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PS4/XBOXONE「ファイナルファンタジー15」レビュー!辛いこともあったけど、忘れられない旅だった。

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FINAL FANTASY XV (ファイナルファンタジー15) | SQUARE ENIX

 

FF15のレビュー行くぜ!

 


メーカー:スクウェア・エニックス

機種:PS4/XBOXONE用パッケージソフト

ジャンル:RPG

発売日:2016年11月30日

価格:税抜8800円


 

長い長い開発期間を経てついに発売!

イケメン4人が車で旅をしまくるオープンワールドRPGということで、

発売前から強烈に面白そうなオーラが凄かったので絶対買わねばと購入。

ナンバリングのFFをプレイするのは10以来なので久々にFFに触れるぜ。

 

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トロフィー全部取ってプティウォス遺跡もクリアして80時間ほどプレイ!

欠点を挙げようと思えばいくらでも挙げられる内容ではあった。

それでも、良い作品だった……!

2016年発売タイトルでトップクラスに印象に残ったタイトルになったわ。

 

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ストーリーは、戦争状態にあったルシス王国とニフルハイム帝国が停戦協定を結ぶことになり、

和平の証としてルシスの王子であるノクティスと

帝国属州のテネブラエの令嬢であるルナフレーナの結婚が決まる。

結婚式のために3人の親友と共に父親の愛車レガリアで旅に出るが、

なんやかんやあって世界中を回ってスゴいパワーを集めて帝国と戦うことになった!

悪の大帝国許さねぇ!探求の旅ははじまった!という内容だ。

 

CG映画であるキングスグレイブFF15では序盤の展開を別視点で描いており、

見なくても問題無いけど、見ておくと話の理解度が段違い。

ド派手なアクションも楽しいので単純にCG映画としてもオススメしたい。

 

また、youtubeで無料配信されているアニメのブラザーフッドFF15では、

本編を補完するエピソードやキャラの過去を描いたエピソードが展開され、

こちらも見なくても問題無いけど見ておくとより楽しめるし、

ブラザーフッドのエピソードを踏まえたサブイベントも一部あったりする。

 

まったく事前準備が大変なゲームだな!

ブラザーフッドFF15はゲームやってから見ると、

帝国兵が邪魔してくるシーンのそれっぽさが凄くて笑える。

 

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ゲームは主人公であるノクティス王子と、

その親友であるグラディオラス、プロンプト、イグニスの4人旅。

父親から預かった車に乗って広大な世界を冒険する。

メインストーリーを進めても良いし、

寄り道して膨大なサブクエストや探索を楽しんでも良しな作り。

 

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戦闘はほぼアクションゲームに近い作りで、

プレイヤーはノクティス王子を操作して

自由にフィールドを動き回りながら他の3人と強力して戦う。

基本操作は〇ボタン押しっぱなしで攻撃、□ボタン押しっぱなしで回避と単純。

 

だがもちろんそれだけじゃない。

複数の敵をまとめて攻撃出来る魔法攻撃もあるし、

敵の攻撃に対してタイミング良くガードすることでカウンター攻撃を行うバリィもあるし、

4つの武器を自由に装備して戦闘中の好きなタイミングで切り替えられるし、

仲間の3人はそれぞれ大ダメージを与えられるスキルやパワーアップさせるスキル、

敵を弱体化させるスキルなど様々なスキルを持っている。

 

敵との攻防でゲージを貯めると強力なファントムソードも発動可能!

一定時間ノクティス王子が持っている力を解放して

複数の武器でラッシュ攻撃を行うので一発逆転も可能だ。

 

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そして何と言っても熱いのがシフトでの攻防!

「武器を投げた場所にワープする」という能力で、移動にも攻撃にも使用可能。

遠くにワープして難を逃れたり、ロックオンした敵にワープ攻撃を仕掛けたり。

 

シフトでの攻撃は敵との距離が離れているほど威力が増すし、

さらに敵の背後から攻撃すればバックアタックでダメージ増。

なので、シフトでフィールドをビュンビュン飛び回りながら

敵にガンガン攻撃するプレイになるぜ。

 

シフトの使用はMPを消費するが、

フィールドに存在する特定の場所にワープするマップシフトを行うことで

ゲージを全回復可能だ。

 

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これらのシステムを生かし、フィールドを立体的に使いながら

仲間と協力して敵と戦いを繰り広げるのがめっちゃ爽快!

シームレスに展開するザコ戦はスピーディでサクサク進むし、

ドデカいボスとの戦闘も血が滾る!

パリィで敵の攻撃にカウンターをバシバシ決めてボコるのもいい!

とにかく攻撃やカウンターの感触が気持ちいいのよね。

ザコと延々と戦ってても楽しい。

 

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ボス強ええ!と思っても相手の弱点属性を考えて装備を見直したり、

敵の弱点をロックオンして破壊したりするとなんとかなったり。

アクションが苦手な人用に操作していない間は

しばらく時間が止まる伝統の「ウェイト」モードがあったり。

ここら辺は実にFFって感じするねえ。

 

装備でステータスが大きく変動する作りなので、

強敵相手の時は装備の見直しがマジ重要だぜ。

 

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広大なフィールドを旅するノクティス王子と3人の仲間たちは

仲良しな今時の若者って感じで戦闘でも移動でもノリがめっちゃ軽い。

デカいモンスター相手だと「うわ、マジであれと戦うの?」とか言うし、

新しい場所に付いたら子供みたいにはしゃぐし、

歩いてる最中でも雑談をしたり、スマホのゲームの話をしたり。

 

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会話のパターンは驚くほどに膨大で、

何十時間プレイしても聞いたこと無いセリフが出てくるくらい。

新しい場所に付く度に、状況に変化がある度に何か喋るし、

状況に何も変化が無くてもそれはそれで喋る。

 

これが良いんだこのゲーム。

キャラのちょっとしたやり取りが膨大かつ実に生き生きとしているから、

あちこちうろついて会話を聞いているだけで楽しいし、キャラへの愛着も深まっていく。

 

4人とも黒づくめでイケメンで

行動がいちいちスタイリッシュっていういかにもなビジュアルなのに、

子供みたいだったりやたら庶民的だったりするギャップがまた笑えていい。

世界の命運を背負ってはいるけど、

4人とも普通の若者なんだよなってのが自然と心に入ってくる。

 

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服は着替えることが出来るものの、カジュアルスタイルに着替えると

完全にそこら辺にいる兄ちゃんにしか見えなくなるのがまた笑う。

 

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カジュアルなノクティス王子は王子オーラが無さ過ぎてずるい。

 

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王子たち以外の脇役たちもいい味出してる。

基本的にパーティが男4人だからこそ輝くメカニックのシドニー!

「こんな服装した女がウロウロしてたらまずいですよ!」

って言いたくなるエロ可愛さ。

 

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FFシリーズではお馴染みシド。

要所要所のセリフに非常に重みがあって、

クリアしてから聞くと本当に色んな気持ちが湧き上がってくるぜ。

 

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グラディオラスの妹であるイリス!

正統派の元気な妹キャラでもっと出番欲しかったなあ。

他にも帝国のアラネアさんとか、ビックスとウェッジとかも魅力的だったぜ。

 

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訪れることになる街の作り込みも凄い。

大きな街の数があんまり無いのは残念だが、

その分だけ街並みや住人が生活している様子など作り込まれていて見どころ満載。

観光地気分で隅々まで歩きたくなるぜ。

 

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カジュアルなノクティス王子を横に立たせて通行人ごっこするのも面白い。

 

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車の移動は運転担当のイグニスに任せれば目的地まで自動で運転してくれるし、

自分の手でマニュアル運転しても良い。

自分で運転しても車の挙動に補正が掛かるのでレースゲーム苦手な人も安心。

 

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車での移動は指定すれば行ったことの無い場所でもオート移動してくれるのがイイね。

地図を開き、目的地を決め、美しい景色を眺めながら、まだ見ぬ場所へ車を走らせる。

 

運転中でも一緒にいる仲間が景色に関する感想を言ったりするし、

近くにある名所に寄ってみるか?とか、記念撮影しにいく?とか選択肢が出たりする。

実に旅っぽさがある。

 

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フィールドに点在するキャンプ場ではキャンプが可能で、

料理担当のイグニスが作った料理を食べて休息して体力を回復。

数十種類存在する料理のメニューはどれもスクエニ渾身のクオリティ。

 

料理メニューはイベントや買い物でイグニスがひらめいて習得。

作るにはそれぞれ異なる材料やモンスターの肉などが必要になる。

 

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ただの演出ではなく、

料理によって次の日の朝から一定時間ステータスアップなどの特殊効果が付く仕様。

この料理の効果がめちゃくちゃデカいので難所では攻略に合わせた食事が必須だ。

美味いメシを食べてモンスターをボコろう!

最強クラスの料理になると

「攻撃がすべてクリティカルヒットになる」なんてのもあったりする。

 

食べたメシによっては関連した会話が

次の日に発生することもあるのがまた細かいぜ。

 

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散々歩き回って、やっとキャンプに付いて美味いメシを食べて眠りに付き、

そしてまた朝が来て旅の続きが始まるのだ。

 

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FF15の魅力の2割くらいを占めていると言っても過言では無い

素晴らしいシステムが写真撮影だ。

仲間のプロンプトは常にカメラを持ち歩いていて、プレイしていると勝手に写真を撮影する。

 

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プロンプトの撮った写真は宿泊した時に見ることが可能で、最大150枚まで保存も可能。

単にゲーム画面を自動で保存する機能ではなく、

プレイヤーの行動や道筋に合わせて違ったものが生成される。

本当に「旅の合間に仲間が撮っていた写真」が記録されていくのだ。

 

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記念写真やカッコいい写真、みんながノリノリではしゃぐ写真、

笑えるシュールな写真、美しい写真、なんだかよく分からない失敗した写真が、

プレイするとプレイするだけ溜まっていく!

 

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撮った写真は150枚までアルバムに保存が可能だが、ハッキリ言って1000枚でも足りない!

魅力的な写真が山ほど手に入るぜ!

プロンプトの写真レベルが上がると様々なカラーエフェクトを使うようになったり、

戦闘中に撮影するようになったりと進化していく。

 

カラーエフェクトの使用頻度はオプションで細かくいじれるので、

白黒の写真だけは取らないようにするとか、その逆も可能だ。

 

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写真も凄いがミニゲームの釣りも凄い!

世界に複数存在する釣り場で可能。

100種類の魚と数十種類のルアーによる本格的な内容で、

釣り場や時間帯によって魚の種類も変化する凄まじい力の入れっぷり!

釣りに関連したサブクエストもあるし、信じられないほど巨大なヌシもいる。

これだけで何時間でも遊べてしまう完成度だ!

 

モンスターを倒しながら大自然を探索してたら大物が潜んでいる釣り場が見つかったりと、

ぬし釣りシリーズ最新作がいつの間にかPS4で出ていたのか!って気持ちになる。

 

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ノクティス王子の趣味が釣りなので、

釣り関連の話題だとめっちゃテンション上がってノリノリになるのが可愛い。

ノクティス王子、

これまでプレイしたFFシリーズの主人公の中でもトップクラスに好きだなぁ……。

 

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「親子丼を食べている人」役で出演もしていた下村陽子によるBGMも最高。

戦闘はテンション上がるし、フィールドで掛かる雄大な曲も気分が高揚する。

でもやっぱり、プレイしてて一番印象に残るのはキャンプの曲かな……!

 

ミュージックプレイヤー機能があって、

歩いている時や車に乗っている時のBGMを歴代FFシリーズの曲に出来るのも嬉しい。

FF1からFF14まで百曲以上を収録!おかしいだろこのボリューム!?

外伝であるブラザーフッドFF15やキングスグレイヴFF15の曲もアリだ。

しんどいダンジョンを歩くときはこれで気分転換するのもいい。

 

FFのナンバリングは10を最後にプレイしてないが……。

FFって新作が出る度に色々なことにチャレンジするのが特徴だと思っているので、

FF15のオープンワールドをウリにした作りはFFっぽいし、

重要キャラの立ち位置とかも昔のFFを思いだしたね。

 

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そんな作品で非常に楽しませて貰ったが不満も多い。

まずストーリーで、メインストーリーの中盤から驚くほど駆け足な展開になり、

描写そのものがスッポリ抜け落ちたまま突き進むシーンが非常に多い。

ほとんど出番が無いまま重要キャラが退場したり。

 

メインストーリーを追うと割とすぐに終わってしまうゲームで、

寄り道を出来るだけしてからクリアして貰いたい作りなのは分かる。

そこはすごく良かった。

だからこそもっと納得できるような流れにしてもらいたかったなあ。

 ラストの演出は凄まじく良かっただけに、

そこに至るまでの流れや背景をもっと丁寧に描いてくれれば……非常に惜しい。

 

また、寄り道をしてこそのゲームなんだけど、

メインストーリーの流れを考えると「寄り道してる場合か?!」となってしまう側面も多く、

シナリオがオープンワールド部分と喧嘩しちゃってる歪な構成になってるね。

 

PVやイベントシーンで散々見せられたあの素晴らしい街を探索出来ないのかよ!

という悲しさもあったり。

 

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広大なフィールドを旅するゲームだが、こういったちょっとした柵が乗り越えられず

遠回りをしなきゃいけない地形が割とあってストレス。

また、一度来た拠点にはファストトラベルでワープが可能だが、

ちょっと遠い場所を指定すると1分近い読み込みが容赦なく挟まるのがしんどい。

 

沢山あるサブクエストも「この範囲内のどこかにある〇〇を〇〇個探せ」

みたいなつまらないアイテム捜し系が多い。

フィールドで同じ場所をウロウロしてると飛空艇に乗った帝国兵が襲い掛かってくるので、

アイテム捜し中に何度邪魔されたことか……。

 

ダンジョンはどこも雰囲気は良いけどデキの良し悪しが激しい。

例の要塞は孤独さを出したいのは分かるけど

取って付けたようなチマチマしたギミックが多いし、単純に盛り上がりに欠けたなあ。

 

そしてコースタルマークタワーとプティウォス遺跡は

何を考えてこんなダンジョンを作ったのか理解に苦しむレベルで酷かったな!

ノーヒントの分岐をミスするとクソ強いザコ敵が襲い掛かってきて

正解するまでループとかひでぇよ!

 

プティウォス遺跡はトロフィーにもサブクエストにも絡まない完全なオマケで、

中は戦闘が一切発生しないジャンプアクションと謎解きだけで挑む変則ダンジョン。

報酬アイテムも大したものじゃないので評価に入れなくてもいいかもしれないが、

それにしてもあんな宮本茂から分離した悪の心が

スクエニに入社して作ったようなダンジョンを採用しないでくれよ!

ギミックに合わせてノクティス王子がセリフを呟くタイミングが、

神がかり的なまでにタイミングバッチリでそこは凄かったけども!

 

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挙げようと思えば挙げられる欠点は多い。

それでも遊んでいて止め時が見つからなくなる面白さがあった。

ゲームを構成しているあらゆる要素に

主人公たちの細かく楽しいリアクションが用意されているので、

印象に残るイベントが多いし、それを見るためにプレイを続けたくなる。

そうやって歩いてきた積み重ねが最後の最後で本当に効いてくる作り。

無駄と思える作り込みがすべて無駄じゃない。

 

寄り道すれば寄り道するほどに

ノクティス、プロンプト、グラディオ、イグニスの4人への思い入れが深くなる。

ゲームを終えた時にプレイヤーそれぞれの物語が生まれる。

辛いことも多かったけど、それでもこの4人との旅は楽しかったし、

この4人と旅が出来て本当に良かった。

 

忘れられない旅を、ありがとう。