュー行くぜ!
大体同じ内容の動画版レビューはこちら。
メーカー:ジー・モード
機種:Switch
ジャンル:群馬シミュレーションゲーム
発売日:2019/12/23
価格(税込):980円
群馬県となって他の都道府県を制圧し、日本全土を群馬に染め上げるゲームだ。
2012年にスマホで大ブームを巻き起こし、
2014年には3DS版の発売も果たした『ぐんまのやぼう』のSwitch版。
スマホとも3DS版とも違うオリジナルの内容になっており、
みんなで遊べる4つのパーティーゲームも収録しているぞ。
ゲームとしては薄い内容で一発ネタに近いんだが、
一発ネタで済ませるにはあまりにも群馬県というゲームだった。
狂気のオープニング #ぐんまのやぼう #ぐんまのやぼうあなたもわたしも #NintendoSwitch pic.twitter.com/Ck3GOOC3QC
— ラー油/Vゲームブロガーらあゆちゃん (@daikai6) December 25, 2019
「あなたはぐんまけんです」
から始まるサイコ染みた群馬ドラッグ映像からゲームスタート。
上から降ってくる群馬県の特産品を収穫してG(グンマー)を貯め、
それでガチャを引いて他の都道府県を制圧していくゲームだ。
画面左が収穫画面で、群馬県を左右に動かして操作して落下する特産品を回収。
画面右は制圧する都道府県の選択とガチャ画面となっている。
2つを同時進行出来る面白い画面構成だ。
ガチャからは群馬県の市町村のカードが出てくる。これは富岡市ね。
その人口の分だけ攻めている都道府県の人口を群馬県に出来る。
攻め込んでいる都道府県の人口をすべて群馬県にすれば制圧完了。
ガチャからはレアカードとして「群馬県」そのものが出てくることもあり、
その場合は人口を一気に群馬県に出来る。
また、制圧して群馬県にした都道府県もカードとして加わっていくので、
日本を群馬県で染め上げるほどに群馬県の力が高まっていくぞ。
G(グンマー)を消費することで左画面のレベルアップが可能。
特産物を手に入れた時のG(グンマー)上昇や、
特産物を取れなかった時にちょっとだけ入るG(グンマー)の倍率アップ。
移動する群馬県のスピードアップの3つだ。
とにかく特産品を回収!とにかくガチャ!
とにかくレベルアップ!とにかく都道府県を制圧!
群馬県が群馬県を呼ぶインフレゲームだ。
攻める都道府県は自由に選べるが、
最初に人口の多い都道府県から攻めると時間が掛かってしまうぞ。
弱いやつから群馬県にしていくのだ!
ただ、最初に人口の多い都道府県をあえて狙うことで、
早い段階でガチャの当たりを増やすのもアリ。
勇気をもって強いやつに戦いを挑むのもまた群馬県なのである。
また、特産品を回収した時などに「グンマー!」という声が鳴り響くので、
プレイ中はずっと「グンマー!」「グンマー!」という声を聴き続けることになるぞ。
都道府県に飽き足らず、プレイヤー自身も耳から群馬県にしようとしてくるゲーム。
都道府県を制圧することで特産品もどんどん増えていくし、
図鑑として記録されていくので特産品に詳しくなっていくぞ。
1個1個にゆるいテキストがついているのがまた楽しい。
と、まあ軽い放置ゲー+クッキークリッカー的な作りなんだが、
ゲームとして見ると本当に同じことの繰り返しだし、
インフレする気持ち良さも控えめなので、
この手のゲームとしてはちょっと物足りないかな。
ひたすらG(グンマー)を集めていくのはなんかダラダラ遊んじゃう楽しさがあるし、
クリアタイムが記録される要素や、
クリア後も無限にG(グンマー)を稼げるようにもなってる。
最大4人で遊べるおまけのパーティーゲームも4つ収録されているぞ。
一応、1人プレイでも遊べるが「いないよ」が寂しい……!
そして結構難しいぞ!
クリアするだけなら4時間掛からないくらい。
いやぁ、3DS版に続いて売り切りだと評価が難しいゲームだな!
2画面の構成や手書き風のUIはかなり面白いし、
ただひたすらに「群馬県」という概念でぶん殴ってくるこの作風はやはり強い。
インパクトに惹かれた人や、
「もしかしたら自分は群馬県なのでは?」と思っている人は是非買ってみてくれ!