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召喚コンボアクションでお手軽ローグライト!『リトル ノア 楽園の後継者』レビュー!【PS4/Switch/Steam】

 

 

リトル ノア 楽園の後継者 | Cygames

 

『リトル ノア 楽園の後継者』のレビュー行くぜ!

俺が遊んだのはPS4版ね。

 


パブリッシャー:Cygames

機種:PS4/Switch/Steam

ジャンル:ローグライトアクション

発売日:2022/6/28

価格(税込):1500円


 

2019年にサービス終了した

『リトル ノア』の世界観を使ったローグライトアクションだ。

開発はグランディングが担当している。

 

Steam News - Going Rogue: A crash course in a confusing (sub) genre - Steam News

 

ローグライクとローグライトの違いに関しては

Steam公式のこの記事でも貼っておこうか。

まあ、やられても次のプレイに引き継げる要素が多く、

ライトに遊べるローグライクがローグライトって感じかな?

 

 

主人公は錬精術師のノア。

巨大な箱舟で父親の手掛かりを探す旅に出ていたところ、

嵐に巻き込まれて謎の遺跡に不時着。

そこで出会った猫のジッパーと共に遺跡を探索するというストーリーだ。

『リトル ノア』本編の前日譚になっている。

 

元のゲーム知らない俺が遊んでも、

難易度低めのローグライトアクションとして問題なく楽しめたぜ。

終わり方はちょっと気になったけどな!

 

 

拠点となる箱舟から入る度に変化するダンジョンに出撃し、

最深部まで辿り着けばクリアという構成だ。

集めたポイントで箱舟を修復すれば永続で強くなっていくので、

繰り返し遊べばどんどん楽になる仕様。

 

 

2Dのアクションゲームで、

敵との戦いやショップでの買い物で強くなりながら探索。

ゴールを探して次のエリアへ進むの繰り返しだ。

宝箱などからランダムで手に入るアクセサリを拾えば拾うほど強くなる仕様。

もちろんレアアクセサリを拾えれば効果もドン!と上がる。

 

 

いわゆる「通常攻撃」は無く、

攻撃はすべて「アストラル」というキャラを召喚して行う。

錬精術師は自分の手を汚さないのだ。

 

 

アイテムと同じようにランダムで手に入る「アストラル」を自由にセットして、

自分だけのコンボを作れるのが最大の特徴。

コンボアタック用のスロットが5つ。単発であるスキル用のスロット2つ。

合計7つのスロットに自由にセット出来る。

 

アストラルは剣攻撃、広範囲の魔法攻撃、

打ち上げ攻撃、ジャンプ攻撃など攻撃範囲が異なるので、

例えばコンボの最初は当てやすいように出の早い攻撃にして、

最後に大ぶりの攻撃を持ってくるとか、

打ち上げから魔法攻撃に繋げるなどの試行錯誤が出来るし、

とりあえず相性を揃えればダメージアップのアクセサリもあるので

そっちで合わせても良し。

強いけど使い辛いアストラルは単発のスキルに振れば良し。

メニューから簡単に編成し直せるので、色々試しやすい作り。

 

 

ショップや3つのアストラルから1個手に入る錬金窯などもあるので、

限られたリソースでどのアストラルを選ぶか?

を選択しながら進むのがいかにもローグライク。

 

 

「目の前にアストラルを呼んで攻撃する」

という形式なので基本的に攻撃範囲が広く、

複数の敵相手にバシバシ攻撃が決まるのが爽快だ。

ボタンを押すたびに入れ替わり立ち代わりアストラルが登場して、

次々に攻撃を加えていく。これは動かしていて楽しいね。

ダッシュもあるので飛び回りながらの連携攻撃が可能。

「ガイア!オルテガ!マッシュ!ジェットストリームアタックだ!」

って気分よ。

 

 

戦っていない時のアストラルは、

みんなこのミニサイズで後ろをトコトコついてくるのかわいい。

マスコットっぽい奴から、クールな死神まで平等にこのスタイルだぞ。

 

 

エーテルスラストも強力!

好きな方向に空中ダッシュ出来るアクションで、

ボタンの長押しで方向を決めてる間は時間がゆっくりになるから狙いやすい。

コンボの途中で使えばコンボをキャンセルして次のコンボへ繋げることも可能。

攻撃にも逃げにも使える技だ。

 

 

攻撃で溜まるバーストゲージを最大にすると

ノアが変身して1度だけ大技のアニマバーストを放てる。

錬精術師様が直接手を下してやるぜーッ!

 

 

やられると成長がリセットされてやり直しとなるが、

集めたアストラルやアクセサリはポイントに変換される。

ポイントは箱舟の修復に使用可能でノアが永続で強化される。

強化は攻撃力+20%UPや、特定の属性のダメージアップ、

特定の場所で必ず回復ポーションが手に入るようになる、

新しいアストラルが出現するようになるなど。

強力な効果が多いのでどんどん楽になるしプレイが無駄にならないぞ。

 

 

毎回変化するダンジョン、悩まされる装備の取捨選択。

拾うだけで強くなるアイテムを積み重ねて強くなる。

繰り返しプレイで永続強化や新アイテムをアンロックしていきと、

ゲームの構成自体はローグライク系の作品としてよくある構成なんだが、

アクションの独自性と程良く遊びやすいバランスが上手い調整だ。

 

 

強化積み重ねて相性良い組み合わせを揃えれば、

攻撃力跳ね上がって無双できるぜ。

 

 

通過した場所なら制限無しでファストトラベル出来るとか。

快適性もしっかり考えられている。

 

 

通常ステージに比べてボスはちょっと火力高くない?

と思ったがまあ強化前提と考えればこんなものか。

やられると攻略アドバイスがもらえるのも親切。

 

 

元の『リトル ノア』から素材を流用しているので画作りがリッチ。

キャラのモデリング可愛いし、登場するアストラルは40種類以上だ。

拠点にいるNPCもしっかり個別グラになっている。

主人公のコスチュームも凝ったものが10種類。

スーパーバレットブレイク』でも思ったが

元があるゲームはこういうところが強いね。

 

ストーリーは父親の手掛かりを探して頑張るノアと、

謎のネコであるジッパーによる心温まる交流が軸で、

遺跡に眠る謎とノアの成長に繋がる流れは

コンパクトながら良くまとまっている。

繰り返しプレイでの細かいセリフも多く、

ここもローグライトとしての楽しさに繋がっているね。

 

 

吉田明彦によるキャラデザとイラストもさすがの良さ!

よく分からんインディーのローグライクとは絵の力が違うぜ……。

よく分からんインディーゲームばかり遊んでる俺の私見です。

 

アニマバースト | リトル ノア 楽園の後継者 | Cygames

 

アニマバーストのイラストパワーも凄すぎてさすがサイゲである。

 

 

遺跡で暗躍する謎の男グレイも、

唯一の悪役としてイイ悪役面でしっかりストーリーを盛り上げてくれるぞ。

喋る悪役がこいつしかいないからな!

 

ストーリーで気になった点は一つ。恐らく遊んだ人全員突っ込むところだが……。

 

 

エンディングがサービス終了した『リトル ノア』本編に続く形で終わってる。

続き遊べないじゃん!?冒険の続きは数年前に終わっていたッ!

さすがに今後何か展開があると信じているぞ。

 

 

クリアまで10時間ほど。

手軽に楽しく遊ぶローグライトアクションとして良作だったぜ。

繰り返しプレイが苦にならない要素も多いので、

この手のゲーム遊んだこと無い人でも入りやすいね。

 

アプデでオプションから

難易度イージー~ハードを切り替えられるようになったのもありがたい。

ノーマルで始めて難しければイージーに出来るし、

ノーマルでクリアした後に同じデータでハードに挑んだりも出来る。

これまではそれぞれ違うデータで始めないといけなかったのだ。

 

クリア後のやり込みとして一撃死のヘルモードと、

育成が反映されない連戦バトルである「魔女の試練」という、

かなりピーキーな2つのモードもあるので物足りなければそちらにトライだ。