タリアの伝説 女騎士アルカディア ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『タリアの伝説 女騎士アルカディア』のレビュー行くぜ!
俺が遊んだのはPS4&PS5ね。
メーカー:Gamuzumi
機種:PS4/PS5/Switch
ジャンル:ビジュアルノベル
発売日:2021/4/8
価格(税込):300~330円
300円で楽しむ美少女でファンタジーなビジュアルノベルゲーム。
お色気イラストがウリだが意外と話が重かったりする。
色々とツッコミどころはあるが、
まあ一枚絵はそこそこ多いし300円なら……ってゲームかな。
チュンチュン…すぅーッパンッ!
— Gamuzumi(カムズミ)日本語版 (@GamuzumiJP) April 7, 2021
こんばんは!初めまして!Gamuzumi(ガムズミ)です!
ウフフなタイトルを主に #NintendoSwitch #PS4 #PS5 ユーザーの皆様にお届けするために誕生しました!
デビュータイトルは、なんと明日リリースです!
どうぞ宜しくお願い致します!#はじめてのツイート pic.twitter.com/6ywoj3MEbH
海外タイトルで、新興ゲームメーカーのGamuzumiがローカライズをしているぞ。
メーカーの最初の挨拶があまりにも清々しい。
戦場に一番乗りする戦国武将のような勢いを感じる。
主人公は伝説の女騎士であるアルカディア。
戦争で何百人もの相手を倒して国を救った英雄として祭り上げられており、
各地で人助けの旅を続けているが、
本人は自分に出来ることは人殺しだけだと思っており、
英雄扱いされることに疲れている……というキャラだ。
そんな恰好で森に入ったらそりゃ蚊も寄ってくるだろ!
10年前に立ち寄った村で歓待を受けたアルカディアだったが、
英雄が来たと盛り上がる村の空気が嫌でそっと抜け出す。
が、その直後にたまたまドラゴンが村を襲撃。
慌てて村に戻ったものの生き残りはほとんどいない。
村で自分を慕ってくれた子供を見つけるが、
傷だらけで助かりそうもなかったので「人生そんなものだ。」と言い残して去る。
一応、次に立ち寄った村で助けを呼んだというフォローはあるんだが、
いくらなんでもという超ド級の塩対応。
その10年前の言動が現在の小さな事件に繋がる……という筋書き。
意外と話が重いな!
とはいえ、ピンク髪の美少女が触手に捕まるシーンがあったりと、
茶番やサービスシーンもそれなりに多い作り。
そしてアルカディア、年齢設定が31歳と微妙に生々しい!
魔法で体を改造してるので若く見えるという設定もある。
分岐無しの1時間くらいで終わる短編なので、
あんまりストーリーは細かく言えないんだが、
「いくらなんでも都合良すぎない?」ってシナリオ展開だ。
アルカディアが世界観に関連する固有名詞や、
登場しないキャラについて淡々と回想するくだりも長く、
作り手の頭の中では壮大なストーリーが広がっているんだろうなぁ……。
という気持ちになってしまった。
まあ、短篇の話としてまとまってはいるし、
海外タイトルってことを踏まえるとローカライズもしっかりしてるんだが、
バックログが使い辛かったり頻繁にバグったりと作りが雑なところも。
一枚絵は330円のゲームと考えると質も数もそこそこで、エロさもまずまず。
ここはお買い得感があるところだね。
メインビジュアルにもなってるアルカディアが剣を構えたイラストが、
手を変え品を変え使いまわされるところはちょっと面白かったが。
「急にお色気のギアを上げてきた?」
って言いたくなるオチも含めて330円分は楽しめたが、
お色気目当てでもわざわざ買うほどのゲームかと言われると微妙なところ。
商品ページの「伝説の女騎士と、その贖いを求める壮大な旅の物語」
という売り文句に関しては、随分と大口叩いたもんだなと言わせてもらうぞ!
ちなみにPS4とPS5のクロスバイに対応しており、
スキップをフルに使うと1分でプラチナトロフィーが取れてしまう。
330円でプラチナトロフィー2つ手に入るゲームとして一部で話題で、
公式も「トロフィーハンターの皆さん」などと宣伝していて
なんだかなぁ……と思ってしまった。