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リスペクト溢れる穴掘り爆弾アクション!もう一押し欲しいデキ!『Murtop』レビュー!【Switch/PC】

 

Murtop ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

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『Murtop』のレビュー行くぜ!

 


パブリッシャー:Flynn's Arcade

機種:Switch/PC

ジャンル:アクション

発売日:2023/5/25

価格(税込):580~700円


 

80年代アーケード風の1画面アクションゲームだ。

配信元のFlynn's ArcadeはSwitch版『ドーナツ・ドド』のパブリッシャーで、

公式ツイートでも『ドーナツ・ドド』に続く作品として本作を推している

が、開発は違うところなのでご注意を。

 

Murtopは、Dig DugとBombermanを合わせたような、80年代からそのまま持ち出したような、アクション満載の速いペースのアーケードゲームです。

このゲームは、「ディグダグ」と「ボンバーマン」を合体させたような、80年代のアクションゲームです。

 

Steam版ページに身も蓋もない事が書いてあるが!

その通りで『ディグダグ』と『ボンバーマン』を合体させたシステムだ。

ドットやBGMもそれっぽいし細かい画面設定なども拘りを感じる点。

それでいて軽快なゲームスピードは今風な手触りになってるぞ。

 

ただ、本当に『ディグダグとボンバーマンを足した』で止まっていて結構大味。

本作ならでの個性がもう一つ欲しいところだったね。

 

 

1画面のアクションゲームで敵を全滅させればステージクリア。

土で埋まったステージを掘り進めながら移動し、爆弾を設置して敵を爆破!

ザコ敵は3種類でアイテムはスコアアイテムであるニンジンのみのシンプルな作り。

 

岩の下を掘ると落下することを利用して敵を潰すことも可能だ。

『ディグダグ』だと落下直前の岩を体で支えられたが、本作だとそれが出来ない。

同じ感覚で遊ぶと潰されて自爆するぞ。

こっちの主人公はウサギだから非力なんだろうな……。

 

 

爆弾は置いた瞬間にすぐ爆発するし、最初から画面端まで届く最高火力。

どうも爆弾はお尻から出してるようで、ボタンを押すと自分の1マス後ろに設置されるぞ。

ケツから爆弾を出すゲームは初めて見たな……。

いや、『ボム・チキン』があったわ!じゃあこれが2本目で。

 

 

元ネタに比べると主人公の移動スピードも速く、とにかく動き回って敵を誘導して、

まとめて高火力の爆弾で吹っ飛ばしてコンボ!高得点!で突き進むゲームだ。

軽快なBGMや爆発エフェクトも気持ち良い作り。

 

 

15秒以内にステージをクリアすると5000点の高得点ボーナスも入るため、

ステージ始まったら最短ルートを頭の中で組み立てながら

走り出すスピード感が楽しいぜ。

 

 

オプションも充実しており、ブラウン管風のフィルターはもちろん、

ゲームの色合いを変えられるカラーパレット機能や縦画面モードまで搭載。

 

 

カラーパレット機能はゲームボーイ風やバーチャルボーイ風のものも!

左右の壁紙も種類があるし、

爆発による画面振動やフラッシュをOFFに出来るのも気が利いてるところ。

ゲーム起動すると基盤チェックの演出が挟まるのも細かい。

アーケードゲームじゃないだろ!何をチェックしてるんだよ!

 

 

ただ、ゲームとしては複数の敵を誘導して、

置いた瞬間に爆発する高火力の爆弾で全部吹っ飛ばす!の繰り返し。

似たようなステージが延々と続くこともあって単調だ。

元ネタと比較するとモリを使って敵を食い止めつつ高得点を狙う『ディグダグ』や、

爆弾のラグや爆発範囲を踏まえて敵を狙う『ボンバーマン』のような、

単純ながら奥深さを感じさせる要素に乏しく、

この辺で当時の名作アーケードゲームとの差を感じてしまう。

 

一見ドンキーコングまんまだが、

現代ならではのアクションとして丁寧に調整されていた

『ドーナツ・ドド』とは比較にならないぜ。

 

敵は3種類と書いたが1体は画面上から岩を転がしてくる倒せない敵で、

岩が何も無いところで不規則な跳ね方をしたりと、

軌道を読みづらいのも気になった点かな。

 

 

せっかくだから全消ししてみた。

 

700円未満で買える昔のアーケードっぽい新作アクションとしては気合入った作りで、

とにかくスピード感全振りでスコアを稼ぐ気持ち良さに関しては独自要素と言える。

ただ、全体的には『ディグダグ』と『ボンバーマン』を足したところで止まっていて、

個人的にはもう一押し欲しい完成度だったね。

手軽に遊べる面白さはあるので、PV見て興味持ったら悪くない1本だ。