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絵本&刺繍風グラのかわいさを見よッ!パズルとして意外と歯応えアリな『ルクちゃんのハートバルーン』レビュー!【Switch】

 

ルクちゃんのハートバルーン ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

『ルクちゃんのハートバルーン』のレビュー行くぜ!

 


パブリッシャー:ジー・モード

機種:Switch

ジャンル:パズル

発売日:2023/3/3

価格(税込):1300円


 

10年以上前に配信された同名のアプリをベースにした新作のパズルゲームだ。

大進化しててグラフィックは別物!

『ぐんまのやぼう』などで有名なRucKyGAMESが開発を担当している。

単純だが意外と歯応えあるパズル部分と、

とにかく可愛さ全開の絵本のような世界観が見所だぜ!

 

 

タイトル画面からもうかわいい。

絵本風のストーリーデモと一緒に1つずつステージをクリアするおはなしモードと、

全50問の詰め将棋的なステージに挑むパズルモードの2つがメインだ。

自由にルール設定して2人プレイも出来るフリーモードもある。

 

 

お花を消してハートバルーンを作っていくパズルゲームでルールは単純。

同じ色の花が二つ以上隣り合っていれば消せるので、

カーソルを動かして消したい場所を選択して消せる!

『ぷよぷよ』みたいに自動で連鎖して2連鎖、3連鎖と消えたりはせず、

プレイヤーが操作しなければ花が消えること無いぞ。

 

厳密には「お花をまとめる」であって「お花を消す」ではないんだけど、

ゲーム的にはまとめた花がフィールドから消えていくので、

ここでは消すと表現させてもらう。

 

基本ルールは以上で、モードによってクリア条件などは変化する。

花を消すと開いたラインの分だけ花が補充されるので、

「詰み状態」にならないようにバルーンを規定数作るバルーンモードと、

補充無しで限られた花を残さず消すパズルモードの2種類だ。

 

 

バルーンモードでは花を沢山消してゲージをMAXにすると、

画面内の花を消し放題になるフィーバーが発動可能。

詰みそうになったらこれを使って上手く回避するのだ。

「“フィーバー“がはじまる!」の説明文ちょっとワクワクする。

フィーバーがはじまって嬉しくない人いないからな!

 

 

そんな内容でルールは単純だけどなかなか頭を使う。

バルーンモードは隙間が出来ると右端から花が補充され、

それ以上消せなくなったらゲームオーバーなわけだが、

こういう感じで1個だけの独立した花を残してしまうと、

どんどんフィールドが圧迫されてゲームオーバーが近づいてくる!

1手、2手と先を読みながら着実に花を消してノルマを消化し、

ここぞという時にフィーバー発動するのが気持ち良い。

 

 

おはなしモードでは

うさぎのルクちゃんとねこのリシュくんによるほのぼのした大冒険が、

絵本のようなイラストとフルボイスで語られる。

穏やかなBGMも癒されるし心温まるぜ。

テキストは全部ひらがなだし小さなこどもも安心。

 

 

しかしおはなしモード中盤くらいから難易度が上がって来て、

大人が遊んでも悩むくらいになってくるぞ。おはなしの続きを見るのに一苦労。

小さなこども向けと思いきや結構難易度が高いぜ。

ファミコン時代のサンリオゲーもそんなだった気がする。

難しいちびっ子はお父さんやお母さんと一緒に解こう!ってわけだな。

 

でもお父さんお母さんでも普通に苦戦しそう。

ダメならおじいちゃんおばあちゃんを、

それでもダメならお隣さんやご近所さんを呼んでこよう。

そんな絵本ありそうだ。

 

 

ゲームオーバー画面もかわいいのでなんとか頑張るしかない。

おはなしモードとは別の、全50問のパズルモードもやり応えあるぞ。

 

 

一貫した雰囲気作りがとにかく凄まじいゲームで、

刺繍っぽいUIが綺麗で凝ってるし、ステージセレクト画面はこのように紙芝居風。

 

 

ラフ画やサウンドテストがあるギャラリーには

1個1個の項目に会話形式のコメントが付いてる。

 

 

遊び方の解説はノートブック風だ。うーむ、こだわってるぜ!

 

 

さすがにおはなしモードにはイージーモードあっても良かったんじゃないかな!?

とは思うが、雰囲気作りは文句無し。

そして雰囲気だけではなく、

普通に「1300円のパズルゲーム」としても遊び応えある仕上がりで、

じっくり楽しめる内容になってるね。

時に癒され、時に悩まされるファンシーパズルゲーム。

興味があれば是非!