魔剣インキュバス ダウンロード版 | My Nintendo Store（マイニンテンドーストア）
『魔剣インキュバス』のレビュー行くぜ！
俺が遊んだのはNintendo Switch版ね。
パブリッシャー：Eroge Japan/Sanuk
機種：Nintendo Switch/PC
ジャンル：横スクロール格闘RPG
発売日：2022/6/18（PC）2023/6/8（Switch）
価格（税込）：1480～1980円
2021年に発売された同名の18禁横アクションゲームを、
全年齢向けに修正してNintendo SwitchやSteamに移植したものだ。
何ィ～～～！Nintendo Switchにエロゲーの移植だってぇ～～～～！？
別に珍しくもないな……！
と思ったがADVならともかくアクションは珍しい気がする。
そんなわけでグラフィックがチープだったり、
シナリオなど諸々があっさり気味だったりはするんだが、
格闘ゲーっぽいコンボアクションとして結構遊べる作り。
3Dキャラのお色気も攻めた作りだったぜ！
舞台となるのは魔物を率いた魔術師に支配されつつある王国。
主人公である地方領主の娘・アミラの故郷にも魔の手が伸び、
兵と共に戦に出た父親も行方不明となる。
追い詰められたアミラは母親が残した禁断の魔剣インキュバスの封印を解く。
強大な力と引き換えに精気を求め、自我を持ち淫魔の剣インキュバス。
それを振るい、アミラは魔物に挑む！というストーリーだ。
アミラは魔剣インキュバスとの契約で何かの代償を支払ったようだが、
Nintendo Switch次元からの観測だと代償の正体は分からずじまい！
OPに弟も出てくるんだけどシナリオに一切絡まないんだよな……。
別の次元では何かしらあると思われる。
キャラは3Dだが完全な横スクロールの2Dアクションゲーム。
ステージクリア型の構成で、ザコ敵を倒しながら一本道を進み、
奥に待ち受けるボスを倒せばステージクリアだ。
敵を倒してレベルアップして強くなる要素はあるが、
武器や防具といった装備アイテムの概念は無し。
ステージにもギミックやジャンプアクションみたいな要素は一切無いし、
街で情報収集するような場面もない。
とにかく敵とのバトル！バトル！バトル！で突き進む構成だ。
公式が「横スクロール格闘RPG」を名乗っているだけあって、
方向キーとボタンで繰り出せる必殺技の種類はかなり豊富。
ラッシュ技にタックル技、敵のガードゲージを削れるシールドバッシュ、
無敵バリア、広範囲の追尾魔法、超必殺技のビームなどなど。
ほとんどの技はワンボタン設定も可能なため、
コンボから繋げられる超必殺技などを設定しておくと格段に楽になる。
操作感の良いアクションゲームで、
派手な必殺技を繋げまくって敵をボコボコにするのが爽快な作りだ。
大量の敵をなぎ倒すザコ戦に対して、
ボス戦は強敵揃いで攻撃パターンに合わせた必殺技を考えて立ち回りが要求される。
ダウンからの起き上がりで回り込んでくるボスを回転斬りで狩るとか、
タックルしてくるボスをバリアで引っ掛けるとか、
試行錯誤しつつ着実に攻略していくのが楽しい作りで歯応えある。
ガードゲージを削ってピヨらせてコンボ叩き込んで一気に大ダメージ！
が上手く決まると爽快だ。
やっぱりコンボのシメは極太レーザーだよなぁ！
オプションで画質重視とFPS重視を選べるところもちゃんとしてる。
ただ、後半はボスの火力が高くて隙も少なく、
ガードゲージもジワジワ回復するからやや理不尽に感じるのと、
変に凝った事をやろうとしてストレス溜まるだけになってるラスボス戦、
頻繁に使うガードが下ボタンなどは気になったところ。
ただ、成長要素があるので苦戦したらザコ狩りでどうとでもなるし、
ボス戦は独立したステージになってるのでやり直しも容易。
難易度イージーはかなり簡単なのでそっちを選んでも良しと救済措置はある。
リトライの読み込みが短いのもありがたいところだね。
元18禁アクションということでやられアクションが気になるところだが……。
みんなダウンしても蹴りを入れるだけの紳士的なモンスター揃いとなっております。
いや倒れてる女性を蹴る奴を紳士とは呼ばねぇけども！
おい！Nintendo Switchのゲームだってこと忘れてねぇかな！？
とはいえ、これで負けても死体蹴りだけ。言うようなことは起こらないため、
魔剣インキュバスくんが先入観で無礼なことを言っただけになってる。
やっぱ封印されてた剣は言う事が下品でいけねぇや！
スライムに取っ捕まって悶えたりはするし、
ダメージを受けると服が破れたりする要素はあるぞ！
戦闘中に動かせるカメラモードが搭載されていて自由度も高く、
一部の女性タイプの敵をじっくり鑑賞できるのは注目点。
少しローポリなところがPS2時代のRPGのエッチな敵みたいな味わいあって好き。
アミラのコスチュームを変更できる要素もあり、
難易度ノーマルでクリアした段階だと9種類まで増えていた。
下着の色や破損段階なども変更可能だ。
「リボンの外れやすさ」は髪を止めてるリボンのことで、
外れるとポニーテールからロングになる。
この画面で色々なポーズを取らせたり、
ズームしてじっくり見ることもできるサービス仕様となっております。
ズームはこれくらい寄れるし、カメラを真下に持っていくことも可能。
詳細は君たちの目で確かめてもらいたい！
難易度ノーマルであんまり経験値稼ぎせずに進めてクリアまで5時間ほど。
敵や背景グラフィックはチープだし、
シナリオもほぼダイジェストみたいなもので見るとこ無いけど、
低価格の美少女コンボアクションとしてはなかなか遊べる。
ちゃんとアクションゲーム好きな人が作ってるのが分かる手触りだった。
お色気要素も家庭用ゲーム機でこれは攻めてる作り。
強くオススメするほどではないが一見の価値はある1本だぜ。
そしてクリアした後だとオリジナル版もやりたくなってしまうなこれは……！
