Sky Racket ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『Sky Racket』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:Double Dash Studios
機種:Switch/PC
ジャンル:シューティング崩しゲーム
発売日:2021/9/16
価格(税込):1520円
シューティングとブロックくずしを融合させたシューティング崩しゲームだ!
どっちのジャンルも好きかつ、
Switchのブロックくずしでは煮え湯を飲まされがちな俺としては避けて通れない!
「世界初のシューティング崩しゲーム」って文言にはツッコミたいところだが、
長くなるので割愛。
ゲームとしては演出やBGM凝ってるし、ステージもアイデア満載で良かったものの、
肝心のブロックくずし要素がやや練り込み不足。
これなら普通にシューティングで良かったんじゃないかな……と思ってしまった。
銀河を救うために様々な惑星を旅し、ステージを1つずつクリアしていく構成だ。
見た目は横スクロールのシューティング……っぽいが、
主人公は自分から弾を撃つことが不可能。
飛んでくる「丸い敵弾」をラケットで弾き返すことで攻撃をする。
移動とボタン同士押しで高速移動が可能だったり、
敵にブロックぽい敵が沢山いるのもブロックくずしっぽい点。
ゲームが進むと仲間キャラがどんどん増えていく。
全体マップで話しかけるか、ステージ中に登場した時に触れば仲間になる。
ビームやバリアなどを発射可能で、
一回使っても一定時間経過すれば何度でも使える。
仲間がいる時に同じ仲間を取ればパワーアップだ。
そういうゲームで、
敵が発射する弾をまとめて打ち返していくのがかなり気持ち良いし、
演出やギミックもかなり凝っている。
このステージは仲間のロボを守りながら戦うステージで、
守り切ればステージ後半で変形して援護してくれる!
登場する敵キャラもバラエティ豊か。
巨大バナナやゴリラ、キツネなどボスも個性的だし、
湧いてくる細かいザコ敵をまとめて打ち返してボスに当てたり、
ビームを避けて露出したボスの弱点をラケットで叩くと、
その隙を突いて味方のロボがボスをぶん殴ってくれるとか、
そういうところでプレイヤーを引き込んでくる。
『Sky Racket』、味方ロボが背景の巨大ピラミッドを両断するシーンがめちゃくちゃカッコ良い #NintendoSwitch pic.twitter.com/ptYNqu1oxm
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) September 27, 2021
演出も凝ってて、特にこの味方ロボが背景の巨大ピラミッドを両断するシーンが凄い!
ブロックくずしの先祖である『PONG』風のボス戦もあったりで展開が読めない。
ここはボス側が有利な構成でまともに戦うと死ぬほど苦戦するので、
全体マップからビーム使える仲間を連れて行って射殺した方がいいぞ!
そっちがズルをするなら俺もビーム撃つからな!!!
ザコだとこのサンドイッチのネコが好き。
グラフィックは本当に凝ってるしステージ毎のギミックも面白いんだけど、
肝心の「敵弾」を打ち返すってシステムがあまり生きてない。
所々で爽快なシーンもあるんだけど、
ラケットの当たり判定が狭いのでちょいちょいストレスが溜まるし、
仲間以外のパワーアップ要素が無いから、
全体としてはなんかチマチマしたゲームだ。
その仲間もステージ中だとめったに出現しない。
後半は弾幕シューティングみたいになるのにゆっくり動く操作が無いとか、
仲間のビームで敵をまとめて吹っ飛ばした時が一番爽快とか、
これ普通に弾撃てるシューティングで良かったんじゃないかな……。
操作してる感触も
「接近攻撃で敵弾を跳ね返さないといけないシューティング」で、
あんまりブロックくずしっぽくもないと思う。
ステージを1度クリアするとノーダメージクリアなどお題が出現するんだが、
これを全ステージで完璧にこなさないと真のエンディングが見れないのも面倒なところ。
アシストモードを使って埋めるって救済措置はあるけどね。
「低予算でサクッと作りました」感が無く力の入ってる内容で、
ゲームとして理不尽な箇所も少ない。
スタッフロールの演出も好みで悪いゲームじゃないんだけど、
色々と惜しいな!って感想になってしまった。
見所は多いので、興味がある人ならアリってところかな。