絶対SIMPLE主義

Switch/PS4のダウンロード専用ソフトを中心に全方位でゲーム紹介するブログ。SIMPLEシリーズも応援中。

3DS「ハネカエリーノ」レビュー!ブロックくずしだけどブロックくずしじゃない?!テヨンゲーの中でも上位の1作。

teyp (6)

テヨンジャパンの跳ね返るヤツのレビュー行くぜ!

ハネカエリーノ テヨンジャパン公式

ハネカエリーノは2015年の1月14日にテヨンジャパンから配信された3DSダウンロード専用ソフトだ。

価格は500円だったが、以前価格改定されて今は400円。

ポーランドのeyecancerが開発した作品のローカライズね。

テヨンジャパンというとなんともいえないローカライズのセンスでお馴染みだが、

本作はゲーム内にテキストがほとんど無いので、その分公式サイトの文章が怪しい感じになっている。

teyp (5)

ジャンルはアクションパズル。ストーリーなどは無くひたすらに全104ステージに挑む構成だ。

公式では「ブロックくずし」と記載しているが、パドルでボールを弾くのではなく、

プレイヤーがボールを直接動かしてブロックを破壊していくゲームとなっている。

画面内のブロックをすべて破壊すればクリアで、

トゲ付きシャッターや回転ノコギリに触れるとミスでやり直し。

ボールを直接動かせるんだが、進行方向と逆の方向には動かせない。

右に進んでるボールを右上や右下に動かせることは出来ても、

左に動かすことは出来ないってことね。

だからボールの反射を考えたり、わざと壁にぶつけて軌道を変えたりが重要になってくるのだ。

ワープゾーンやボールと同じ色じゃないと壊せないブロック。

ボールの色を変えるブロックなども登場するため、どういう順番で移動するかも考える必要がある。

teyp (2)

緑色のブロックの周りを赤いブロックが囲んでおり、

すぐ近くにボールの色と赤と緑に切り替えるブロックがある…みたいなのとかね。

こういうのがステージが進むとどんどん複雑になっていくぜ。

ギミックとボールの跳ね返りを上手く利用して、どういう順番でブロックを崩していくか。

攻略ルートを考えるパズル要素と、ボールの微調整のアクション要素。

この似ているゲームがあんまり無いプレイ感覚が面白いところだ。

イライラ棒に近いと言えば近いんだが、常にブロックが跳ね回っていてその場で静止とかできないからね。

teyp (3)

ノコギリに触れて死んだ時などに

一瞬でスタート地点から再スタートするリトライの早さもテンポ良し

ノコギリにボールの破片?血?なのがこびりつく演出が細かい。

ちなみに赤色のボールだと赤くなります。

teyp (4)

クリア結果によってステージ毎に3段階の評価がされるシステムで、最高で星3つの評価になる。

よくあるシステムなんだけど「クリアが早ければ高評価」ではなくて、

「時間経過で減るゲージが沢山残っていれば高評価」

「ゲージはブロックを破壊すると少し回復する」

と少し捻ってあるところが個人的に好きなところ。

時間をロスしてもブロックの壊し方を工夫すればカバーできることが多いので、

自分の力で挽回できたぜ!感が大きくて楽しい。

ブロックの少ないステージだと、

その分ブロックを破壊した時のゲージ回復が多くなる調整もしてあるのが細かい。

ブロックを壊したり爆弾ブロックで吹っ飛ばしたりした時のSEが気持ち良いし、

BGMのチップチューンもいい。

難しいステージと簡単なステージを交互にプレイさせてメリハリをつける構成も遊びやすい。

良く出来ているぜ。

teyp (1)

が、欠点は中盤以降。

難しいというよりイライラする。簡単というより手抜きっぽいってステージが増えてくる。

壊せないブロックをボールでステージの端から端まで押していく、

途中で変なところに引っ掛けたらやり直し…とかね。

104ステージもあるせいかどうしても息切れを感じてしまった。

低価格でボリュームを出そうとするのはいいんだけど50ステージくらいでよかったのでは。

teyp (1)

ややバランス悪いところもあるが、500円のDLゲームとしてはかなり遊べる1本。

地味なゲームではあるが遊んでて気持ちいいし悩ませられる。

テヨンジャパンの出したゲームの中でもお気に入りだぜ。