幽限御界堂探偵社 1章 ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『幽限御界堂探偵社 1章』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:ロケットスタジオ
機種:Switch
ジャンル:新作謎解きホラーアドベンチャー
発売日:2022/3/24
価格(税込):500円
ロケットスタジオが送る完全新作の謎解きホラーアドベンチャーだ。
マンガの単行本を読むような感覚で楽しめる1話完結作品。
https://www.rocketstd.co.jp/wordpress/index.php/works/
ロケットスタジオは下請けがメインで自社タイトルはWiiUの『ケモノダッシュ!』以来。
タイトル通り「1章」で続編は夏予定となっているが、
しっかり事件解決するし値段分は楽しめる内容だった。
死相を見る目「透視眼」をもつ少年、御界堂守丸が主人公。
相棒はその父親で、凄い霊能力者だけどしくじってフェレットになった大善だ。
たまに見かけるおっさんマスコット枠!
舞台は不可思議事件が多発する神無市で、
1章ではクラスメイトである桜子が呪われ、怪異に狙われてしまう。
怪異の正体を突き止めるために街を調査し、桜子を救うというシナリオ。
システムは一本道のADVで、コマンドであちこち調べたり、
証拠がありそうなところへ移動したりして物語を進めていく。
オーソドックスな作りだが行ける場所は多くないし、詰まるところはまったくない。
幽限御界堂探偵社、新作だけどテキストのポポポ音が懐かしいノリ #NintendoSwitch pic.twitter.com/1rqjGRYTxj
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) March 24, 2022
会話の時に「ポポポ」音が鳴るのは昔のADVっぽい。
小中学生向けくらいのノリではあるが、
怪異と遭遇した時に流れてくる「かごめ唄」や、効果音を利用したホラー演出、
その場にある物を利用してピンチを切り抜けるなど、しっかりホラー作品。
守丸と大善のドタバタを桜子がフォローする空気感も良い感じ。
ちょっとしたモブもキャラ立ってて面白かった。
思い込みが激しくて聞き込み中に拳を握り出す先生。
ただ、事件解決に繋がる物を3つ探すシーンで、
「そんな簡単に見つかるの!?」ってくらいあっさり見つかったり、
いくら不審事件が多発してると言っても死に過ぎじゃない?
真相に繋がる描写がちょっと不足してない?とかシナリオはツッコミ所がチラホラ。
とはいえ、怪異に関する後半の展開などまとめ方は良かったし、
続編で明らかになりそうな伏線も気になる作りだったね。
一番気になったのは桜子の表情差分が少なくて、
怪異に襲われて死にそうになってるシーンでも、
お腹が鳴って恥ずかしがってるシーンでもこの顔してるところかな……。
深刻過ぎるだろ!
1画面に収まるスタッフロールが綺麗。
50分くらいで終わるボリュームだが、
コンセプト通りに楽しめる内容でBGMも雰囲気あって良かった。
2章を待つッ!