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知らない沖縄で、魑魅魍魎と拳で戦え!『沖縄ラッシュ (Okinawa Rush) 』レビュー!【Switch/Xbox/PC】

 

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Steam:沖縄ラッシュ (Okinawa Rush)

 

『沖縄ラッシュ (Okinawa Rush) 』のレビュー行くぜ!

俺がプレイしたのはNintendo Switch版ね。

 


パブリッシャー:No Gravity Games/PixelHeart

機種:Switch/Xbox/PC

ジャンル:アクション

発売日:2021/10/22(PC)2021/10/28(Switch)

価格(税込):1999~239円


 

「俺の知っている沖縄とかなり違う……」

と言いたくなるパワーに溢れた2Dのアクションゲームだ。

ちょっと分かりにくいところもあったが、

ドットで表現された格闘の「型」の数々や、

多数の敵相手に大暴れする爽快感など格別な1本だったぜ。

さすが開発元の名前が「Sokaikan ltd」なだけある!

 

 

全5ステージ構成で、成長要素とストーリーがあるストーリーモードと、

その辺無しでクリア時間が記録されるアーケードモードがある。

難易度は白帯から黒帯まで7段階だ。

この難易度を選択する画面、

難しさに応じて表示される敵とお宝の数が変わるのがいい演出。

プレイアブルキャラは3名となっている。

 

 

いかにもな悪の大ボスが「沖縄は私のものだ...」とか宣言するOPでもう強烈!

 

 

そんなことはさせない!

沖縄は俺たちの手で……沖縄……!?ここ沖縄なのか!?

 

 

「沖縄にゴブリンいるの!?」って驚いたらトロールで安心した。

いやトロールでもおかしいわ!

襲ってくる敵は忍者が中心で、

他にもゾンビ、巨大サソリにピラニア、天狗などなどだ。

ハチャメチャが押し寄せてくる!

 

 

とはいえ、ブラックマンティス一族に盗まれた秘儀の伝書の奪還と、

奪われた息子の救出、殺された仲間の敵討ちと、ストーリー自体はシリアス。

『忍者龍剣伝』辺りを思わせるデモ画面は濃ゆい絵柄で迫力あるぜ。

 

 

ゲームは軽い探索要素のある2Dアクションで、

敵を倒しながら道を開くスイッチや隠し通路を探し、

ボス部屋まで辿り着いて倒せればステージクリアだ。

やられてもチェックポイントから再開できるが、

残機がゼロになったらゲームオーバーとなる。

ステージセレクトがあるのでやり直しはそこまでキツくない。

 

 

使うボタンはジャンプと2つの攻撃の3種類だが、

方向キーとの組み合わせで格闘ゲームばりの多彩な技を繰り出せる。

敵の手裏剣攻撃に合わせてタイミング良く前方向に入力すると、

パリィが発動して手裏剣を叩き落とせる要素もある。

 

 

多彩な格闘技で大量の敵をぶっ飛ばすのがとにかく痛快なゲーム。

パリィの判定も緩いので、手裏剣を捌きながら敵集団をまとめて倒せるし、

ピンチの時はバトルで溜まるゲージを消費した大技で周りの敵を一掃だ!

 

背景の机や樽や壁などなど。

攻撃に合わせて周りのものが景気良く壊れまくるのもめっちゃ楽しい!

カンフー映画っぽさがあって「これだよこれこれ!」ってなるね。

松明を蹴って敵を燃やす要素などもあり、

一部のボス戦ではこれが重要になってくるぞ。

 

 

刀や棒といった武器が手に入ることもあり、すぐに壊れてしまうがこれも強力!

振り回すだけでザコ敵が消し飛んでいく!

 

 

刀の構えも様になってるね。

後ろにいるのはステージに点在してる人質なんだけど、

白塗りのゲイシャとかが混じってたりする。

 

とにかくコンボで敵をボコボコにしていくスピードの速いゲームだが、

主人公のモーションの細かさや、

重さのある効果音などで確かな手応えを感じさせてくれる作りが上手い。

難易度はやや高めだが、

状況に応じた技の使い分けが出来るようになるとグッと楽になってくる。

 

 

ローカライズも問題なし。

たまに変な言い回しが混じったりするが、ゲームの雰囲気に合っててむしろ良い。

敵キャラが主人公のことをさん付けで呼びがちなところ好きだな。

 

 

余裕たっぷりに主人公を迎えるラスボスから溢れる強キャラ感。

 

 

人間をラーメンにして食べるボスとかも出てくる。

セリフはノンキだけど普通にこええ!

 

 

「カンフー堕落師3人」「極悪徳忍者」とか敵の名前もキレ味あるぜ。

 

 

多彩なステージと敵の動きなどグラフィックにも力が入ってる。

操作キャラの演武を見れるモードがあり、

選択した「形」をドットで見せてくれるのが凄いぜ。

 


ただ、先へ進むためのスイッチの場所が分かり難くて迷うことが多いし、

いきなり飛び出すトゲに刺さると一撃死!

配置が結構シビアかつ、細かい避けがし辛い挙動のゲームなのが少しきつい。

ボスの攻撃も一撃死の物があったりと、初見殺しの多さは気になったところ。

真エンドの条件もかなり分かりにくかった。

 

 

あえてやってそうなヘンテコな世界観に加えて、

「武術で戦うアクションゲーム」としてのこだわりが節々から感じられる力作。

ちょっとバランス悪いところもあるが難易度選択もあるし、

2Dアクション好きなら十分楽しめる1本かな。