Night of the Crabz ～カニの頭に気をつけろ～ ダウンロード版 | My Nintendo Store（マイニンテンドーストア）
Night of the Crabz 〜蟹の頭に気をつけろ〜公式サイト
『Night of the Crabz ～カニの頭に気をつけろ～』のレビュー行くぜ！
パブリッシャー：KaminGames
機種：Switch
ジャンル：アドベンチャー
発売日：2024/1/18
価格（税込）：100円
個人スタジオであるKaminGamesから発売される完全新作のアドベンチャーゲームだ。
とある雑誌社に勤める二人の記者が、お化けが出ると話題の旅館に取材に行く。そこで目にした「Beware Crabz Head」というメッセージの謎とは！？これはカニの頭を示しているのはないか！？じゃあカニの頭はどこなのか！？脳みそのある場所が頭ではないか！？カニミソは脳みそなのか！？というような感じで、カニに関する謎にどんどん迫る内容である。
本当にこういうゲームなんだからしょうがないだろ！
ストアページの説明文が大分胸焼けするノリだが、公式サイトに飛ぶとその3倍くらい胸焼けできるので存分に焼いてくれ。ゲームも大体こんなノリだ！
・こんなおかしいゲームが Nintendo Switch™ でリリースされても良いのかっ！？（まあ、変なゲームをリリースしてる人は他にもいるし、べつに気にしなくても良いか……）
せやな。
内容は3DRPG作成ツール『SMILE GAME BUILDER』で作成されたADV。ジャンルは一応ミステリーに入りそうだがゲームの大半はしょうもない無駄話。そこを楽しむゲームなので好み別れるが、個人的には嫌いじゃなかったぜ。
こちらがタイトル画面。「実況OK！」マークが輝く斬新な構成。ロゴにラクガキがしてあったりでいきなり飛ばしてる。「はじめカニ」「つづきカニ」には目を瞑るとして「カニフィグ」は何にも掛かってねぇ！
カニフィグ、内容はまともでした。
禁煙中で水蒸気タバコが手放せない兼城（31歳）と、パチンコとアルコール好きの保村（27歳）が、怪しげな旅館の取材に挑む！一言で言うとダウナー系のおっさんがノリのキツい女に振り回されるボケとツッコミ系の話です。そういうのお好きでしょう？
マップを調べられる軽い探索パートがあり、スマイルゲームビルダーの機能で俯瞰と主観を切り替えられる。このシーンからボタン一つで……。
こうなる！
まあ、探索できる場所は狭くてほぼ一本道なので雰囲気作り。一応途中の選択肢でテキストが変わる要素はあるみたいだ。
おばけ騒動の取材で旅館を調べることになるが、会話の大半がこの二人のボケとツッコミで進行するのでめっちゃゆるい。パロネタにメタネタも満載だ。
安直なメタネタは毒にしかならんからな……。
「暗転ドーン」っていつのネタだよ……今はSwitchの時代だよ？
ショタの話題でわぁい！とか言うのやめろや！まずショタの話題をするな！！
公式サイトに載っていない編集長が一番カワイイとはどういうことだ！説明しろ苗木！
日付が変わると登場人物の服装が変わるのは地味にこだわりを感じる。
Switchで出す個人製作の完全新作なのに100円！すごい！
と思って遊んだら40分くらいでクリアできて「まあ100円だな！」という感想になった。軽く遊べるアホアホなADVが好みならどうぞってところかな。
実況ＯＫを謳っているがどうだろう……実況しながら遊ぶと1～2時間くらいで、突っ込み所しかないゲームなのでギャグが好みに合えば……！
一人＆使用素材の堂々たるスタッフロールは曲に対して尺が足りなかったのか、文字がすごくゆっくり流れるのがちょっと面白い。
公式サイトのノリ通りのゲームで、最初から最後までふざけ倒す脱力ノリはなんだかんだで嫌いじゃなかった。主人公2人も割と気に入ったので、次回作が出たら買ってみるぜ！
