Nintendo Switch|ダウンロード購入|アサルトチェーンガンズKM
『アサルトチェーンガンズKM』のレビュー行くぜ!
メーカー :レジスタ
機種:Switch
ジャンル:シューティング
発売日:2020/02/20
価格(税込):1496円
スマホで配信されていた『アサルトチェーンガンKM』に追加ステージなどを加えた1作。
1996年のセガアーケード作品である
『ガンブレードNY』を思わせるガンシューティングゲームだ。
とにかく単純明快な気持ち良さがある1本になっているが、
真面目にやり込もうとするとちょっとしんどかったな!
モードは全6ステージ+αに挑むアーケードモードと、
1つのステージを選んでハイスコアを狙うスコアアタックの2種類。
超低高度進行用ホバーヘリに乗り、都市を占拠した謎のロボ軍団を排除せよ!
というストーリーだ。
画面が自動で進んでいくので、
プレイヤーのやることはジャイロ操作で照準を動かしてひたすら敵を撃つ!
弾のリロードは無しで撃ち放題!最後に出てくるボスを倒せればステージクリア!
単純明快だ!
使うボタンも射撃と照準のリセットのみなので本当に単純。
ジャイロ操作はゲーム開始時に調整できるが、感度は高めにしておかないと遊び辛いかも。
激しく動かしてると照準がズレやすいので、照準リセットのタイミングも大事。
一応、スティックでの照準操作も可能だが、
明らかにジャイロ操作前提のステージ配置になっているから相当にきついぞ。
マーカーが表示されているのが敵で、マーカーが点滅してる敵は攻撃をしてくる合図。
とにかく撃たれる前に撃ちまくるのだ。
自分はホバーヘリとのことだが、敵集団のギリギリにまで接近したり、
地面スレスレを飛び回ったり、
「本当にヘリか?!ヘリだとしたらパイロットはヤクでもやってんのか?!」
と言いたくなるダイナミックな画面スクロールがスリリング。
静止画だと伝わり辛いが、実際のゲーム画面だと気持ちの良いスピード感が味わえる。
プレイする毎に敵配置が微妙に変化するアドリブ重視のステージ構成だが、
ザコ敵を輸送するヘリを速攻で撃破するとザコが出てこなくなるなど、
先手を打つことで有利になる場面も存在するのが楽しい。うまい緊張感だ。
敵もドローンや人型のロボだけでなく、戦艦や巨大四脚メカなども存在。
次々に飛んでくるミサイルを撃ち落としながら、
弱点への一点集中攻撃で撃破していくのが熱いぜ。
俺は元の『ガンブレードNY』未プレイで、
『バーチャコップ2』『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2』『ダイナマイト刑事2』
辺りの感覚になるんだが、ややローポリのグラフィックは当時の雰囲気出てる。
特にこの球状のキノコ爆発がすごくそれっぽいな……!
単純に撃ちまくっていく楽しいゲームなんだが、
真面目に全6ステージ+αのノーコンティニュークリア目指すと途端に厳しくなる。
終盤の難易度が結構高い上に、
敵配置がある程度ランダムなのでどうしても事故での被弾が多くなるし、
アイテムが無く、一度減ったライフは絶対に回復しない。
ステージ1や2で一発喰らったらそれがラスボス戦まで響くので精神的にきつい。
どうもここら辺の仕様は元の『ガンブレードNY』を踏まえたものみたいだが、
俺はやり応えがあるというより普通にしんどかったぜ……。
そして難易度設定やライフ設定も不可能だ!
まあ、一度クリアしたステージからステージセレクトで再開は出来るし、
2人プレイ設定を1人でやればジョイコン二本持ちで二丁拳銃が出来るので、
それで難易度を下げることは出来る。
数回コンティニューすることを前提に遊ぶならそこまでストレスは溜まらないし、
スコアアタックはステージを1つ選んでプレイする仕様で、
敵を足すたびに制限時間がどんどん伸びていくルールなので、
こっちの方が気兼ねなく遊べて良いかな。
全6ステージ+αのアーケードモードとスコアアタックのみなので、
それ以外のやり込み要素を求める人だと物足りなく感じるかもしれないが、
遊んでいて爽快なゲームにはなってる。
ジャイロ操作で撃ちまくれる単純かつ手軽なゲームで、
ミニゲームではない作り込みがちゃんと感じられる。
という作品はSwitchだとなかなか貴重だし、敵がメカなのでグロくもない。
お子様でも安心して凶悪メカの脳天に銃弾をぶち込める1本だぞ。