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これが普通ですけど?という圧がすごい!『ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator』レビュー!【PS4/Switch/Xbox One/PC】

 

 

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『ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator』のレビュー行くぜ!

俺はXbox Game Passでプレイしたぞ。

 


パブリッシャー:PLAYISM

機種:PS4/Switch/Xbox One/PC

ジャンル:スローライフ街破壊ゲーム

発売日:2021/11/24~25

価格(税込):1480~1980円

PS4/Switchパッケージ版はDLC同梱で3980円

Xbox Game Pass対応


 

鹿となって首を伸ばしたり2足歩行で海を渡ったりしながら、

重火器をぶっ放して街を破壊するスローライフ街破壊ゲームだ。

『Goat Simulator』から8年経っているが、

こういう物理演算振り回してシミュレーターを名乗るバカゲーは絶えないな!

既に「筋肉ムキムキのドラえもん」とかに近いジャンルと言えるかもしれない。

 

開発したのは神奈川県在住の個人クリエイターであるNASPAPA(阿部)氏。

発端は2017年にネタとしてツイートした動画で、

それがバズって本当に作ることになり、

クラウドファンディングで資金を集めて早期アクセスを開始。

パブリッシャーとしてPLAYISMも付き、

ついに完成して2021年に発売されたという流れだ。

 

このゲームのパッケージ版まで出すPLAYISMは脳に鹿をキメ過ぎだろと思ったが、

普通に売り切れるくらいヒット。既に人類は鹿に支配されてた!

 

見た目通りの一発ネタバカゲーではあるんだが、

動かしてて楽しいし、普通に「カッコいいじゃねぇか……」って瞬間もあったり、

なかなか侮れない普通さに溢れていたぞ。

 

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ゲームを始めるといきなり人間のエディット画面が!?

異常に項目が多くランダム生成機能まである。

頑張って作るといきなりシカを助けてトラックに轢かれるシーンが挟まり……。

 

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鹿に転生してビューティフルシカライフが始まるという流れである。

「異世界転生(トラックに轢かれる)」という実績も解除されるぞ!

やかましいわ!

 

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好き放題に街で暴れ回るゲームで、2足歩行で海の上も爆走可能。

そこら辺にいる人間を鹿に変えて仲間にしたり、

車やバイクを乗り回したりとやりたい放題だ。

首を伸ばして何かを掴むことでワイヤーアクションっぽい動きも出来る。

「これが鹿の普通ですが何か?」という力強さを感じる。

 

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牛に乗れば飛行も出来るぜ!どういうことなの……。

 

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「車に乗る」操作をすると剥製になって運転席に張り付く描写が特に好き。

センスがキレッキレ。

 

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パンチ攻撃でビルなどの建物を破壊すると、ハンドガンや手榴弾などの武器が登場。

同時装備可能でどんどん火力が上がっていくし、見た目もメカメカしくなっていく。

 

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最終的に『Horizon』に出てくる機械獣みたいになる。

 

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破壊活動を行っていくと「鹿災害レベル」が上昇していき、

一定ランクに達する度に羊やシロクマといった警官が襲ってくる。

どんどん強くなっていくが、最後まで倒しきれば最終決戦への道が開かれるのだ。

 

建物を壊して武器を集めて強くなりつつ災害レベルを上げる、

襲ってくる敵を倒し続ける、ストーリーが進んで最後にラスボス戦。

意外と普通のアクションゲームらしい構成になっているね。

ごく普通のアクションゲームだった……?

 

通常バトルは重火器を重ねての引き撃ちでなんとかなるし、

終盤のボス戦は手強いけど、

何度もコンティニューすると最大ライフが増えていくのでゴリ押しできるようになってる

鹿の優しさを感じる。

 

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重火器を重ねて装備して街を次々に破壊し、

たまにいる巨大動物に喧嘩を売ったりする感覚は

割と『地球防衛軍』っぽいかも。

 

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街にはミニゲームが遊べる場所もある。

こちらはコマが牛になっている「リバウシ」。

コマが牛で勝手に動き回るので考える間にどんどん盤面が変化してしまうのだ。

そうだよな!普通に考えてコマが牛だったら動くよな!

 

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一発ネタの集合体みたいなものなので細かい説明はこのくらいにしておくが、

ゲーム内の実績全解除まで遊んでも2~3時間くらいのボリュームで、

マップが狭いこともあってコンパクトな作り。

パッケージで買うとかなり高く感じてしまうかも。

 

ただ、火力で街を破壊する爽快感や、街を飛び回るスピード感はしっかりしているし、

BGMや効果音の合わせ方も気持ち良い。小ネタも満載。

ラスボス戦も普通に意表を突かれてしまったのが悔しい。

たまにある「雑なのがバカで面白いでしょ?」と、

開き直っただけの雑なゲームではなく、

勢いで笑わせるバカゲーを目指してちゃんと作ってあるのが伝わってきた。

なんかそれっぽくまとめた終盤の展開も好きだなぁ。

侮れない鹿でした。