映画の仮面ライダー1号見て帰りにドラゴンクエストモンスターズジョーカー3買ったぜ!
充実した土曜日であった。
仮面ライダーが春にやる映画は頭を抱えたくなる内容のものが多いんだが、
今年は去年の12月にムービー大戦ジェネシスで先行して頭を抱えていたせいかかなり良かった。
いや、同じ金田監督のムービー大戦ジェネシスでも見られた唐突なシーンカットや、
間延びした戦闘にと、
ダメな時のライダー映画っぽいところも多くて手放しには褒められないんだけど、
特にゴーストとスペクターがなかなかアイコンチェンジしねーところなんかは
マジで金田監督…ってなったけど、
藤岡弘、演じる本郷猛の存在感がもうとんでもなくて、最初から最後まで圧倒されたわ。
もう完全に藤岡弘、と本郷猛が一体化しちゃってて、それが尋常じゃない空気を出してる。
画面に映ってるだけでもう画の説得力が違う。
ネオサイクロン号で発進するシーンはセリフ含めて泣きそうになった。
おやっさんの孫娘というかなりハードルの高い役やってた 岡本夏美も頑張ってたなあ。
地獄大使の存在感も良かった。
あと、なんか剣持ってるだけの女が異常に強くて、もうホントおかしいくらい強くて、
なんだこの女…ってなってよく見たら長澤奈央だった。長澤奈央じゃしょうがない。
ゴースト勢も思ったよりちゃんと話に絡んでて、
初代ライダーと最新ライダーが競演する話としてもしっかりしてたね。
これまでは色々と雑なことが多かったから……。
最後の変身の時のタケル殿とのやり取りめっちゃ良かったし、
出番少なかったけどマコト兄ちゃんも良い味出してたし今回井上敏樹はいい仕事してた。
バトルも最後の方は満足。
今回は怪人が少ないせいでノバショッカー戦闘員がオーバーキルされてたけども!
結構賛否ある1号の新しいデザインも映像で見るとよりしっくり来るというか、
変身前の本郷猛が既にショッカー戦闘員より一回りデカいので、
このくらいマッシブじゃないと不自然というか以前の1号だったら逆に変だったな。
元々好きなデザインだったけど動いてるとこを見ると更にいい。
デザインもだけど動きと打撃の一発一発が重くて、
戦闘員や怪人が殴られるたびに「はい死んだー!」「これは死んだー!」ってなった。
仮面ライダーゴーストでもテーマになっている英雄って、
凄い功績があって、多くの人に影響を与えて、
でも、長く語られているうちに神格化された姿と実像がごっちゃになっていったりもするもので。
そう考えると藤岡弘、と本郷猛が一体化していて偉大に戦うこの映画は
まさに英雄である仮面ライダー1号の映画で……みたいな感じで見てた。
演じている藤岡弘、も作っているライダーのスタッフも、見ているファンも
もう藤岡弘、と本郷猛を切り離して考え辛くなっているし、
セリフも作品の内と外の両方に向けられた物が多いし、
劇中での戦いと、作品自体を取り巻く状況を含めて、
45年間戦い抜いた仮面ライダー1号が描かれているというか。
製作側としては「人間としての本郷猛」を描くことを主題としていてそこも良かったんだけど、
俺としては色んな意味で「英雄としての仮面ライダー1号」が伝わってくる映画だと思ったな。
そこら辺抜きにして単純に藤岡弘、に萌える映画としても100点満点で1億点くらいですね。
藤岡弘、が嬉しそうにメシ食ってるだけでこっちも笑顔になっちゃうんですよ!
昭和vs平成で平成ライダー達にムダに辛辣過ぎた記憶が色濃く残っていたから、
時折笑顔を見せながら登場人物と交流するシーンが多いのが本当に見てて癒されたよ……。
今月はウルトラマンの映画もライダーの映画も面白くて満足だ!