デモングハンター ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『デモングハンター』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:トローゼ
機種:Switch
ジャンル:アクションRPG
発売日:2020/12/10
価格(税込):960円
スマホからの移植となるアクションRPG。
攻撃スタイルの異なる様々なキャラを使って、敵の群れをなぎ倒していく内容だ。
3DのSDキャラが可愛く、システムも面白そうなので買ってみたんだが……。
キャラを成長させる楽しみが極めて薄く、
ひたすら経験値を稼いで数字を上げる作業が続くという、
虚無感強めの内容でしんどかった!
プレイアブルキャラは6人で、最初に使えるのは剣士のルーシーだ。
ゲームを進めると少しずつ増えていく。
ファンタジーに見えるが、実は電脳世界が舞台。
電脳空間に発生するバグ「デモング」と、
それらを狩る「デモングハンター」というストーリーになっているが、
基本的に会話デモとかが一切無いゲームなので気にしなくていいぞ!
一応、各キャラには個別のエンディングがあるんだが、
翻訳が微妙なテキストがちょっと流れて終わりである。
ステージクリア型で、画面内に飛び込んでくるモンスターをすべて倒せばクリア。
特定のステージではボスも登場する。
通常攻撃と3つのスキル、緊急回避を使って敵をバシバシ倒していくのだ。
ランダムで出現する宝箱を破壊するとアイテムが出現。
お金、回復、一定時間無敵のどれかになっているぞ。
戦闘で稼いだお金を使い、拠点で各ステータスをレベルアップする。
基本的な成長要素はこれだけ。新しい武器や防具を手に入れるとか、
レベルアップして新しい技を覚えるとか、そういう要素は一切無いぞ。
一応、ボスを倒した時にアクセサリーを落とす仕様で、
クリア成績によって最大星3まで性能が変化する。
ただ、落とすアクセサリーはボス毎に固定かつ、
取得したら自動で効力が発揮されるので、ちょっとしたボーナス要素だな。
そういうゲームで、
円形のフィールドで敵倒して金稼いでステータス上げる作業以外に何もない。
ずっと同じスキル構成、アクションで戦うことになるし、
画面外からの突進やジャンプ、ばらまき弾に頼った敵構成が延々と続くので、
遊んでいてとにかくストレス溜まる。
回避操作は硬直が長くて使い辛いし、アクションに爽快さがまるでない。
アクションではなく育成に軸を置いたゲームならそれでもいいんだけど、
育成は単純に数字をコツコツと上げて行くだけなので、
「育てたらプレイ感覚が変わった!」という要素が無い。
ステータスを上げるのに必要な金はどんどん増えていく。
一度クリアしたステージを何度も何度も遊んでキャラを育て、
やっと堅い敵を倒せるようになったら、
更に堅い敵が出てくる繰り返しなので虚無感が凄かった。
サンドバックを殴るためにサンドバックを殴り続けるようなゲーム。
キャラのイラストとモデリングくらいしか褒めるところがなかった。
1週クリアすると真のエンディングを見るための高難易度ルートが解放されて、
それをクリアすると更なる裏ステージが解放される。
完全クリアを目指すとそれを6人分やる必要があるなど、
長時間プレイさせる気満点の構成になっているが、
俺はこのゲームから作業感以外に何も受け取れなかったので、
魔道士のアイリーンを1週クリアした時点でギブアップ。
経験値稼ぎが好きな人ならまあ……。
いや、それにしたってもっと面白いゲームはいくらでもあるな!
オススメ出来ないゲームでした!