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画面の狭さに熱く燃えろ!ゲームボーイ風シューティング『ツクールシリーズ VERZEUS』レビュー!【Switch】

 

ツクールシリーズ VERZEUS ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

『ツクールシリーズ VERZEUS』のレビュー行くぜ!

 


パブリッシャー:Gotcha Gotcha Games

機種:Switch

ジャンル:レトロ風シューティング

発売日:2022/11/17

価格(税込):1200円


 

『アクションゲームツクールMV』で制作されたツクールシリーズの1本であり、

ゲーム開発サークルRETSUZANが展開する

ゲームボーイ風新作シリーズ『GAME BUDDY』の1本でもあるぞ。

シリーズ内シリーズ!

 

今回はグラディウス……じゃなかった。

そのゲームボーイ版である『ネメシス』を思わせる

2Dの横スクロールシューティングだ。

ドットやBGMなどオマージュ作品としての気合の入りっぷりはもちろん。

シューティングとしてしっかり作り込まれていて、新作として面白かったぞ!

 

 

全7ステージ構成でイージー、ノーマル、ハードの3難易度。

1度クリアしたステージのボスと戦うモードもあるぞ。

 

 

『GAME BUDDY』シリーズの共通仕様として、

ポーズメニューから説明書も見れる。

フワッとしたそれっぽいストーリーも書いてあるぞ!

 

 

オーソドックスな2Dシューティングで、

敵を倒した時に出現するアイテムを取ることでレーザーやミサイル、

自機に追従して一緒に攻撃してくれるオーブなどを装備できる。

 

更に「オーブで装備アイテムを取る」ことで、

オーブにも異なる武器を装備させられる。

自機にノーマルレーザー付けて、

二つあるオーブには斜めバルカンと貫通レーザーを付ける……みたいな。

オリジナルの『ネメシス』にもオプションはあるが、

この仕様のおかげで自由度が高めだ。

 

更にボタンを押すことでオーブの場所も切り替えられる。

敵や地形に合わせてオーブに何を装備させるか、

どの位置に置くかを考えていく。ここが本作の独自性だ。

オーブをボスの体にぶっ差してゴリゴリ削ったりも出来るぞ!

『グラディウスV』感ある!見た目はゲームボーイ風だけど近代的だぜ!

まあ、『グラディウスV』は2004年のゲームではあるけども……。

早く『グラディウスVI』出せ!

 

 

画面比率もゲームボーイ風なので画面が狭く、

地形とザコ敵の対応は結構手こずるが、

自機とオーブに違う武器が付けられるので広範囲の攻撃が可能。

アイテムも沢山出るので攻略がしやすく、

気持ち良くプレイ出来るようになってる。

地形を貫通するレーザーと、敵を貫通するレーザーが別々にあるので、

上手く使い分けるのが楽しいぜ。

これは説明書に書いて欲しかったが、

地形にぶつかっても死なないのもオリジナルより優しい点だ。

 

 

ステージ6以降は配置がシビアで難易度ノーマルでも難しく感じたけど、

コンティニューでステージ頭から何度もやり直せるので、

なんとかなるバランスではあった。

厳しければイージーを、物足りなければハードを遊べば良し。

クリア後は倒した敵が弾を撃ち返してくる2周目も始まるぞ。

 

 

ゲームボーイ風シューティングとしてしっかり楽しませてくれるし、

ドットのそれっぽさが実に見事。

聞いた瞬間に全力で突っ込みたくなるBGMもいい仕事してる。

 

 

モアイはいないけどハニワはいるぜ!

 

って、モアイをハニワに置き換えるネタ、同じRETSUZAN開発の

『ツクールシリーズ CHAM THE CAT ADVENTURE』でもやったやつじゃねーか!

 

リスペクト溢れる「まんま」な新作!『ツクールシリーズ CHAM THE CAT ADVENTURE 』レビュー!【Switch】 - 絶対SIMPLE主義

 

こちらは『スーパーマリオランド』のオマージュゲームでした。

よく見るとこのハニワ同じキャラだな!?

 


画面が狭くて道中もボスもギリギリの戦いを強いられるが、

だからこその緊張感と、画面いっぱいのボスによる迫力が表現されている。

あの時代、あのハードでのシューティングらしい魅力に溢れた1本。

そこが好みが分かれそうな点でもあるんだけど、

このビジュアルで「これは!」と思った人は満足できるはずだぜ。