Nintendo Switch|ダウンロード購入|アーケードアーカイブス マグマックス
アーケードアーカイブス マグマックス | 公式PlayStation™Store 日本
『アーケードアーカイブス マグマックス』のレビュー行くぜ!
俺が遊んだのはPS4版ね。
なお、この記事は5年前に書いたPS4版のレビューを加筆・修正したものです。
5年越しにSwitch版が配信開始したのでな!
メーカー:ハムスター
機種:PS4/Switch/
ジャンル:シューティング
発売日:2015/04/02(PS4)2020/05/07(Switch)
価格(税込):838円
1985年に稼動したニチブツのアーケードゲームの移植版だ。
あの『テラクレスタ』と同時期の作品で、合体ロボットを操作して戦う2Dシューティング。
アレンジされてファミコン版も発売された作品だ。
アーケード版の完全移植はアーケードアーカイブスが初めて。
俺も名前は知っていたがアーケードアーカイブス版が初プレイだった。
5年前にPS4のシェア機能を使って録画した1周クリア動画もついでに貼っておこう。
『アーケードアーカイブス』としての機能は、
中断セーブ、ゲーム設定、モニター設定、連射アリのキーコンフィグなど。
必要な機能は大体揃っている。
スキャンラインのON、OFFも可能。ONにすると画面がボヤけて昔のモニター風に。
中断セーブや設定変更に制限が無いのであまり機能してないオンラインランキングと、
買ってメニューをいじるだけで次々に解禁されていくトロフィーもあります。
で、これは2015年に配信されたPS4版の話で、
2020年に配信されたSwitch版には5分間でのスコアを競うキャラバンモードや、
設定が統一された状態でオンランキングに挑むハイスコアモードが実装されているぞ。
同じ『アーケードアーカイブス』でも5年経てば仕様は変わる……!
ゲーム内容は横スクロールの2Dシューティングで全4ステージ。
可変メカ・マグマックスを操作して怪奇メカ・バビロンを撃滅せよ!
操作は移動とショットだけと1985年のゲームだけあってシンプルだが、
画面に角度がついていて立体的な画面構成になっているのが特徴だ。
こういう擬似3D表現は好きだねぇ。
ステージ上には頭部、脚部、波動ガンの3つのパーツが登場。
回収することでパワーアップして少しずつロボットになっていくぞ。
同じニチブツ作品であるムーンクレスタやテラクレスタを思わせる合体シークエンス。
頭部だけ取るとザクタンクのような姿になる。
脚部パーツは敵陣のど真ん中でも常に足踏みしてるのが実にシュール。
3つのパーツをすべて取ると合体してロボット形態になるぞ!
何故か波動ガンを足元に発射するので芝刈り機のようなスタイル。
名前とデザインからするとイデオンが元ネタっぽいのになぜこんな撃ち方を……?
パーツを取ると攻撃力がアップするし、
合体状態だと被弾してもパーツが壊れるだけなのでミスにならない。
波動ガンは射程こそ短いが、
通常弾で破壊できない障害物を壊せるので使いどころはあるぜ。
波動ガンは手で持つから、頭部と合体して腕をつけた状態じゃないと拾えない。
ここは地味にこだわりを感じるところ。
4ステージだが地上と地下の2段構成となっていて、
時折出現するワープゾーンに入ることで行き来が可能。
地上だと奥行きがあるが、地下だと奥行きのない平面構成に。
地下に入ると波動ガンなどの武装を
まっすぐ撃ってくれるようになるので火力が大幅アップだ。
地下用の武器だったのか!?
地下は敵の攻撃は激しいが合体してる状態なら戦いぬける。
逆に合体してない状態だとキツいので早く地上に上がった方がいい。
そして地上と地下で画面構成、自機性能、BGMが変化するという、
当時としてはなかなか面白い構成だ。
最近のシューティングでも『カオスフィールド』という、
2つのフィールドを移動する作品があったが、その先駆けと言えるな。
いやカオスフィールドは16年前のシューティングなんですけども。
シンプルなシューティングゲームだが、
ザコ敵の軌道がかなりいやらしくて慣れるまではかなり苦戦するぜ。
不規則に移動して画面外に消えたと思ったらいきなり戻ってきたりする!
こちらを取り囲むように追尾してきたりとザコ敵でもかなり殺意が強い。
ニチブツこと日本物産のシューティングだとよくある殺意!
ステージ2とステージ4にはイカした巨大ボスも登場。
70~80年代のロボットアニメにいそうなカッコ良さ。これは血が滾る!
しかしあんまり動かず正面に弾を吐いてくるだけなので、
ザコ戦よりボスの方がカンタンだったりする!
地下で波動ガンがあると一撃で首を破壊できて爽快だ。
ステージ4のボスを倒すとステージ1に戻って2週目がスタート。
さすがに今やるとちょっと淡々とした内容ではあるが、
合体することで着実に強くなるロボットアニメ的な要素の数々に、
地上と地下という2段構成のステージがかなり面白い。
明るいんだけどなんか聞いてて変な笑いがこみ上げてくる珍妙なBGMもイイね。
地下はちゃんとカッコいいし地上のは妙に癖になる。一度聞いたら忘れられない。
テクテク歩いていくロボ形態とBGMのハーモニーがたまらん。
敵を撃った時の「ボン!」「ボン!」という効果音も気持ちいい。
なんだかんだで結構ハマってしまったぜ。
ファミコンに移植されるだけのことはあったかな。
やってみると手強いが意外とハマるロボットシューティング。
気になる人は今すぐ足元に波動ガン発射だ!