絶対SIMPLE主義

Switch/PS4のダウンロード専用ソフトを中心に全方位でゲーム紹介するブログ。SIMPLEシリーズも応援中。

旋回性能を活かせッ!硬派な8bit風ヘリシューティング『GyroGunner』レビュー!【Switch/PC】

 

GyroGunner ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

Steam:GyroGunner

 

『GyroBlade』のレビュー行くぜ!

俺がプレイしたのはNintendo Switch版ね。

 


パブリッシャー:H.T.Project Games/レジスタ

機種:Switch/PC

ジャンル:シューティング

発売日:2023/2/24(PC)2023/6/1(Switch)

価格(税込):580~990円


 

H.T. Project Gamesが手掛けた8bit風の全方位のヘリシューティング。

アイテム無しでコンティニューもシビアという硬派な作品だ。

使うのはショットのみ!でも面白い!いぶし銀の8bit風シューティング『GyroBlade』レビュー!【Switch/PC】 - 絶対SIMPLE主義

 

『GyroBlade』と同じ開発元の作品。

そっちも単純な縦シューティングとしてよくまとまってたけど、

こちらの方が「ヘリだからこそ」のゲームになっていて面白かったね。

 

 

全7ステージで難易度はNORMAL/HARD/ACEの3段階。

Switch版は更に下の難易度CASUALが追加されている。

ヘリを操作してレーダーを頼りにステージ内を移動し、

赤く表示されたターゲットをすべて破壊するのが目的。

その後に登場するボスを破壊すればクリアだ。

 

 

360度自由に移動しながら、右スティックで敵を狙い撃つシステムが特徴で、

武器は撃ちまくれるバルカン砲と、

ロックオンした敵に飛んでいく強力なミサイルの2種類。

追ってくる敵のミサイルを掻き消せるフレアーもあるぞ。

ややファミコンの『バンゲリング・ベイ』っぽい画面構成ではあるが、

あそこまで操作性にクセは無いし、システムや手触りは全然違うね。

 

 

バルカン砲とロックオンミサイルで敵をバリバリ破壊しつつ、

旋回性能を活かして敵の攻撃を避けていくのが熱いシューティング。

敵の周りをグルグル回りながら敵弾を避けて砲撃を叩き込む!

ステージが進むごとに激しくなる敵の攻撃を

ギリギリの斜め移動で捌いていくのがたまらない作りだ。

 

 

序盤は視界に入ると素早く火炎放射を浴びせてくる戦車に苦戦させられて、

この放火魔野郎がよぉ……!と怒り心頭になるが、レーダーを見ながら斜めに接近し、

砲塔がこちらを向く前に集中砲火を浴びせることを覚えると一気に楽になる。

しっかり動けば、基本的に戦車や砲台の速度ではヘリに対応できないのだ!

旋回性能で翻弄して撃ちまくりだ!

 

ただ、バルカン砲もミサイルも弾数制限があるし、

ボタン押すと高速移動できるが燃料を多く消費する。

燃料が尽きたら墜落でステージクリアするまで補充は無し!

最初に言ったように回復アイテムなどは一切登場しない。

 

ここは好み分かれそうな仕様だがそこまでシビアではなく、

ステージ最後のボス戦での緊張感に繋がってるので個人的には好き。

ボスの集中砲火を高速移動で華麗に避けてるけど燃料が危ない……!

と、ヒヤヒヤしながらの勝利は心地良い疲労感だった。

 

 

コンティニュー周りの仕様も結構厳しめで、

数回被弾してやられるとステージの最初から。

クレジットがゼロになるとその時点でタイトル画面に戻される。

一度クリアしたステージを遊べるフリーモードはあるものの、

ステージセレクトは無しだ。最終ステージはなかなか手強かった。

 

 

ストーリー説明が無いのでその辺は想像するしかないんだが、

途中から敵が「紫色をした輪っか状の破壊光線」という、

侵略宇宙人しか使わない武器を使ってくるので敵はエイリアンだな!間違いねぇ!

 

 

前作に続いて「手強いけどファミコン時代のシューティングほど難しくは無い」

くらいのバランス。

残弾や燃料管理をしつつ、

高威力のミサイルで敵を爽快に破壊しまくる緩急をつけたゲーム展開と、

ヘリらしく旋回性能で敵を翻弄する操作形態が面白い1本で、BGMや効果音も良好!

似たようなターゲット破壊ステージが続くのではなく、

ステージ構成も変化を付けてあるのも好きなところ。

Nintendo Switch版のカジュアルモードだとは弾数制限がなくなって

かなり難易度が下がるので、最初はそちらから遊んでも良いかな。

 

LRボタンを酷使するボタン配置でキーコンフィグが無いのと、

8bit風にしても演出の地味さは少し気になったが、よくまとまってる作品だったぜ!