絶対SIMPLE主義

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PS4/Switch「アーケードアーカイブス ダブルドラゴン」レビュー!一世を風靡したベルトスクロールアクション、ここに復刻!

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アーケードアーカイブス ダブルドラゴン 公式

 

アーケードアーカイブス ダブルドラゴンのレビュー行くぜ!

俺が遊んだのは2014年に出たPS4版ね

 


メーカー:ハムスター

機種:PS4/Switch

ジャンル:ベルトスクロールアクションゲーム

発売日:2014年11月27日(PS4)2018年1月18日(Switch)

価格:823円


 

現行機で過去のアーケード作品を復刻するアーケードアーカイブスの1本。

元は1987年にテクノスジャパンから発売され、

一世を風靡して海外でも超大ヒットとなったアーケード用のアクションゲームだ。

 

続編やリメイクもちろん、現在もたまに関連作品が出たりするあまりにも有名な作品。

1年前の1986年に発売された熱血硬派くにおくんと合わせて、

所謂「横スクロールベルトアクションゲーム」

というジャンルを確立させた作品と言われている歴史的な作品

BGM含めてくにおくんシリーズに出てくる

「りゅういち」「りゅうじ」の元ネタでもある。

 

俺はくにおくんは好きなんだけど

ダブドラシリーズはゲームボーイ版をちょっと遊んだくらい。

アーケード版を遊ぶのは今回が初めてだ。

 

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アーケードアーカイブスではオンラインランキングやシェア機能に対応

画面を昔のモニター風にするスキャンライン機能に、

スクリーンサイズの設定、

難易度やプレイヤー数といった必要な機能は一通り搭載している。

 

オンラインランキングはゲーム設定いじっても登録できるのでほぼ機能してない。

最近のアーケードアーカイブスだと

固定された設定でスコアアタックできるモードがあるんだが、

本作はちょっと前に出たヤツなのでナシ。

 

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マニュアルには当時のインストも。イラストがイカす!

 

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ストーリーは腹パンを喰らって悪党に誘拐されたマリアンを救うために、

功夫の使い手であるビリー・リーとジミー・リーの兄弟が死闘に身を投じる、

という王道ノリ。

 

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パンチ、キック、ジャンプ、

そして落ちているバットやドラム缶、岩などを駆使してバトル!

基本的に画面内の敵を全滅させると先に進めるようになる構成だ。

ストリートに工場、森、謎の遺跡など全4ステージで最後にはボスが待ち構える。

 

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ステージ1に出てくる妙にデカいネコはよくネタにされる。

 

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ゲームとしては熱血硬派くにおくんに続くこれぞ「喧嘩アクション」といった内容!

パンチやキック、頭突きにソバット、

ジャンプキックに投げ、肘打ち、そして武器攻撃にと、

実に多彩なアクションでいかにもな悪党共をボコボコに出来る。

敵を怯ませてからの膝蹴り連発なども爽快。

敵を殴った時の重々しい効果音と悲鳴がまた盛り上がるぜ。

まったく悪党の悲鳴は心地良いのぉー!

 

敵の持っているナイフやバットを奪ってカウンターを叩き込んだり、

穴や川に落下すると即死なのを活用して敵をどんどん叩き落したりもできる。

どこを見てもバイオレンスな雰囲気が満点!な楽しいノリ。

個人的には岩やドラムカンを蹴っ飛ばして、並んだザコ敵をストライクするのが好き。

 

タイトル画面でかかるあまりにも有名なメインテーマも最高。

聞いてるだけで血が滾る。ラスボス戦でもう一度流れるのが実に王道で良いぜ!

 

最初のステージから最後のステージの入り口まで、

背景が切れ目無く続いているスケール感も素晴らしい。

ステージ1であるストリートの最後でボスを倒しても画面が暗転せず、

そのまま少し歩いて次のステージである工場が出てくる、

みたいな構成がラストまで続く。さりげなくやってるが感動したわ。

 

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反面、ゲームバランスはかなり厳しく、

絶妙な間合いでこちらの攻撃を避ける敵や、

出の早い攻撃を繰り出してくるボスなどが次々に出てくるので難易度は高い。

後半は複数のボスキャラが同時に出現したりで地獄。

 

ボタン同時押しで繰り出せる「肘打ち」攻撃が、

出が早くて当たり判定が広い上に、

当たると敵を吹っ飛ばせるというパーフェクトな性能。

これを連発していれば簡単に勝てるが、使わないと難易度が10倍くらい跳ね上がる。

 

「初代ダブルドラゴンは肘打ちが強すぎる肘打ちゲー」

と言われているのはよく聞いたが、

実際やってみると敵が強すぎて肘打ちが無いとメチャクチャ辛いゲームだ……!

 

肘打ちを使わない場合はバットなどを上手く活用する必要があるが、

それはそれでバットで延々とふっ飛ばすゲームになるから

肘打ち頼みとあんまり変わんねぇ!

 

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最終ステージも地獄。

強力なザコが次々出てくる上に、ヤリで突いてくる石像などの極悪トラップが登場。

トラップは一撃でこっちの体力の半分以上を奪う上に、

行動パターンが不規則なので避けるのはかなり運が絡む。

一撃喰らうと後ろにふっ飛ばされるのがまたツラい。頑張って進んでもここで残機が一気に減る。

 

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それを乗り越えた先に待ち構えているラスボスの獲物はマシンガン!

弾に当たると即死だ!無慈悲!功夫よりマシンガンの方が強い!

 

くにおくんのラスボスも一撃死だったけど、

あっちはラスボスがハジキを持ったヤクザだったので、

かなりパワーアップしていますね……。

 

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一世を風靡してゲーム業界に多大な影響を与えた歴史的名作だが

今遊ぶとさすがに粗削りに感じてしまう。

個人的にはこの1年前に出たアーケード版の熱血硬派くにおくんの方が

ダウン攻撃などもあり、立ち回りや強力な攻撃のリスクとリターンがしっかりしていて

完成度は上だと思った。

 

アクション映画のようなノリや多彩な技、バイオレンスな雰囲気、BGMは最高なので、

今遊ぶならコンティニューをガンガンして、

肘打ちで敵をブッ飛ばしてワイワイ遊ぶくらいで丁度いいのかもしれないね。

 

というわけでダブドラ1作目を終えたので

ファミコン版や続編にも手を出してみようと思います。