Rangerdog ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『Rangerdog』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:Hanaji Games
機種:Switch/PC
ジャンル:レトロ風横スクロールシューティング
発売日:2021/6/18
価格(税込):600円
レンジャー犬を操作して宇宙を救うシューティングだ!
『困ったじいさん』『私立ポセイドン学園高等部』で知られる
漫画家の大江しんいちろう氏が趣味で制作したという1本。
『パロディウス』シリーズへの熱いリスペクトが感じられる内容で、
ギミックが詰め込まれた個性豊かなステージ構成がお見事!
これが600円とかマジかよと驚く作り込みだったぜ。
RIKU、KOTETSU、MARUという、性能の異なる3匹から選んでゲームスタート。
貫通ショットとホーミングミサイルのあるKOTETSUが強いが、俺はMARUが好き。
日本語非対応で英語のみとなっているが、
会話テキストなどは無いゲームなので問題なくプレイ出来る。
昔のゲームっぽい雰囲気であえてやっているようだ。
ゲームとしてはオーソドックスな2Dの横シューティングで、
使うボタンも移動、ショット、ボムのみだ。
アイテムを取ることで武装が変化。
バリア、オプション、3回までストック可能なボムもあるので、
ここら辺を適度に取っていくと安定する。
アイテムは弾を当てると変化するので、欲しいアイテムがすぐ取れるようになってるぞ。
『パロディウス』のパロディっぽいゲームだが、ここはオリジナルとは違うシステムだ。
まあ『ツインビー』と言えるかもしれないが。
見所はかわいくゆるい雰囲気で統一されたステージ構成。
1面は寿司が流れてくる回転寿司ステージだ!
寿司はこちらに攻撃をしてくるので悪の寿司だと思われる。
大工の敵が登場するステージ3は、
柱を破壊することで建物の骨組みが崩れるギミックがあるとか、
ステージ毎の個性付けがしっかりしていて素晴らしい。
カジノステージのボスはブタの貯金箱!
道中で拾ったコインを口からぶち込んで破裂させて倒す!
とかボス1体1体の動きや攻略法が作り込まれてるので、
ゲーム的にも、見た目的にも遊んでいて非常に楽しいね。
最初から最後まで飽きさせない内容だ。
いのちの輝きを感じる……。
作り込まれたボスが次々に出てくるボスラッシュステージとか、
とにかく「大盤振る舞い」という言葉が似合う豪華な内容になっているぜ。
ステージの長さや敵の硬さなども程良い塩梅で、初見殺し的な要素も薄い。
シューティングゲームとしても気持ちの良い完成度だ。
バリアやボムが取りやすいので意識すれば安定して進める作り。
難易度はイージー、ノーマル、ハードの3段階で、
シューティング慣れている人なら、
ノーマルはサクッとノーコンティニュークリア出来るかな。
イージーにすれば難易度は更に落ちるし、
設定では残機を最大9機まで増やせるし、ステージセレクトもある。
初心者でも遊びやすい作りになっているぞ。
ただ、やられるとパワーダウンする昔ながらの仕様はやはり少しキツく感じるのと、
ハードになると後ろから来るザコ敵が増加して、
ボムでのゴリ押し前提っぽい敵配置になるのは気になったかな。
明るく楽しいドットで表現されたボスとステージの密度が濃く、
600円のゲームとは思えない完成度だ。
オリジナルの演出やギミックが満載で、シューティングとしてもよく考えられている。
ただの『パロディウス』のパロディでは終わっていない力作!
猫シューティングの良作が『ネコネイビー』ならば、
犬シューティングは『Rangerdog』だろう!
と胸を張って言える内容になっていたぜ。オススメです!