六本木ヒルズで開催中の『手塚治虫 ブラック・ジャック展』に行ってきたぞ!
期間は10月6日~11月6日なのでもうすぐ終了だ。
『ブラック・ジャック』の50周年を記念したイベントで、
500点以上の原画展示がメインだ。
なんだかんだで手塚治虫作品だと『ブラック・ジャック』が一番好きなので、
終了直前に行ってきたぜ。
それ以外で好きなのは『火の鳥』『三つ目がとおる』『W3』『七色いんこ』辺りかなぁ。
六本木ヒルズ52階のエントランスに巨大な垂れ幕が下がっていて大迫力!
周りには名セリフも貼り出されているぞ。
で、出た~~~~~~!本間先生の名セリフだ~~~~~~~~~!
とりあえずこれを言っておけば間違いない。
52階で普通に眺めがめちゃくちゃ良いので景色も堪能してきた。
フォトスポットも色々。
ブラックジャック先生の家でツーショットが撮れちゃうぜ。
ちょっと可愛い先生を持ってきてるのが良い。
こちらは手術室。
出術台でブラックジャック先生とピノコに腹をかっさばいて貰える!
なかなかキレのあるフォトスポットである。
原作のコマを使ったキャラ紹介パネルなどがあり……。
登場キャラたちを思い出したところでいよいよメインである原画展示コーナーへ。
撮影禁止だが、500点の原画がテーマ別にズラリと並べられており、
その周りに原作のコマが散りばめられてある。
関係者が当時の話や手塚治虫について語る映像や、
劇中で取り上げられた時事問題を理解しやすくするために、
昭和のニュース番組が流れてるコーナーはあるものの音は絞られており、
会場は非常に静か。貴重過ぎる原画の数々を集中して見れる空間になっていた。
かなり混んでいたんだけど、
みんな無言で食い入るように原画を見つめていて緊張感すら漂っていたね。
イベントというより、ブラックジャック先生の手術に同席させてもらっている気分。
手塚治虫本人が残した医療関連のノートなんかもあって凄かったし、
ブラックジャック初登場シーンの原稿はやはり生で見ると震えた。
展示エピソードがとにかく多いから見てるだけでストーリーが思い出せるし、
1部のページやコマだけでも面白い。改めて原作を読み返したくなったね。
先生が子供を「ドラキュラ~ッ!」って脅かすノリの良いシーンの原画もあったぞ!
俺が好きなエピソードは冤罪で捕まりそうになった時に証言してくれた恩人を救うために、ブラックジャックが20億円ポンと支払って病院を買収したりと豪快に走り回る「助け合い」
同窓会を病気で欠席した小学生時代の教師を訪ねたところ、麻薬中毒になっていた上に本当の教師ではなかったと判明する「虚像」
ブラックジャックの友人で、いつも大笑いしていたゲラというあだ名の少年との追憶と別れを描いた「笑い上戸」
宇宙人からの手術依頼というトンデモ度高めの内容で、未知の体内構造に苦労するブラックジャックと、依頼料に関するオチも決まってる「未知への挑戦」
この辺りかなぁ。全部原画あったので堪能してきたぜ。大満足。
会場から出るとメッセージボードが。
ピノコ多め。
熱いメッセージだらけで幅広い世代に愛されるブラックジャックを実感できたのだった。