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PS4/Switch「ドラゴンボールゼノバース2」レビュー!圧巻の物量!俺がドラゴンボールの世界で大冒険出来る作品だった!

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ドラゴンボール ゼノバース2 | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト

 

待たせたな!ドラゴンボールゼノバース2のレビュー行くぜ!

 


メーカー:バンダイナムコエンターテイメント

機種:PS4/Switch

ジャンル:ドラゴンボールアクション

発売日:2016年11月2日(PS4)2017年9月7日(Switch)

価格:税抜7600円


 

世界中でヒットを飛ばしたドラゴンボールのアクションゲーム第二弾!

俺は前作をやっていないので今回が初プレイ。

 

凄いゲームだったぜ……!

あらゆる部分に圧倒的な物量が投入されていて

ドラゴンボールの世界にどっぷり浸れる。

超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人並みのゲームだった!

 

 

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タイムパトロールの一員となって

ドラゴンボールの歴史を歴史改変から守るアクションゲームだ。

ドラゴンボールの世界がごちゃ混ぜに融合しているカオスな街である

「コントン都」が拠点。

 

そこからメインストーリーを進めたり、

本編に関わらない様々なミッションに挑んだり、

原作キャラに弟子入りして技を教えて貰ったり、

着せ替え装備を買ったりして主人公を強くしていく。

オンラインで他のプレイヤーと対戦・協力もアリ。

 

主人公は人間、サイヤ人、フリーザ族、魔人、ナメック星人から選択可能。

フリーザ族とナメック星人以外は性別も選べる。

 

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俺は女サイヤ人でクールな顔立ちにしてみた。

名前はドラゴンボールらしくラー油をもじって「ユラ」で。

手に入るコスチュームは膨大な種類があるので学生服をベースにコーディネート。

カラーリングは双葉理保をイメージした水色。

 

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イエーイ!カカロット見てるー?!

 

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バトルは3D空間を舞台に、

複数のキャラが入り乱れて乱戦を繰り広げる対戦アクションゲーム。

高速で飛び回ったり、ゲージを溜めて必殺技の打ち合いをしたり、

素早く敵の背後に回り込んでラッシュを叩きこんだり。

高度調整など操作はやや慣れがいるが、

ドラゴンボールらしいスピーディな戦いがカンタンに味わえる作りだ。

ドラゴンボールスパーキングシリーズに近いが、あっちよりはシステムがシンプル。

 

ドラゴンボールのゲームは毎回効果音がアニメまんまなのがたまんねぇぜ!

エネルギー弾の音や打撃を叩きこんでる時の音や、

浮いてる時の音、着地した時の音までそのまんま。

アクションゲームとして動かしているだけで楽しい手触りに一役買っている。

 

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メインストーリーは暗黒魔界の住人であるトワの野望を阻止するために、

改変されたドラゴンボールの歴史を

トランクス、時の界王神、老界王神らと共に修正していく内容。

 

ラディッツがめっちゃ強くなって悟空とピッコロでも歯が立たなくなったり、

ナメック星でクリリンと悟飯がドドリアから逃げられなくなったり。

スラッグやターレスと言った本来いないはずの映画キャラが乱入してきたり。

ドラゴンボールの歴史が狂う!

 

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そこに主人公が介入して歴史通りになるように戦う!という流れだ。

一緒に戦うぜクリリン!ドドリアから逃げるんだ!

今は生き延びて、それから歴史通りフリーザに殺されてくれ!

 

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ストーリーはサイヤ人襲来編から復活のFまでをハイスピードで駆け抜ける。

 

「こんなゲーム買うくらいだから原作のストーリーは大体分かるでしょ?」

と言わんばかりのダイジェスト展開で進むメインストーリーだが、

原作の盛り上がるシーンはそこそこ再現されているし、

「そこを改変するんだ?!」というシーンも多くてニヤリとさせられる。

 

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歴史改変で結婚の心配をされるクリリン。

心配するところそこかよ?!重要だけども!

 

ストーリーが進むと複数のキャラが入り乱れて複雑な展開になっていくし、

バーダックと未来悟飯関連のイベントや終盤の展開は熱い。

未来悟飯は出すと無条件で盛り上がるからずるいよなー。

ビルス様の扱いもちょうど良かった。

 

原作の細かい設定の拾い方や主人公の絡ませ方と盛り上げ方なども

「分かってるなあ!」と唸ったぜ。

前作やっていることが前提の展開もあったが、2から入った俺も最後まで楽しめた。

 

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……と、そんなストーリーもなかなかのデキだが、

どちらかというと街を飛び回ってサブイベントをクリアして

アイテムや技をゲットしたり、

原作キャラに弟子入りして技を学んだり、

経験値を溜めて主人公をレベルアップさせたりといった

冒険&育成がゲームのメインと言っていい。

 

覚えた技は自由にカスタマイズできるので、

かめはめ波とギャリック砲と気円斬の3つをセットしたりも可能だ。

主人公のタイプに合わせて打撃技と光線技のバランスを考えてセットしよう!

 

サイヤ人ならスーパーサイヤ人化を習得したり、

ナメック星人なら巨大化を習得したりと言った固有イベントもある。

 

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女サイヤ人に魔族コスとメガネつけて超3化するとこうなります。

 

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弟子入り出来るキャラは数十人。

悟空やベジータ、ピッコロにビルス様はもちろん、

ヤムチャどころかフリーザやクウラ、ザーボン、ドドリア、ブロリーみたいな

悪役キャラにも弟子入りが可能。

 

先生から与えられた特殊な条件のミッションをクリアしていくと、

色んな技を教えて貰えて交流も深まっていくという流れ。

ベジータとかは頑張るといい感じに褒めてくれるのが素で嬉しくなるし、

普通の会話が出来ること自体が新鮮なキャラも多いから

どんどん弟子入りしたくなるね。

 

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スラッグと世間話出来るドラゴンボールのゲーム初めて見た!

ターレスも原作セリフ交えながら結構ノリノリで勧誘してくるのがいい。

 

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ブロリーは弟子とか取らないだろって思ったら、

「主人公がブロリーの技をマネしながら付きまとってくるので、

カカロットを探す奴隷として少しずつ認める」

みたいな流れにしてるのが上手いと思った。

 

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ブロリーとイチャイチャできるの最高に楽しい。

ブロリーの「あの連続エネルギー弾」も覚えられるしこれがまたすげぇ強かったリ。

 

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悟飯ちゃんに弟子入りしたらこのセリフで限界だと思った。

 

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魔貫光殺砲-----ッ!

お馴染みの技を自分で繰り出せるのはテンション上がる!

 

先生システムの他にもグレートサイヤマン3号となって悪と戦うとか、

ナメック星でネイルさんと一緒にフリーザ一味と戦うとか、

魔人ブウの家に行って食べ物集めの依頼を受けるとか、

フリーザ軍に新入りとして潜入して権力争いに巻き込まれるとか、

ドラゴンボールの世界に俺という異物が入り込んでる感が素晴らしい。

 

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特にフリーザ軍のイベントがスゴかった。

スーパーファミコンの「ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説」に出て来た

ザコキャラが総登場するのも感動したし、

ドドリアとザーボンのどちらの部下になるかとか、

ギニュー特戦隊の新メンバーになるとか、

どんどん出世してのし上がっていくのが楽しすぎる、

 

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そこら辺を歩いてる大勢のモブキャラのセリフが数パターンあって、

イベントが進行すると内容が変わる上に、

主人公の種族によっても微妙にテキストが変化するとか凝りまくり。

このアプールとさりげない友情が生まれるノリとか実にいい。

 

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ギニュー特戦隊との雑談もハズレ無しの面白さ。

 

ドラゴンボールのゲームだとギニュー隊長がやたら良い人になることが多いんだが、

ゼノバース2も御多分に漏れずというかめっちゃ良い事ばかり言う。

 

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なんでこんな良い人が、

宇宙地上げ屋のフリーザ軍のトップとして働いている上に

奥の手が体を入れ替える反則技なんだろう……って、

思っちゃうくらいのストップ高っぷりですよギニュー隊長!

 

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ミッションクリア報酬やショップでは着せ替えアイテムが手に入るが、

有名なコスから「誰が覚えているんだ?」と言いたくなるマニアックなコスまで

種類がめっちゃ多いので、

着せ替えシステムもドラゴンボールも好きな俺としてはご褒美。

 

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クウラ機甲戦隊のコスあるの嬉しい!カッコいい!女サイヤ人に着せるとエロい!

 

悟空の道着やサイヤ人の戦闘服、

スカウターとかのメジャーなものでもマークや種類違いで何種類もある上に、

「ピッコロがアニメオリジナルの免許回で来ていたシャツ」だの、

「ビーデルがスポポビッチにやられた後に仙豆で復活した時に着ていた服」だの、

「クリリンがナメック星に出発する時に被っていた帽子」だの、

「悟空がセルゲーム前の休息時に来ていたジャケット」だの、

存在自体がカルトクイズみたいなコスチュームまで充実してるのずる過ぎる。

 

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しかも、特定のコスチュームを着て

特定のキャラに話しかけると会話が変化するという小ネタも。

「クウラ機甲戦隊の戦闘服を着てギニュー隊長に話しかける」

っていう狭い組み合わせにまで

特殊会話が用意されてる時点でかなりビックリしたが……。

 

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免許回でピッコロが着ていたシャツでピッコロに話しかけた時にも会話あるのは

スタッフ馬鹿じゃねーの?!ってなった。

こういうところ含めて、マメに変化する会話など

一体どれだけの分量があるんだと

言いたくなるくらい細かいテキストが多いのが凄まじい。

 

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オンラインで他のユーザーとコミュニケーションを取る時に使えるエモーションに、

ベジータのビンゴダンスに、ピースして「優勝したもんね!」と叫ぶ動きや、

ジャコのエリートポーズがあったり、

ギニュー特戦隊のキメポーズも全員分あったりとか、

こういうところのネタも抜かりなし。

オフラインで一人プレイしてる時も使えるので

ビンゴダンスでベジータを煽ったりして遊んでたわ。

 

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主人公以外の好きなキャラを3人まで選んで戦えるパラレルクエストも存在。

様々な条件下で戦うミッションが100近く用意されていて、

フィールドのあちこちで見つかるものもあれば、自動で選べるようになるものまで様々。

街の中心部にある施設でリストから自由にプレイ可能で、

難しいミッションではオンラインで他のプレイヤーとも共闘が出来る。

 

やや作業的なミッションも多いが、

たまに出オチ的なものがあって笑えるし、

ドラゴンボールGTのキャラなどここでしか登場しないキャラも多い。

ちょっとした掛け合いやボイスの種類も豊富なので色んなキャラを試すのも面白い。

ピッコロとビルス様を戦わせると専用の掛け合いがあったりとにかく細かいのだ。

 

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そんなわけで大変盛り沢山なドラゴンボールゼノバース2。

欠点としては使いやすい技と使い辛い技がかなりハッキリ分かれてて、

ある程度やり込むと同じような動きで敵を攻撃し続けるようになるのでやや大味。

超必殺技が異常に当てづらかったリ、

かと思うとナッパの「クンッ!」が異常に強かったリも。

 

メインストーリーの難易度が高めで、

回復アイテムを購入してバトル中に使えるシステムがあるが

それでも苦戦するステージは苦戦する。寄り道して鍛えるのが前提のバランスだ。

敵の数が多いから難しいとか、

ゲージの長さに頼ったカウンターを連発してくるから難しいとか、

そういうミッションがちょっと目立つかなー。

 

効果音が完成度高いだけにBGMがゲームオリジナルで、

それでいてあんまドラゴンボールっぽくないのは気になった。

 

街のどこかでプレイできるオンライン向けのエキスパートミッションが

多人数でプレイする特殊ボス戦的な内容なんだけど、

どれもムリヤリ戦闘を引き延ばす要素を入れたような内容。

しかもミッション事に場所が違うのに全体マップに表示されず、

リストから飛べたりも出来ないっていう遊ばせる気があるのか怪しい仕様。

 

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最長老の家でのイベントを進めると頻繁にやる事になる

ドラゴンボール捜しミッションもめっちゃつまんない。

まず出ている敵をすべて倒し、その後マップを飛び回って

1個1個ドラゴンボールを拾うだけの内容だからダラダラしてて疲れる。

このドラゴンボール2個を抱えて動き回れる感じは好きなんだが。

 

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あと最長老様、こんなデカかったっけ!?!

 

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イベント数、技、コスチューム、ボイス、テキスト。

「どこを切ってもドラゴンボールが出てくる」と言いたくなる密度で、

まさにドラゴンボールバカが作ったドラゴンボールゲーム!

小ネタの多さなどはブログ記事ではとても書ききれない。

 

ドラゴンボールは原作全巻見てて

アニメや映画もリアルタイムで大体見てた俺としては最高の1本だったぜ!

アクションゲームとして大味な部分もあるが、

遊んでて「楽しい!」って何回言ったか分からないくらい楽しかった!

俺が!ドラゴンボールの世界で!みんなと一緒に!冒険してる!

まさしくそんな内容。

 

今後もDLCが配信されるのでまた継続して遊んでいこうと思う。

サンキュー!ドラゴンボール!