『ラピスの弾丸』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:kabocha renga
機種:PC
ジャンル:接近戦シューティング
発売日:2023/10/06
価格(税込):250円
5体のボスと戦う2Dのシューティングゲーム。
操作キャラは弾を撃つことができず、敵の弾を撃ち返すことでダメージを与える仕様だ。
「弾を撃たないシューティング」で思い出すのは『愛・超兄貴』だがそれはさておき。
250円のコンパクトな作りとしてよくまとまっていたぞ。
突如あふれ出した強大なエネルギーを悪用して非道な人体実験を行う秘密結社。
そこから離反して自らを改造した良識ある主人公が、
結社の人間を倒していくストーリーが冒頭にちょっと語られる。
5体のボスも可愛いけど、特に会話などはなく倒したら爆発して消えていく。
なんたる諸行無常!悪の秘密結社の構成員に慈悲なし!
一言くらいセリフは欲しかったなぁ。
横視点で1画面のシューティングで、全5ステージはすべてボスとのタイマンのみ。
難易度選択は無し。コンティニューは無限だがステージ最初から。
最初にも書いたが主人公は弾を撃てない。剣を使ったカウンターのみで挑む。
白い弾しか弾けないので、これが飛んでくるまではひたすら弾を避け続ける。
白い弾が来たら右スティックで狙いをつけて溜め攻撃だ!
攻撃を溜めてる時は画面がゆっくりになるので狙いをつけやすい。
弾いた弾を何度も当ててバリアを破壊するとボスが一定時間無防備になるので、
そこを剣でボコボコにしてダメージを与えていくのだ。
しかし、適当に弾いて当てるだけだとなかなかバリアが割れない。
白い弾に他の弾を巻き込むと大きな爆発になってバリアが一気に削れる。
撃ち返し攻撃を溜めるほど弾いた弾がバウンドするようになる。
という仕様になっているので、
敵のパターンを読みながら反射角度をうまく調整していくのだ。
とはいえ、攻撃は時間経過で回復するゲージを使用するので、無駄使いはできない。
ここは自機に向かってくる弾幕が濃いから、まっすぐ弾くだけでいい。
ここはある程度壁にバウンドさせて巻き込んだ方がいい。
と、試行錯誤してバリアをゴリッと削れた瞬間が爽快な作り。
最初はバリア固すぎて全然割れないんだけど!?と苦戦するが、
分かってくるとゴリゴリ削れるようになる。
「敵のバリアが固いゲームに良作無し」
という俺が今考えた格言があるが、
本作はバリア割りの効率化を考えるゲームなのでちゃんと面白いね。
溜め攻撃とは別にゲージを消費して画面をゆっくりにするスローもあるので、
適度に使って弾幕を避ける要素もあるぞ。
主人公の体力ゲージがすぐ回復するので、
効率化やタイムアタックを楽しまないと
ダラダラした戦いになりがちなのは少し気になったが、
250円のワンアイデアゲームとしては面白かった。興味があれば是非。