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「ダブルドラゴン4」レビュー!作り手の気合とセンスが時代に追いつけていない悲しき1本!【PS4/Steam/Switch】

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DOUBLE DRAGON IV | ARC SYSTEM WORKS

 

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俺がプレイ済みのダブドラレビューはこちら。

そういえば4の予習で色々やってたんだったな……。

 


メーカー:アークシステムワークス

機種:PS4/Switch/Steam/Xbox One

ジャンル:アクションゲーム

発売日:2017/01/31(Steam)2017/02/04(PS4)2017/09/07(Switch)

価格:税込800円


 

ダブルドラゴン4はシリーズ30周年を記念して制作された

ファミコン風のナンバリング新作!

オリジナルのスタッフが再結集して制作され、

時系列もファミコン版2の後になっているぜ。

 

割と期待していた作品で、沢山出てくる敵キャラを使えたり、

対戦モードがあったり歴代キャラが登場したりと気合は入っているんだが、

色んな意味で空回りしているというか

作り手のセンスの古さがモロに出ていてかなり悲しい内容だったぜ!

 

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敵を全滅させてひたすら進んでいく、昔ながらの2Dベルトアクションゲーム。

ビリー&ジミーのダブルドラゴン兄弟を操作し、

またしても誘拐された恋人マリアン救出に向かう!

 

ストーリーモードは全12ステージ。

ひたすら敵を戦いながら塔を登っていく内容で、

進めていくと20人以上いる敵キャラをそれぞれ使えるようになるタワーモードや、

対戦モードも搭載。

BGMも現代風と8bitの2種類から選べたり、シリーズ30周年らしいゴージャスな内容。

 

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基本はパンチ、キック、ジャンプだが、敵の体制を崩して投げ飛ばしたり

着地際などにボタン入力することで必殺技を繰り出せたりと、

少ないボタンで多彩な技をガンガン繰り出して敵を薙ぎ倒せるゲームになっているのだ!

 

着地した瞬間にパンチ入力で強烈なアッパーカットである天殺龍神拳!

着地した瞬間にキック入力で強烈な膝蹴りである爆魔龍神脚!

ジャンプの頂点にキック入力で相手を弾き飛ばす回転技である龍尾嵐風脚!

新技としてヘッドバッドからの分岐となる回転ヘッドバッドなんかもある。

 

同時押しで出る技がボタンに割り振られていたり、判定が甘くなっていたり、

過去作に比べると必殺技は出しやすくなっているね。

技の組み合わせでコンボを繋げられるようになるとサクサク敵を倒せる。

 

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新規に描き下ろされたステージを舞台に、

ブルノフやアボボを筆頭に歴代シリーズの敵が次々に登場する。

敵が本気で殺しに来る動きがなんとも嬉しく感じたぜ。

 

ザコ敵ですらこっちの攻撃がギリギリ当たらない位置に間合いを取ってくるので、

一瞬のスキをついて攻撃を叩きこむ必要があるし、

こっちがダウンから起き上がる時にしっかり起き攻めを仕掛けてくるので、

起き上がり攻撃でカウンターを叩きこむ必要もある。

アーケード版のダブルドラゴンや、1作目の熱血硬派くにおくんを思わせる手ごたえ。

往年のテクノスジャパン作品っぽい。まあ、嬉しかったのは最初だけだったが……。

 

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ドット絵で描かれた背景もいい感じ。

初代ダブドラを遊んでいるとニヤリとさせられるシーンもあったりファンサービスも上々だ。

 

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ひたすら出てくる敵を倒し続けて進むタワーモードは

プレイすると敵キャラが使用可能になるし、

ストーリーモードに出てこない歴代キャラも次々に登場。

 

単純でそこそこ楽しいんだが、

途中から一撃で大ダメージを与える銃をぶっ放してくる敵が出て来るし、

体力が一切回復しない。

使用キャラをすべてアンロックする条件である40階到達と、

トロフィーの条件である100階到達を目指すと地獄!

 

敵キャラの中にはチート技を持っているキャラもいるし、

ストーリーモードとタワーモード共通で、画面一番下が安全地帯という裏技がある。

この裏技と強キャラを使った上で、死に物狂いでやらないと突破不可能な難しさだ。つらい。

 

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使えるキャラはアボボなどのボスキャラはもちろん、ダブルドラゴン3のキャラも登場。

ダブルドラゴン2のラスボスである「なぞのかくとうか」も使用可能で感動したわ。

 

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貫禄の最強キャラでもある。

タワーモード攻略するならコイツ以外ムリだと思う。

 

敵キャラにも固有のモーションと様々な技が用意されていて凝っているんだが、

遊んでいると主人公のダブルドラゴン兄弟は

そこら辺のザコキャラより性能が下であることが判明して悲しい……。

技数こそ多いけど飛び道具持ってるザコキャラの方が圧倒的に強いぞ!

 

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そんな気合の入った内容ではあるんだが、肝心のゲームバランスは理不尽さが強い。

最初は「敵が強い!熱いなこれ!燃えて来たーーーー!」となるんだが、

やればやるほど「これ単にバランスが悪いだけでは?!」という気持ちに。

 

平坦なステージにきっちりした動きで

きっちりした攻撃をしてくる敵が6人とか7人とか出てきて、

みんなできっちり起き攻めしてくるから中盤からマジできつい。

起き上がり攻撃を駆使しても敵が鬼のような猛攻を仕掛けてくる。

 

最新ハードで沢山敵を出せるからってバランス考えずに配置しちゃった感あるぜ。

元になっているファミコン版ダブルドラゴン1や2くらいに

1画面に登場する敵が少なかったら問題無かったと思うんだけど……。

そして難易度は設定不可能なのでここから易しくは出来ない。

 

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奥行きの無いステージなのに

高速で移動しながら飛び道具を投げてくるザコ敵が出て来たり。

どうにも遊んでいててストレスが溜まる箇所が多い。

ラスボスとそれまでの流れもなんだかあっけなくて印象に残らない。

 

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回転する足場を乗り継ぐ箇所もあって面倒。落下は一撃死ッ!

元々、ダブルドラゴンは面白いけどジャンプアクションパートは

遊んでてつまんないし理不尽だしで不要と思っていた俺としては非常に不満。

 

昔のアーケード版などに比べれば簡単になってはいるんだけど、

そこまでして入れる必要ないでしょ!

また変に長いから繰り返しプレイの時にだるい。

 

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敵が山ほど出てくる上に3択の分岐を間違えると延々と戻される無限ループステージとか、

いかにも入ってくださいと配置してある扉をスルーして、

画面右に進まないと無限ループするステージとか、

悪い意味でファミコンのゲームみたいなノリ。こういうのは「時代遅れ」なだけ。

 

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ファミコン版ダブルドラゴン2は

上手く使えばザコ敵を瞬殺できる楽しいギミックが多かったんだが、

本作ではそういうのがほとんどないのも面白くない。ステージ数こそ多いが、

平坦なシーンと、こういうトラップがお約束的だからとりあえず入れましたってシーンが続く。

 

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間違いなく、800円のナンバリング新作として力も気合も入った作品ではある。

ただ、作り手のセンスの古さがモロに出ていて、

やり込めばやり込むほど悲しくなってくる作りだった。

 

ゲームバランスに関しては「ファミコン時代のアクションゲームらしい理不尽さ」

という解釈をする意見が多かったんだけど俺はそれだけじゃないと思う。

 

昔のアクションゲームみたいな強さの敵が、

昔のアクションゲームではありえない数で登場してボコボコにされるとか、

ファミコン版の感覚のまま現代のゲーム機でゲームを作っちゃったからこそのバランスの悪さ。

スタッフインタビューにファミコンの感覚で作ったら

ステージが長くなってしまったので削ったと書いてあり、

なるほどと納得するしかない。

当時の感覚で作ったのが悪い方向に働いている箇所が目立つわ。

 

色んな敵キャラを使うのは凄く楽しかっただけに残念……。

3DSのくにおくんも最初はアレだったけど

シリーズを重ねて着実に完成度を上げていったので、

今回復活したダブルドラゴンもこれだけで終わらせず、なんとか次に繋げて欲しいぜ。