Red Death | 公式PlayStation™Store 日本
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『Red Death』のレビュー行くぜ!俺がプレイしたのはPS4版ね。
同内容の動画レビューはこちら。
メーカー : eastasiasoft
機種:PS4/Switch/Xbox One
ジャンル:シューティング
発売日:2020/03/19
価格(税込):500円(PS4/Switch)580円(Xbox One)
赤を基調としたグラフィックが目を引く海外製作の2Dシューティングだ。
お手頃価格に画面左のパイロットらしきキャラの自己主張、
アーケード的なゲームスタイルなど、
ちょっと胡散臭いところも含めて面白そうだったので買ってみたが、
普通に褒めるところが無くてかなり虚無でしたね……。
メインのモードは全3ステージで難易度選択などは無し。
一度クリアするとボスやザコがランダムで登場するアーケードモードが解禁される。
オプションは無く、BGMとSEを無音にする「MUTE」があるだけだ。極端!
縦スクロールの弾幕2Dシューティングで、
基本操作はショットと、ボタン同士押しによるゆっくり移動のみ。
敵を倒した時に散らばるチップを回収することでゲージが溜まり、
最大になった時にボタンを押せばオーバーロードが発動。一定時間攻撃力がアップする。
武装は通常ショット、レーザー、ミサイルの3種類があり、
たまに出現する武器アイテムを取ると変化する。
同じアイテムを取っていくとどんどん武装が強くなっていく仕様だ。
シューティングゲームとしては非常にオーソドックスなシステムだね。
しかしステージ構成が非常に雑で、ただばら撒いてるだけの弾幕と、
たまに挟まる初見殺しを避けていくだけ。
「弾を発射している敵を倒すと、そいつが撃った弾が得点アイテムに変わる」
みたいな弾幕シューティングのお約束は出来てるものの、
敵の攻撃パターンが練られていないから遊んでいて退屈だし、
効果音やエフェクトが弱いため、敵を撃っている気持ち良さがまったくない。
また、ゲームバランスがめちゃくちゃ大味。
1UPアイテムがやたら多い上に、
フルパワーアップ状態やオーバーロード発動でボスに挑むと
10秒と掛からずにクリア出来る。ラスボスは少し強いくらいかな。
BGMのデキも悪く、ひたすらに静かで単調なBGMがずっと続く。
レトロ風というか、ゲームボーイのつまんないゲームならありそうな曲かな……。
弾幕や敵配置といった根本的な部分が練られていないため、
敵がある程度ランダムのアーケードモードも全然面白くない。
赤を基調にしたグラフィックは一見すると雰囲気良さげではあるんだが、
背景に変化が少ないし、
のっぺりした塗りのダサいボスが次々に出てくるのであまり評価できない……。
画面左のパイロットらしき奴も軽く上下に揺れているだけで他に何もしない。
せめて死んだ時くらい何かリアクションしてみせろよ!もっと俺を楽しませろ!
メインビジュアルの良い意味でのB級感とは異なるノリ!
古代エジプトのヤンキーみたいな奴が来たと思ったらニャルラトホテプだった。
すげぇ大物!
このゲームで一番ダメなのは会話演出。
自機のちょっと上にテキストが流れるだけというショボさで、一枚絵などは無し。
主人公のセリフも敵のセリフも同じ位置に表示されるのも気になる。
しかも最終ステージはこのテキスト演出が早送り出来ず、
動きの無い画面を見ながら、テキストがダラダラ表示されるのをかなり眺めることになる。
このシューティングは自分の事をファミコンのRPGと勘違いしてるのか?!
と言いたくなるテンポの悪さ。
ゲーム部分がスカスカでグラフィックもショボいのに演出が冗長という地獄だ!
あと、そもそも翻訳されてないから内容が分からん!
今後予定されているプロジェクトのプロローグらしく、
クトゥルフ系の話なのは分かるんだが……。
PS4版の話だが(Xbox Oneもかな?)、
30分くらいでプラチナトロフィーが取れるのでブーストゲーとしてはめっちゃ強力。
面倒なものはなく普通にクリアする頃には全部取れてる。
トロフィー興味ない人にはそれがどうしたって話だし、
そもそもこのゲームにプラチナトロフィーの許可が下りることに驚くな!
全3ステージかつゲームバランスが大味なのですぐ終わり、
戦いの虚しさだけが胸に去来するシューティングゲーム。
このゲームならではの尖った部分も全然ないし、
シューティングとしてメタメタに破綻しているというほどでもない。
本当に語るところが無いゲームだったぜ……。ネタで買うのもオススメ出来ない。
ちなみにSteam版は定価が100円なのでそれなりに高評価だったりする。
個人的には100円でもわざわざ買うほどのゲームじゃないと思うけどね!