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ファンへの甘えが前面に出た、意欲的かつ早すぎるリメイク『メタルマックス ゼノ リボーン』レビュー!【PS4/Switch】

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メタルマックスゼノ リボーン ReBORN TO BE WILD 戦車と犬と人間のRPG再誕|The New Generation of METAL MAX SERIES|新世代メタルマックスシリーズ ポータルサイト

 

トロコンしたので『メタルマックスゼノ リボーン』のレビュー行くぜ!

 


メーカー:角川ゲームス‬

機種:PS4/Switch

ジャンル:戦車と犬と人間のRPG

発売日:2020/9/10

価格(税抜):6480円(通常版)/9980円(Limited Edition)


 

モンスターと殺人メカが蔓延る荒廃した世紀末を、

戦車で駆け抜ける大冒険RPG!

ファミコン時代から続く『メタルマックス』シリーズの最新作で、

2018年に発売された『メタルマックスゼノ』のリメイク作品となる。

今後発売される『メタルマックスゼノリボーン2』へと続く作品だ。

 

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PS4/Vita「METAL MAX Xeno(メタルマックス ゼノ)」レビュー!崩壊した世界を駆ける戦車と人間のRPGッ!しかし予算不足を感じさせる厳しい完成度……。 - 絶対SIMPLE主義

 

『メタルマックスゼノ』の評判が悪かったので。

1年ちょっとで続編と一緒にリメイクを発表するという前代未聞の企画。

ストーリーやシステムがまったく違うものになっており、

ただの完全版ではなく色々な面で別物だ。

 

『メタルマックスゼノ』は微妙だったけど、元々実力はあるスタッフだし、

一回仕切り直すからにはちゃんと面白くなるだろうとかなり期待していた。

しかし、蓋を開けてみれば中途半端なゲーム構成に、

テストプレイしたのかも怪しい数々の仕様などなど……。

「評判が悪かったので1年でリメイクします」

をやってこれかよという内容で悲しくなったわ!

 

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モンスターの侵攻により、

人類が絶滅寸前となった死の大地「デストキオ」を大冒険するRPG。

安全な軍事拠点「アイアンベース」を中心に行動範囲を広げ、

モンスターと戦ったり、アイテムを漁ったり、

生き残った人間を探したり、ダンジョン探索したりして力をつけ、

ラスボスである殲滅兵器「カタストロプス」の撃破を目指す構成だ。

 

荒廃してるので街は拠点となるアイアンベースのみ。

ラスボスという目標はあるものの、

各地には賞金首モンスターという強力なボスがわんさかいるので、

寄り道してそいつらにどんどん挑んでも良し。

 

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『メタルマックス』シリーズ最大の特徴と言えば戦車!

生身と戦車を切り替えて戦えるゲームだが、

戦車ならば別次元の高火力、重装甲でモンスターを撃ちまくれる。

個性豊かな戦車がどんどん手に入るし、

主砲や機銃、各種特殊ウェポンや、性能をいじれるチップなどをカスタマイズ可能。

自分だけの戦車でデストキオでサバイブするのだ!

 

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デストキオは東京近郊がモチーフになっているので、

干上がった隅田川に、砂に埋もれた雷門、朽ち果てたビックサイトなど。

世紀末ナイズされた観光名所が続々と登場。

そこに大量のモンスターがうろついてるビジュアルがたまらない。

 

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戦闘は最大3人で行う。

前作はマップを移動していると敵シンボルが出現し、

接触すると戦闘画面に切り替わってターン制のバトルが始まる構成だった。

 

『リボーン』はこの辺りのメインシステムが一新されており、完全シームレス。

種類の異なるモンスターが群れを作って辺りをうろついているので、

目視で種類を確認して、砲撃で先制攻撃を仕掛けるも良し、逃げるも良し。

敵に補足されて一定時間経過するとそのままの画面で戦闘に移行するのだ。

 

先制攻撃で倒せればそのまま経験値とアイテムが手に入るので、

武器が強くなってくるとサクサク。

 

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戦闘は自分の順番が回ってくるまでは自由に辺りを走り回ることが出来て、

順番が回ってきてコマンドを選ぶ時は時間が止まる。半リアルタイム形式。

 

自由に移動できると言っても、一度戦闘が始まると距離は関係なくなるので、

ボスの接近攻撃を避けるために距離を取る……とかそういうことは出来ない。

どんだけ離れてても殴られるぞ。

敵の範囲攻撃のターゲットを散らすのと、逃げる時に使うくらいかな。

 

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自由に動き回れることでデカさが分かりやすくなったモンスター相手に大暴れだ。

砲撃とダメージ表示がバシバシ飛び交う戦場が気持ち良いぜ。

 

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拠点で素材を使ったアイテムの製造や強化、購入が出来るので、

お金と素材を集めて戦車を強化していく。

 

戦車は本体に、出力を決めるエンジン、武装、チップで構成されている。

武装は大きく分けて3種類。強力だが弾に制限がある主砲、

弱いが弾数制限なしで使えて軽く、、今回から対空性能が標準で付いた機銃。

ド派手なミサイルやドリル、ビーム砲やサポートなどの特殊兵装であるS-Eだ。

 

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簡単な改造で好きな武装を最大5つまで詰めるようになっているので、

機銃を沢山付けて見たり、主砲を2つ、3つと装着してみたりも出来る。

ただし、重い武装を積むほどにHPである「SP」が下がる仕様。

性能の良いエンジンを積んで出力を上げれば最大SPも上がっていく。

 

チップは特殊な攻撃スキルや属性を付与するアクセサリー的な存在で。

武装のクリティカル確率を上げるものや、

装備した武装の同時射撃や、3連続攻撃スキルなどを付与するものまで様々。

 

機銃まみれの戦車に一斉発射系のチップを付けて乱れ撃ちするとか、

強力な主砲を1つだけ積んで、

その威力だけを最大限に活かせるカスマタイズにするとかやりようは色々あるぞ。

 

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戦車を荒野を爆走しながらガンガン強くしてモンスターを倒しまくる。

勝ち目がないヤバい賞金首などは一度逃げて先を進み、

万全の態勢を整えてからドデカイ一発を当てに行く!

強力な武器とスキルの組み合わせで、

攻撃回数もダメージも加速度的に跳ね上がっていく!

 

お金は拾ったアイテムを売っていけば割とすぐ溜まるし、

ムリして強い武器を買うと、ムリした分だけ強くなるバランスが気持ち良い。

ファストトラベルがあるし、拠点に戻れば全回復。全滅してもペナルティ無し。

 

前作は一度倒した賞金首は周回プレイしないと復活しなかったが、

今回から拠点で休んで時間経過をすることで、

色違いで同じアイテムを落とすモンスターが出現するようになった。

レアアイテム狙って狩りやすくなったぜ。

 

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同じ武器でも手に入れた時のレア度によって性能が変化するから、

より強い武器を狙って何度も戦いたくなる仕様だ。

 

まあ「武器にランダムで☆が1~5個付いてて☆がデカいほど強い」

「☆5が出るまで何度も敵を倒す作業をする」ってだけなので、

ハクスラとしてはめちゃくちゃ原始的ではあるんだが。

もっと性能が細かく違って取捨選択に悩むようなシステムでもいい気がする。

 

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『メタルマックス』シリーズのお約束の仲間キャラでありながら、

前作でリストラされていた犬のポチも復活。本拠地で頭をなでなでも出来る。

3人パーティとは別枠で戦闘に参加して援護射撃してくれて体力も高い。

敵の攻撃をある程度受け止める役としてかなり強いぞ。

 

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前作ではプレイアブルじゃなかったアンドロイドのポMが仲間に加わるのも嬉しい所

一番好きなキャラだったのでね。

 

あと、前作の突っ込みどころだった

「人類が絶滅寸前なのに買い物で金払うの?」という部分に、

「決済システムがチョー強固なので」という理由が付けられていた。

 

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尻。

 

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変更点で個人的に一番大きいのがダンジョン。

前作は長い通路がひたすら続くコピペみたいなダンジョンが大量にあり、

強くなるためにそこを隅々まで歩き回らないといけない苦行染みた構成だった。

今回はすげぇ良くなった!というわけじゃないがちゃんと個性があり、

普通に敵と戦って探索する内容だし、無理に探索する必要もなくなっている。

個人的にはこの改善だけで前作より面白いと断言できるね。

 

とはいえ、序盤に訪れることになるビッグアトリウムだけは

前作のダンジョンを彷彿とさせるクソ長いだけの構成。

節々に「攻撃力〇〇以上の攻撃で破壊できるガレキ」が設置されてるので、

何度も戻らないといけない苦行染みた道のり。

なんでこんなゴミを入れたんだ……。

 

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そういう感じの「リボーン」だが問題点は多く、最初に目につくのは操作性の悪さ。

徒歩での移動が遅い上に方向転換がやたらぎこちなかったりするし、

砲撃による先制攻撃を使いまくるゲームなのに、一回一回武器を選択して、

敵1体1体照準を合わせる必要があるのが大分手間。

前作はボタン一つで砲撃可能&ロックオン形式だったのでテンポが全然違う。

 

戦闘が半リアルタイムになったせいか、

シリーズの特徴だった演出を早送りしての高速バトルが無くなっており、

ここも含めてかなりテンポ悪く感じてしまう。

 

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ただ、武器による攻撃範囲の違いが表現されているので、

ゲームが進むと機銃で細かいザコを処理したリ、

デカいミサイルを落として群れを一掃したり、

対空性能付けた連装タイプの主砲で、

飛んでいる鳥のモンスターをまとめて撃ち落としたり出来るのが痛快だし、

『メタルマックス』らしいイカしたデザインのモンスターたちが

そこら辺を闊歩してるのはたまらない。

ここは『ゼノリボーン』になって明確に進化したところだ。

 

やりたいことは分かるのでショートカット設定とか、

砲塔の旋回を早くするとかそういう配慮があればなぁ……。

 

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シームレスで走り回れるようになったものの、

マップは前作と同じでほぼ一本道のマップ。

細かいガレキで道を区切ったり、

大量の宝箱やアイテム設置して回り道させる構成なので、探索してて作業感が強い。 

戦車の挙動がリアルになったのは良いんだが、

細かいガレキや地形に引っかかりやすくなってイライラ。

 

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前作同様、ダンジョンや施設の探索で

読めるようなテキストがほとんどなく物足りない。

一応賞金首のところにハンターの会話ログが付くようになったり、

少しはそういうのを増やそうという意図は感じるが……。

 

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個性豊かな戦車が色々登場するが、今回は戦車ごとの特性が無くなり、

改造でどの戦車もほぼ同じ性能に出来るので個性が無くなってしまった。

見た目と移動時の操作が違い、バギーは旋回しやすいなどの違いはあるがそのくらい。

 

前作は強い戦車が完全に決まっていたので、

好きな戦車で戦えるようにしたというのは分かるが、

それにしたってあまりに味気ない。

対空戦車なのにチップを付けないと対空性能が無いとかね……。

 

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1周目のラスボスが調整ミスかと思うレベルで弱く、

エンディングの手抜きっぷり含めて大分印象悪いぜ。

 

説明はないが1度クリアするとオプションに難易度が追加されていき、

変更することで敵が強くなったり新しいボスが出現する仕様。

同じデータ内で難易度を変えてやり込んでいく作りで、

いわゆる「周回プレイ」は無くなった。

1度ラスボスを倒すと全フィールドの宝箱が復活する。

 

強力な武器が簡単に手に入ることもあり、

ゲームバランスは全体的にかなり易しい、

序盤は苦戦するものの、

ほとんどのボスに対応できる最適解のカスタマイズに辿り着くまでが早い。

対空性能&属性によって状態異常に出来る

機銃の使いどころが増えているのは良いんだが、

カスタマイズの幅は狭くなった印象で、前作以上に大味になった感はあるかな。

 

ただ、最高難易度のラスボスはめちゃくちゃ強くてマジで総力戦。

キャラを限界まで育成してゴリ押しをする手もあるが、

戦車に乗っていない状態だと行動速度が速くなることを利用して、

アイテムやスキル連発で活路を見出す戦法も取れる。

この辺までやり込むと一味違った面白さが見えてくるので、

もうちょっと早い段階でこの魅力が伝わる構成なら……。

 

 

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前作で「薄すぎ」「下品なだけでつまらない」「伏線ぶん投げ過ぎ」

と批判したメインシナリオは、改善するのではなくバッサリカットするという方向に。

オープニングから説明なく主人公が廃墟で倒れてるシーンから開始するし、

仲間も倒れてるところを拾うなり、簡単なイベントをこなすだけで次々加入。

エンディングも悪い意味で驚くほど簡素で達成感も何もない。

 

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メインシナリオはカットしたけど拠点での会話で仲間の掘り下げは増えていて、

キャラ毎の背景が分かるようにはなっているのは良いと思う。

好感度をあげると個別エンディングもある。

ただ、悪ふざけみたいな会話が多いし投げっぱなしなので、

「個別バッドエンド」みたいな感じだ……。

 

このストーリー部分の雑さに関してを『ファミコン時代のRPGっぽい』とか

『昔のメタルマックスっぽい』って言い方はしたくないね。

昔のメタルマックスだって主人公の背景説明や

旅をしていく流れはしっかり作ってあったし、

個性的なNPCや数々の街、施設、イベントで冒険を楽しませてくれた。

今作のは街1個だけでイベントもほとんどないからただ薄いだけだ。

 

「選択肢一つで主人公と他のキャラがいちゃついて唐突にエンディングになる」

というのはシリーズだと昔からあるネタだけど、

そういう小手先だけ過去作を踏まえるやり方が本作は目に付く。

 

ついでに前作からメインストーリーをバッサリカットした結果、

「ラスボスが本拠地の目の前にいるのに何故か攻撃をしてこない」

とか変なことになってる。

 

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キャラデザが前作の織田nonから変わった上に、

今回も表情の差分が存在しないので、トニが常に地獄みたいな顔してるのも怖い……。

男キャラは全体的に良い感じではあるんだが。

 

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 クリア後は織田non絵に切り替えが可能。

 

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他にも細かい不満点は山積みで、

後ろを歩く仲間に当たり判定があるので、

ダンジョンで狭い道歩いてると仲間に引っかかって進めなくなる

その度に操作キャラを切り替えないといけない。

 

戦闘時のカメラワークが悪く、敵へのダメージ表示が分かり辛い。

属性攻撃を吸収されてるのをよく見落とす。

ついでに敵への状態異常攻撃の説明がゲーム内で存在しないので、

「なんでこの機銃で相手のステータス下がるんだ?」と混乱しがち。

 

全体マップに現在位置が表示されず、

ミニマップも見辛く拡縮が出来ない(前作はどちらも出来た)。

 

戦車に好きな名前を付けられるのに、

戦闘中でアイテム使う時などはデフォルトネームが表示される(バグ?)。

 

ラスボスを倒しまくるゲームなのにエンディングが飛ばせない。

(バグなのかたまに倒しても流れない時があってその時はラッキー)

 

戦闘状態じゃなくても、

回復アイテムを使う際に一回一回使うモーションが挟まるとか、

戦車乗った状態だと一回一回戦車から降りてアイテム使うとか……。

 

Switch版はセーブ不可能バグが公式で報告されているし、

テストプレイしたのか?と言いたくなる不便、バグ、仕様まみれで、

本当に2020年のフルプライスとは思えない点が多い。

 

一度クリアすると「サバイバルモード」というのが解禁されるが、

これは拠点に戻っても全回復せず、

アイテムをいちいち買って使わないといけないモード。それだけ!

 

前述のアイテムの操作性のせいで死ぬほどテンポ悪いし、

金が稼ぎやすくて回復アイテムも安いゲームだから経済的には困らない。

しかし効果の強いアイテムは売ってないので進むほどに手間が増える。

 

単にテンポ悪い要素を増やしただけで褒めるところが一つもなく、

存在自体が無駄としか言えないモード。

 「昔のメタルマックスは回復や弾薬の補充が有料だった」

というところだけを何も考えずに真似しただけ。マジでテストプレイしたのか?!

 

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じっくりやっても1周クリアまで15時間ほどで、

全難易度クリア&トロコンまでやり込んで40時間以上。

武器厳選やキャラのレベルをひたすら上げるやり込みをしたらそれ以上ってとこか。

 

過去作からの「戦車を強くしていく面白さ」はしっかりあるし、

『本格的に3DのRPGにしたメタルマックス』

を模索した方向性自体も評価できるところは多い。

最初はストレス溜まった部分も慣れてくるとなんとかなり、

面白さも見えてくるので、決して雑にクソゲー扱いされるゲームではない。

前作を戦車育成&アイテム集め部分だけで楽しめた人だったら気に入るとは思う。

移動速度の改善などアップデートも予告されている。

 

ただ、突貫工事過ぎる作りがあまりにも目に付くし、

前作から1年でリメイクを発表するという本作の経緯を考えると甘い顔は出来ない。

 

 

最初のPVで「さあ蘇るのだ!この電撃でー!」という、

シリーズで死体を蘇らせる時のお約束セリフ(今回の劇中には出てこない)を流し、

前作を死体扱いする悪ノリ。

この電撃でReborn Tシャツ」なんて限定グッズ作ったり、

インタビューでも前作のダメっぷりを強調するなど。

「ダメダメだったゼノを作り直して面白くするぜ!」

という、褒められたものではないやり方を、早い段階でお祭りのように扱った。

 

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そんな調子で面白おかしく宣伝してきたのに、

出てきたのはテストプレイしたのか怪しい仕様山盛りのフルプライスゲー。

面白い部分はあるけど、どうしたって厳しい目で見るしかない。

今後発売される『メタルマックスゼノ リボーン2』への叩き台を

有料販売するようなやり方で、ファンへの甘えが過ぎる。

「おかえり、ポチ!」とかやってる場合じゃないって。

 

「出来は粗いけど、面白いところはあるので今後に期待」

なんてのは前作が出た段階で終わってる話。

面白い、つまらないではなく、

これで良しとしたメーカーの姿勢にガッカリしたぜ……。

今後もシリーズを続けるのなら、一度制作姿勢を見直して欲しいわ!