アーケードアーカイブス ぺんぎんくんWARS Game | PS4 - PlayStation
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『アーケードアーカイブス ぺんぎんくんWARS』のレビュー行くぜ!
メーカー :ハムスター
機種:Switch/PS4
ジャンル:アクションゲーム
発売日:2020/01/09
価格(税込):838円
ハムスターが展開している「アーケードアーカイブス」の1作。
1985年にUPLから登場した『ぺんぎんくんWARS』を移植したものだ。
向かいあってボールをぶつけ合う「ドジボール」の大会に参加する内容で、
主人公であるぺんぎんくんを筆頭にかわいい動物キャラが満載。
人気の高いタイトルでファミコン、ゲームボーイ、MSXなど様々な機種に移植されており、
大幅なリメイク版である『ぺんぎんくんギラギラWARS』も、
シティコネクションから配信されている。
アーケード版の完全移植は今回が初めてかな?
BGMに石川秀美の「もっと接近しましょ」を使っており、
移植の際にどうなるかと思っていたが、
しっかりとJASRACの許諾を取って再現しているぞ。
また、配信当初のアーケードアーカイブス版は
このように背景の一部(壁の青くなってる辺り)が崩れていたが、
アップデートで現在は修正されているぜ。
リメイク版が面白かったので今回アーケード版を初プレイ。
キャッチーなキャラや分かりやすいルールは今見ても完成度が高いと思ったが、
遊ぶと何故タイトルに「WARS」がついてるのかがよく分かる内容でもあったな!
ルールは単純。
こちらと相手のフィールドに5個ずつボールがあるので、
とにかく相手に向かってボールを投げまくる!
制限時間がゼロになった時に、
相手のフィールドに沢山ボールを押し込んでいた方の勝利だ。
使うボタンも掴む&投げるの一つだけと分かりやすいぜ。
ボール同士がぶつかるとあらぬ方向に飛んだりするし、
ステージによっては斜め投げが可能。
キャラにボールが当たると一定時間気絶して動けなくなってしまうので、
単純ながら素早い判断や読み合いが求められる内容になっているぜ。
ちなみにゲームはCPUとの勝負のみで、ぺんぎん以外のキャラは選択不可能。
一応、2人プレイも可能となっているが、
交互にCPU戦を遊ぶだけなので対戦や協力ではないぞ。
パンダやビーバー、コアラといった強敵を下しながら頂点を目指す!
頂点に立っても優勝演出とかはなく、難易度が更に上がった周回がはじまるぞ。
ドジボールの戦いに終わりはないのだ!
単純ながら白熱するシステムになっているし、
ステージが進むと中央に障害物が出現してボールの軌道が読み辛くなったり、
爆弾やバンパーを使ったボーナスステージがはじまったりと、
色々と変化が付けてあるのも面白いところ。軽快なBGMも実にイイ。
しかし、ボールを相手にぶつけると気絶させられる仕様がかなりハードコア。
気絶中にボールを当てると再び気絶となるので、
気絶中の相手にボールを当て続けるとパーフェクトゲームになる。
問題なのはこれを最初から普通にCPUが狙ってくることだ!
CPUは1人目からそこそこ強いし、
ちょっと進むとボールがぶつかった時の乱反射や、
動きを先読みした斜め投げを、
かなりの精度で駆使しないとまったくボールが当たらなくなる。
進むほどにCPUが超反応でボールを避けて気絶ハメを叩き込んでくるゲームになるぞ。
説明書にも気絶ハメの事が詳細に書いてあるから恐ろしい。
気絶中はボタン連打と左右入力で時間短縮&位置ずらしが可能なので、
ギリギリで避けられる時もあるんだが、大半は一方的にボコられて完敗となる。
これが戦争か……とタイトルの意味を噛み締める辛口なバランスだぜ。
「アーケードアーカイブス」共通の仕様として、通常モードの他に、
初期状態でオンライン対応のスコアアタックに挑戦する「ハイスコアモード」と
5分間でのスコアアタックに挑戦する「キャラバンモード」が存在。
オプションでは難易度設定やデモサウンドのON/OFF、
連射機能付きのキーコンフィグなどがあるぞ。
普通に遊ぶ分には難易度易しいで連射ONにするくらいでちょうどいいくらいかな……!
それでも苦戦は必至だが!
CPU強すぎだろ!とキレたりはしたものの、
1ゲームが短くサクッと遊べるし基本システムはよく出来てる。
なんだかんだで、CPUの挙動含めて白熱出来るゲームだ。
リメイク版が相手にボールを叩きつけて、
体力ゲージを削り切るバイオレンスゲームになってたのも納得だったな……!
そういうバランスが分かったところ含めて、アケアカで遊べて良かったぜ。