ウィッチエクスプローラー ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『ウィッチエクスプローラー』のレビュー行くぜ!
Nintendo Switch版とSteam版両方遊んでのレビューとなります!
パブリッシャー:Pico Games/レジスタ
機種:Switch/PC
ジャンル:シューティング&タワーディフェンスゲーム
発売日:2021/12/21(PC)2023/4/6(Nintendo Switch)
価格(税込):720~2480円
Pico Gamesが開発するシューティング&タワーディフェンスゲームだ。
召喚魔法で精霊を呼び出して押し寄せる魔物を倒すタワーディフェンス要素!
主人公を直接動かして召喚や敵への攻撃を行うシューティング要素!
この二つの合体による面白さが最大の特徴となっているぞ。
登場キャラや画面構成、ちょっとした演出まで凝っていて可愛さもあふれ出すぜ!
主人公は借金を抱えて自宅が差し押さえられた魔女のティア。
一攫千金を狙って飛び込んだ秘境で出会ったのが精霊マァト。
魔物に奪われた土地を取り戻して欲しいとお願いをされたティアは、
報酬である伝説のエリクサーに釣られて快諾するというストーリーだ。
精霊マァトのモフモフなケモキャラっぷりがまず可愛い。
モフモフな精霊がエリクサーの儲け話を背負ってやってきたぜ!
普段はエリクサーを水浴びに使っているなどと言ってティアを驚かせる。
口を開くとしっかり獣っぽいキバがあるところ含めていいと思う。
そして自宅でティアの帰りを待つのが魔法生命体のドールだ。
褐色ピンクで丁寧口調の人工生命体どうです?
俺はいいと思う。
イベントの半分くらいはティアとドールがイチャついてるだけなのどう思います?
俺はいいと思う。
ゲーム内容は道に沿って攻めてくる魔物をすべて倒せばクリア。
道の終着点にいるマァトのところまで攻め込まれてしまうとダメージ。
マァトの体力がゼロになったらゲームオーバーだ。
魔物を攻撃してくれる精霊を召喚して効率良くダメージを与えていく。
敵を倒すと手に入るマナを消費して精霊の召喚と強化を行うぞ。
ここまでは普通のタワーディフェンスだが、
ひと味違うのはティアを直接操作するところ。
精霊を召喚したい場所に移動したり、マップ内にある素材を集めたり、
ショットで敵を直接狙い撃ったりと大忙しだ。
敵にぶつかるとティア自身もダメージを受けるし、
道を無視してティアだけを狙ってくるゴーストという特殊な敵もいる。
ティアの体力がゼロになってもゲームオーバーになるぞ。
なかなか忙しいゲームで序盤は難しく感じるが、
貯めた素材やお金を使った拠点での育成要素があってこれが前提の作り。
借金で差し押さえられた自宅の設備を買い戻すことで出来ることが増え、
最大体力の上昇、ショットや精霊の強化をしていくと一気に楽になる。
ステージ開始時にパワーアップするお弁当要素もあるぞ。
魔物の動きを遅くする精霊と、範囲攻撃をする精霊を併用して敵のHP削りまくり!
直線の道に貫通レーザーを撃つ精霊を配置して貫通ダメージ!
動きは遅いが高火力の精霊を複数配置して敵の群れを爆破!
と、タワーディフェンスらしい組み合わせによる敵の撃退が楽しい作り。
「近くにいるとティアのショットを強化してくれる精霊」も強力で、
敵の進行ルートを踏まえた配置が熱いぞ。
仲間のドールを召喚して強力な必殺技を放つシステムもあり、
時間さえ経過すれば再度使用可能。
これとは別にボムアイテムを3つまで持ち込めるので、
ある程度のミスはこれでカバーできるのも遊びやすい点だね。
本編と独立した遺跡ステージでポイントを稼ぐと、
ドールの着せ替え衣装も購入可能だ。うれしい要素!
遺跡ステージは4段階あり、縛りプレイで難易度が上がる要素もあるのが面白い。
キャラのイラストやゲーム中のチビキャラの動き、
メニュー画面など、細かいところまで画作りが丁寧なのも見所。
お弁当を食べるシーンでは、ボタンを押すごとに少しずつお弁当が減っていく!
2人とも笑顔でうまそうな弁当をうまそうに食べるのが良い。
ここはヴァニラウェア作品の影響を感じるところだね。
気になったのは途中で挟まるシューティングステージがあんまり面白くない点。
精霊をオプションとして使いながら戦うんだが、
本編に比べるとシステムに捻りが無いので単調だ。
タワーディフェンスとしても精霊の種類が少なく、
お金や素材を集めてのパワーアップも頭打ちが早いため、
もうちょっとゲームとしての幅が欲しかったところ。
勝ちパターン掴むとほとんどのステージそれだけで勝てちゃう。
特定条件を満たしてステージをクリアすると最大で星3つの評価付き、
集めた星の数でギャラリーをアンロック出来るおまけがあるが、
敵の攻撃が激しいので被弾せずクリアの条件だけ地味に面倒。
最初は無視して進むくらいでいいぞ。
そしてNintendo Switch限定の難点は価格と仕様。
値段が2倍(発売記念セールを除けば厳密には3倍以上)する上に、
スペックの関係なのかSteam版に存在するゲームスピード調整機能が無い!
Steamで遊んで好きなゲームだったから、
Nintendo Switch版で勧めやすくなるぞ!と意気込んだ俺に悲しいお知らせ。
別にテンポの悪いゲームではなく、
Nintendo Switchでも問題なく面白いゲームではあるんだが……。
最高で3倍速に出来るSteam版の方が快適性でもコスパでも格段に上と言うしかない。
両方遊んでしまった以上、これを書かないわけにはいかんのだ!いかんのだよ!
クリアまでは評価無視して8時間掛からないくらい。
最高評価を狙ったり、遺跡ステージをやり込んだりするともっと楽しめる。
バランスは大味ではあるが変化球のタワーディフェンスとしてなかなか面白いし、
ストーリーも短編ながらグッとくる展開で良かったぜ。
ちょっとえっちなモンスターもいます。
かわいさは申し分無しなので気になったら是非!