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作り込んであるのに面白くない……!闇鍋シューティング『エイリアンクルーズ』レビュー!【Switch】

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Nintendo Switch|ダウンロード購入|エイリアンクルーズ

 

『エイリアンクルーズ』のレビュー行くぜ!

 


メーカー:ORENDA

機種:Switch

ジャンル:シューティング

発売日:2019/03/14

価格(税込):1250円


 

販売ORENDA、開発Cotton Gameで送るSwitch向け完全新作シューティング。

4体の野菜パイロットから1人を選び、

敵に制圧された惑星を解放していくビタミンたっぷりな内容だ。

 

Switch向け完全新作シューティングとかこりゃ買わなきゃな!

と買って積みっぱなしだったんだが先日ようやくクリア。

かなり頑張って作ってるのが伝わる内容ではあるんだが、

欠点も多くてトータルではあんまり面白くないという悲しいゲームだった!

 

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手書き風のグラフィックが特徴で、最初のメニュー画面がこういうレイアウト。

こういう雰囲気作りに凝るところ好きだなぁ。

 

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オプションのアイコンもいい味出してる。

難易度はノーマルとハードの2種類のみ。4人のキャラから選んでゲームスタートだ。

 

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6つの惑星を自由に選んで攻略する構成で、

ゲームを進めていくと新しい惑星が増えていく。ステージは全部で10種類以上あるぞ。

 

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オーソドックスな横スクロールシューティングで、ショットとスペシャルウェポン、

一瞬だけ高速移動できるダッシュの3つを使って進んでいく。

武器アイテムを取ることでショットガンやレーザーなど様々な武装が使える。

ダッシュは敵の急な攻撃を避ける時に便利だが、

無敵時間があるわけじゃないから、使いどころが肝心だ。

 

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見た目はヘタウマ系というか手書き風というか……。

とにかくゆるい空気になってるんだけど、

シューティングゲームとしては本格的かつバラエテイ豊かな作り。

1つのステージが3つのエリアに分かれていて、

特殊なギミックや地形をしっかり盛り込んだ構成になってる。

 

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敵を盾にして、上から降ってくるビームを避けつつ進んだり、

グルグルと移動している敵を避けてスイッチを押したり、

ベルトコンベアに乗って落ちてくる障害物を避けたり、

入り組んだ細い地形を進んだりと、

ダラダラとザコを撃つだけのゲームにはしないぞ!という意気込みを強く感じるぜ。

ザコとボスのバリエーションも豊富で、惑星ごとに珍妙な敵がワンサカ登場だ。

 

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変な虫や謎の魔法使い……なんてのは分かりやすい方で、

「こいつはそもそもなんなの!?」って言いたくなる敵がマジで多い。

 

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トーテムポールの怪物に石で出来た4人組が乗ってるボスとか……。

4人組を撃って全部やっつけると勝利だ!

 

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どっからどうみてもエジプトっぽい背景のステージを進んでいくと……。

 

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阿修羅っぽいボスが登場。あまりにも宇宙の神秘に溢れたセンス。

このボスは腕の動きと攻撃パターンが連動しているので、

よく観察することで攻撃が読みやすい。

弓矢を持っている手を動かしたら、左右からの矢が飛んでくる来る、とかね。

しっかりした作りだ。

 

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気持ち悪い虫のボスを倒すと、首が破裂して体液が画面手前にこびりつく演出もあり。

「このゲーム一体誰をターゲットにしてるの?!」って疑問で頭がいっぱいになるぜ!

 

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一番好きだったのはアッパー系の色使いで統一された惑星ニドルキャンディかな。

色んな意味で遊んでいて飽きさせないセンスになっている。

 

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スポットライトを浴びながら画面奥から巨大ボスが出てくるとか、

ステージ背景でザコ敵が組み立てられてるとか細かい描写も光るぜ。

 

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しかしこのゲーム……あんまり面白くない!

1ステージが3つのエリアに分かれているせいでやたら長くてダレる。

 

ゲームオーバーになってもそのエリアの最初からやり直せるのは良いけど、

そのせいか無駄に初見殺しが多いのもイラッとする。

また、ゲームオーバーになると

パワーアップが無くなって初期状態になるのでめっちゃ苦戦する。

アイテムがほとんど出ないエリアもあるため、そこで死ぬとほぼ詰むぜ。

そうなるとステージセレクト画面からやり直した方が早い。

 

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1UPやバリアが出やすく、

パワーアップ状態の火力が強いのでミスしなければサクサク進む。

が、一度ゲームオーバーになって初期状態に戻されると、

ちゃんとクリア出来るか怪しいレベルの箇所が多い……という大味なバランス。

まあ、ちょっと昔のアーケードシューティングっぽいかもしれんが。

 

「なんで……?」って言いたくなるダメ要素が頻繁に顔を出すのもきつい点。

自機がパワーアップして巨大ボスに挑む!

という燃えシチュもあるんだが、巨大ボスがバカみたいに堅くてイライラするとか。

自機の当たり判定が大きいのに、

細かい弾や細い通路をスレスレで避ける箇所が多いとか。

 

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BGMが淡々としていて変化に乏しくまったく盛り上がらないとか、

エリアの最後まで行くと無音でロード画面が挟まって次のエリアに進むとか、

ステージ最後のボスを倒すと軽い爆発だけで特に勝利ファンファーレなども無く、

無音のままステージ選択画面に戻るとか。なんで……?

エンディングもBGMと画面の流れがまったく噛み合って無くて、大混乱したよ!

 

 

あと、攻撃の当たり判定がバグってるボスがいて大苦戦した。

やり直してフルパワーアップ状態でここまで来てボムでゴリ押ししたわ。

 

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つまらなくはないが、面白くもないという1本。

しかし、単にダラダラしているだけのB級シューティングとは一線を画す作り込みで、

良くも悪くも、思い付いたものを全部突っ込んだ勢いは評価したい。

全体レベルを上げた『アイスクリームサーファー』みたいなゲームかも……。

同じメーカーの次回作が出たら遊んでみたいね。