エイト・ドラゴン ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
PS5版でトロコンしたので『エイト・ドラゴン』のレビュー行くぜ!
メーカー:eastasiasoft
機種:PS4/PS5/Switch
ジャンル:スクロール格闘アクション
発売日:2021/7/15
価格(税込):800円
最大8人プレイ可能な2Dのベルトスクロールアクションゲームだ。
往年の『ダブルドラゴン』や、
『RENEGADE(熱血硬派くにおくん)』へのリスペクトを感じさせる内容。
ゲームとしては大分甘い作りではあるんだが、
ちゃんと好きな人が作ってると思わせる手触りで悪くはなかった!
モードは軽いデモとエンディングで一枚絵が出るストーリー。
ステージ構成がストーリーと異なるアーケードとスーパーアーケード。
好きなステージを選んで遊ぶスコアアタックの4つ。
オプションで難易度だけでなくゲームスピードまで変更できるのは変わってる。
難易度イージーでスピード最高速にするのが一番気持ち良く遊べるかな。
使えるキャラは8名だ。
みんな『ファイナルファイト』に面接落ちしたようなパッとしない風貌……!
それぞれライフ、攻撃力、スピードに差はあるが、
使う技に関してはみんな同じ性能っぽかったな。
雑なダブルドラゴンをやった後に、最初の敵が高速で突っ込んでくるバイクというステージ構成に震えてる #PS5Share, #EightDragons pic.twitter.com/SGA2aMY3pp
— ラー油/Vゲームブロガーらあゆちゃん (@daikai6) July 14, 2021
ストーリーモードだと操作キャラの知り合いが誘拐されたり、
殺されたりするシーンから始まるぞ。随分と雑な『ダブルドラゴン』だな!
パンチ、キック、ジャンプ、ダッシュ攻撃や飛び蹴り、
ダウンした相手への馬乗りパンチ、
敵を怯ませてからの掴みや投げを駆使して悪党をボコボコにしていく!
敵の鈍器を奪って使ったりは出来るし、
ゴミ箱を壊して回復アイテムのハンバーガーを拾ったりと王道の作り。
タックル系以外の攻撃を避けられる「しゃがみ避け」なんかは特色と言えるか。
ザコ敵をボコってると、他のザコ敵が後ろから回り込んで殴ってくるので、
適度なところで距離を取ったり、
正面のザコを後ろに投げて吹っ飛ばすのが重要になってくる。
ボスは近づこうとすると間合いを取って来るし、割といやらしい動きの敵が多いね。
ステージもストリートにバーに駅のホームに車内に悪党のオフィスにとお約束。
投げでザコ敵をホームに落とすと即死だ!
敵への向きで出る攻撃が変化したりと、
全体的に『RENEGADE(熱血硬派くにおくん)』の影響が強い作風だな。
海外版のみすずそのまんまのキャラがいたりするし……。
比較!そのまんまじゃねーか!
他にも背景の街に『RENEGADE』『Final Flight』『Sweets of Rage』『Rjver City』などと、
もうちょっとオブラートに包めや!と言いたくなる直球のリスペクト表現が溢れてる。
ボスで銃をぶっ放すマフィアが出てくるのもそれっぽい。
即死ではないが当たると大ダメージだ。
後半はタックルしてくる大男、みすず、銃持ちのマフィアの3体が、
同時出現する理不尽なボスラッシュステージあってヤケクソ過ぎるぞ!
ボスはきっちり間合い取ってくるし、
ダウンしてもプレイヤーが近くにいると起き上がらないので起き攻めが出来ない。
ゴリ押しはさせないという開発の意志を感じる。
まあ、それはそれとしてハメ技が効いたりはするんだが……。
めっちゃダサいジャンプキックを筆頭にグラフィックはB級感満点で、
BGMもかなり浮いてるが、
ベルトスクロールアクションとしてはそこそこ基本は押さえてある。
ただ、オリジナリティは無いし爽快感もザコ敵の個性も薄かったりと、全体的に地味。
難易度上げるとザコの超反応っぷりでかなり苦戦を強いられるバランスだ。
俺は1人プレイしか出来なかったが、最大8人プレイ可能で、
プレイヤーの数によって敵の数も増えるっぽいので、
みんなでワイワイやったら印象も変わるかな。
eastasiasoftのゲームはトロコンが簡単なものが多く、
適当に1時間くらいやればコンプ出来たりするんだが、
本作はストーリーモードを8人全員でクリアし、
アーケードとスーパーアーケードも1回クリアする必要があるから結構手間だ。
まあ、1周が短いしアクションゲーム慣れてればサクッと行けるバランスではあるか。
色々ショボいが、ちゃんと好きな人が作っている手触りにはなっている。
『ダブルドラゴン』や『熱血硬派くにおくん』が好きなら、
まあパチモノとして値段分は楽しめるかなって1本だった。
個人的には嫌いじゃないぜ!