XEODRIFTER/ゼオドリフター(Nintendo Switch) | フライハイワークス
『ゼオドリフター』のレビュー行くぜ!
メーカー:フライハイワークス
機種:Switchダウンロード専用ソフト
ジャンル:横スクロール2Dアクション
発売日:2018年7月26日
価格500円
フライハイワークスから配信された探索型の2Dアクションゲームだ。
Switch版は500円と非常にお買い得な価格。
Gambitious Digital EntertainmentからPS4版が配信されているが、
そちらはローカライズ無しで1210円とお高め。
まあ、テキストがほとんど無いから英語でも問題ない内容ではある。
Steam版は980円だ。
3~4時間で遊びつくせるが、500円ならばなかなかお買い得感のある1本だったぜ!
宇宙船の事故にあった主人公を操作して、
コアパーツを集めるために4つの惑星を探索していく内容だ。
どの惑星から探索しても良いが、
最終的にはすべての惑星を回らないとクリア出来ない。
銃が武器の探索型2Dアクションゲームで、
探索でアイテムを見つけることで体力や攻撃力を上げたり、
ボスを倒すことで新しいアクションが使用可能になったりする。
特定のアクションじゃないと通れない地形やギミックが散りばめられているので、
4つの惑星を行ったり来たりしながら少しずつ探索範囲を広げていくのだ。
新しいアクションを手に入れてこれまで通れなかった場所を突破できる!
その先にはパワーアップパーツがあった!強くなった!
王道の楽しさがあるなこれは。
アクションはダッシュやハイジャンプなど動かしてて爽快なものに加えて、
「画面奥」に移動する能力なんかもあるのが面白いところ。
銃はガンパーツを装着することで
弾速、連射速度、破壊力、軌道などをプレイヤーの好みで強化可能。
どれを強化するかはいつでも変更できるので、
場面に合わせて上手く使い分けるとグッと有利になる。
正面から撃ち合える場所では連射速度や破壊力。
撃ちにくい場所に敵がいるところでは軌道変更……って感じでね。
痒いところに手が届く有能な銃です。
探索型アクションではあるがチェックポイントがボス部屋の前にしか存在しないので、
やられたらスタート地点かボス部屋の前からやり直しとなる。
しかも敵を倒しても基本的に回復アイテムが出現しないし、
スタート地点にワープできるような便利機能も無い。
敵の攻撃はなかなか激しいので、配置を覚えて慎重に進む必要があるぞ。
アイテムを手に入れて帰還する最中にやられてやり直し……なんてこともあるし、
進めそうな通路をどんどん進んでたら大ダメージを受けて帰還が困難になったりも。
1回やられたら終わりという状況になることが多いので、
探索アクションではあるが
ステージクリア型アクションっぽい手触りでもあり、緊張感がある。
ボス戦は攻撃パターンを見切るまでボコボコにされるが、
ボス戦だけは簡単にやり直せる仕様になってるのでバランスが取れてる。
めちゃめちゃ厳しいボスが不意に見せた優しさがありがたい。
序盤から中盤はかなり苦戦するが、
たまに回復できる隠し部屋があったりもするので
これを見つけられると難易度が下がるし、
アイテムが揃ってきて
銃を細かくカスタマイズ出来るようになると楽に突破出来るようになる。
程良く苦戦し、
しかしプレイヤーが上手くなってくると一気に進める作りは良く出来てるね。
チップチューンのBGMと、銃やアクションに合わせて細かく、
かつ激しくバイブレーションするHD振動の手応えもベストマッチだ。
水中を移動してる時のゴポゴポした振動は特にお気に入り。
残りライフ1の時だと息苦しくなってくるぜ!
公式は「なんとかヴァニア」って言っていたが、
内容は「なんとか」部分が強めかな……!
アイテム取った時の効果音とか聞き覚えある!
良く出来ているゲームだが難点はボスが1種類だけという点……!
戦う度に攻撃パターンが増えていくのでまったく同じでは無いし、
こちらのアクションをフルに使って挑むものなのでバランスは良いんだが、
やはりちょっと物足りないところ。
操作性も悪くはないものの、
ジャンプの高さが微調整出来ないところはややクセがある。
短くボタンを押しても、長くボタンを押してもジャンプの高さが一定ってことね。
そこまでシビア過ぎる箇所は無いので慣れてくると十分対応できる。
3~4時間ほどで遊び終わるコンパクトな作りで、
高速クリアしてもエンディングで主人公が脱いだりはしないものの、
アクションゲームとしてのツボは押さえてあり、500円で買える作品としては優良。
そこそこ苦戦しつつ
サクッと遊べる探索型アクションを求めている人にはオススメの1本だぜ。