絶対SIMPLE主義

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FC「ダブルドラゴン」レビュー!アーケード版から爽快にパワーアップしたベルトスクロールアクションの金字塔!

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ダブルドラゴン | Wii U | 任天堂

ファミコン版ダブルドラゴン1のレビュー行くぜ!


メーカー:テクノスジャパン

機種:ファミコンソフト

ジャンル:アクション

発売日:1988年4月8日

価格:5800円(税別)

備考:アークシステムワークスより3DS、Wii、WiiUでバーチャルコンソール版が配信中。

価格は514円


1987年にアーケードで稼働し絶大な人気を誇った作品のファミコン移植版。

くにおくんと並ぶテクノスジャパンの代表作だ。2人プレイ可能。

これまで遊んだことが無かったんだが、

今年になってまさかの新作となる「ダブルドラゴン4」が登場したので

良い機会だと思ってバーチャルコンソールでプレイしたぜ。

くにおくんシリーズは何本かやってるんだけどダブドラはほぼノータッチだったんでね。

難易度高めでコンティニュー無しの仕様なので、

「ステージが切り替わった時だけ丸ごと保存機能を使ってもOK」という救済措置を使ってクリアした。

それでもラストつらかったぞ!

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PS4「アーケードアーカイブス ダブルドラゴン」レビュー!

一世を風靡したベルトスクロールアクション、ここに復刻!

奥行きのあるベルトスクロールアクションの元祖と言われている作品だ!

元となるアーケード版の方はPS4のアーケードアーカイブスで配信中。そちらは過去にレビュー済み。

ファミコン版はさすがに当時の家庭用なのでアーケード版からグラフィックは簡略化されているが、

システムにステージ構成、ゲームバランスなどにかなり手が入っていて手触りは違う。

アーケード版より面白かったぜ。これが…ファミコンのダブルドラゴンか!

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ストーリーはOPで腹パンチ喰らって誘拐されたマリアンを助けに行くために、

双截拳の使い手であるビリー&ジミー兄弟が暴力組織「ブラック・ウォリアーズ」に立ち向かうというもの。

アクションゲームのストーリーとして実に分かりやすい。

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操作はAボタンでパンチ、Bボタンでキック。

相手を怯ませてからボタンを押すことで強力な回し蹴りやアッパーでぶっ飛ばしたり、

相手の頭を掴んで顔に膝蹴りの連打を叩きこんだり、相手を投げたりと、

操作は単純だが攻撃するタイミングで多彩な技を繰り出すことが出来るのだ。

ザコ敵もかなり賢い動きをしてくるので最初は苦戦するが、

有効な技を見切り、敵の集団の中で上手く軸をずらて攻撃を避け、

ここぞというタイミングで大技を叩きこんでいくのが爽快!

敵の使うバットやチェーン、爆弾を奪って使うことも可能。

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アーケード版に無かった技も追加されていて、

ダウンした敵をマウントポジションでボコ殴り出来るのが最高!

繰り出せれば大ダメージだ!最初の熱血硬派くにおくんでもこれ強かったなあ。

マウントポジションや顔面膝蹴りの連続で

次々に湧いてくるザコ敵を瞬殺しまくるとテンション上がる!

卑劣な悪党を徹底的にボコるのは気分が良いぜ!

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くにおくんに登場する「りゅういち」「りゅうじ」の元ネタがダブルドラゴンなのは有名だけど、

ドットに関してはこのデフォルメされたファミコン版が一番似てるね。

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アーケード版から大きく違うのは成長システム。

最初はパンチとキックしか使えないが、

敵と戦って得点を稼ぐことでより強力な技を覚える仕様になっている。

なので、序盤はヒット数の多いパンチを使うと早く技を覚えられて後半ちょっと有利になったりする。

技数が少ない序盤が退屈ってわけでもないし、いいアクセントになってると思う。

途中で覚える連続キックの最後の回し蹴りは

高確率で敵に避けられるので出すと不利になるのは困ったが!

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アーケード版からステージ構成が大きく変更されてバランスも良くなった。

まあ、何故かロックマンみたいに足場をジャンプで上手く乗り継がないと

落下して即死する場面が新たに増えたが、

アーケード版後半の鬼畜トラップ地帯が大分緩和されているしまだ許せる範囲……。

アーケード版で最強だった肘打ちも調整されて、使いどころを考えればかなり強いくらいになった。

というか、アーケード版は肘打ちが強いというより肘打ち以外が弱すぎたからな!

ヘタな人でも肘打ちの連発でお手軽にクリア出来るのはそれはそれで長所かもしれないが、

普通に戦えるファミコン版の方が俺は好き。

BGMも聞いた人間の胸の奥で龍が暴れ出すような名曲揃い!

元々、アーケード版の時点で名曲だったんだけど、ファミコン版の方がテンポ早くてカッコいいぜ。

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最終ステージで待ち構えるブラック・ウォリアーズのボスであるウィリー!

アーケード版は1人プレイだとウィリーを倒して終わりで、

2人プレイだとその後に操作しているプレイヤー同士のバトルが始まる。

ファミコン版は1人プレイでも操作していないキャラがラスボスで登場する構成に変更されていて、

遊んでてマジでビックリしたわ!流れるBGMがまた盛り上がる。

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アーケード版と全然違うエンディング画面にもビックリ。

右の机の下にいるネコに注目!

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アーケード版にいたやたらデカいネコ!

アーケード版にいたやたらデカいネコじゃないか!

ファミコン版の背景にいなかったと思ったらまさか飼い猫になっていたとは……!

飼われて丸くなったのか通常ネコサイズに縮小している。

このネコ好きだったので嬉しかった。

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そしてアーケード版のアレンジ移植である本編とは別に対戦モードも存在。

ビリーだけでなく、本編のザコやボスなど6人から選択出来て2P対戦も可能だ。

顔アイコンが悪党みたいなヤツしかいない……って、みんな悪党だったわ!

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ファミコンでは珍しい対戦格闘ゲーム!

しかもこのモード限定でドットをアーケード版に近いデカキャラに描き直してある!

敵キャラが使えるだけでもワクワクするのにこの凝りっぷりはすげぇぜ。

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ファミコン版のダブルドラゴンは今回初めてプレイしたけど今遊んでも面白かった。

終盤の難易度にはケツからドラゴンが出そうになったが、

アーケード版から大きく手が入っていてゲームとしては完全にパワーアップ版だわ。

最初の熱血硬派くにおくんもだけど、

スペックの劣るファミコン版でも新たな要素を盛り込んで、

より面白くしているのがさすがテクノスジャパンだぜ。

次はダブルドラゴンIIのファミコンとアーケード版をクリアしよう……!