『Physical Layer』のレビュー行くぜ！
パブリッシャー：Phoenixx Inc.
機種：PC
ジャンル：見下ろし型ガンシューティング
発売日：2023/3/16
価格（税込）：880円
RaStar Studioが手掛ける見下ろし視点のアクションシューティングだ。
SDキャラの女子高生エージェントが銃で敵を撃ちまくる！
PhoenixxがパブリッシングしてるからそのうちCS版も来るのかな？
1画面のコンパクトな作りだけど、
遮蔽物を攻撃にも防御にも使えるシステムが面白くて、
サクッと楽しめる1本になっていたぜ。
全24ミッションのクリアを目指す構成で、
1つのミッションは10個のステージで構成されている。
ステージはすべて1画面で10秒掛からず終わることも珍しくない作り。
わんこそば感覚でどんどんクリアしていくテンポ良い作りだ。
育成要素などは無いが、ゲームを進めると新しい武器や
コスチューム（特殊効果などは無し）が増えていくぞ。
難易度は体力の多い通常モードと、上級者向けの2発喰らうと死ぬモードの2つ。
1回クリアすると1発喰らうと死ぬ超上級者向けモードが解禁される。
画面内の敵を全滅させるとゴールが出現するので飛び込めばステージクリア。
分かりやすい。
右下にはプレイヤーの操作に同期して動く主人公のビジュアルも表示される。
こういう引いた視点のゲームだとキャラが可愛くても着せ替え出来ても、
ゲーム画面でよく見えない問題があるんだが（コスモプレイヤーZとか）、
本作は問題無し！良いレイアウトだ！
まあ、これはこれで画面右下見てるヒマあんまり無いんだけども……！
操作はコントローラーでもマウスでも可能。
2種類の武器を使っての射撃、反転スキル、オブジェクト投げ、
一瞬無敵のスライドダッシュを使って、敵の攻撃を避けて倒していくシステムだ。
ツインスティックシューティングに近いが、
敵を自動でロックオンしてくれるので狙いやすい。
反転スキルは画面内の弾の属性を反転させるもので、
敵弾を自分が当たっても大丈夫な体に優しい弾に変える。
更に近くの弾はそのまま相手に撃ち返してカウンター出来るぞ。
敵には優しくない弾なのだ。
反転スキルを使うと切り替わる床なんてギミックも出てくるので、
床に気を配りながらの敵とのバトルが結構忙しいぜ。
オブジェクト投げはロックオンした敵にオブジェクトをぶん投げる技。
オブジェクトに隠れて敵の攻撃を防ぎ、
そのまま「そおい！」と投げてカウンター決めるのが気持ち良い。
長押しで複数のオブジェクトをまとめて投げられるし、
強力で貫通性能もあるからシールド持ってる敵も一撃！
銃弾が通りにくい相手もデカくて重たい箱をぶつけられたら死ぬ！
質量は正義！
1ステージが短くてサクサク進むし、
単純に撃ちまくり、オブジェクト投げまくりで敵をなぎ倒すのが気持ち良い。
どの敵から倒すか、地形やギミックをどう活かすかを考えるのも、
パズル的な面白さがあるね。
割と似たようなステージが多い構成ではあるんだけど、
システムがしっかりしていてスピード感あるから気にならなかった。
武器も「ショットガンの多段ヒット強すぎない？」って最初は思ったけど、
次に「スナイパーライフルだけで全部良くない？」となり、
その後に当たり判定のあるミサイルをばら撒く敵が出てくると、
隙が大きく単発のスナイパーライフルは敵まで届かなくなるので、
「しっかり使い分けるのが大事だな！」となる。いいバランスだ。
気になった点はコスチュームの解放条件。
8個中7個は最初から遊べる上級者モードでクリアすれば埋まるんだが、
最後の水着のアンロック条件が
「1回クリアすると解禁される1発で即死するモードで全クリ」
なのがかなりめんどくさい！
近年のとりあえず水着コスなゲームへのアンチテーゼを感じる。
あとはSDキャラは可愛いけど
ストーリー部分や演出が簡素なのが少し寂しいくらい。
アクションゲームに慣れてれば上級者モードでもそこまで難しくはなく、
1周クリアまでは3～4時間くらい。
1000円以下で地味だが良くまとまったアクションシューティングでした！
