【レビュー】燃えるシチュエーションがてんこ盛り！これぞ2Dロボアクション！『MECHBLAZE』【Switch/PC】

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Steam：MECHBLAZE

『MECHBLAZE』のレビュー行くぜ！俺がプレイしたのはNintendo Switch版ね。

パブリッシャー：Sanuk

機種：Switch/PC

ジャンル：アクション

発売日：2020/11/7（PC）2023/12/14（Switch）

価格（税込）：980円

メカ！ロボ！たまに美少女！なゲーム制作サークル「ASTRO PORT」による2Dロボットアクションゲームだ。

地球防衛軍の一員となり、平和を脅かす悪のロボット軍団と大バトル！ゲスト参戦で無敵のスーパーロボットも登場だ！と、てんこ盛りの1本。演出の凝りっぷりがたまらないしアクションゲームとしても良質で、980円なら文句無しだったぜ。

「ASTRO PORT」作品はすべての世界観が繋がっており、本作も『超電気ロボバルカイザー』から地続きの展開になっている。まあ、「なんかマジンガーZみたいなゲームが前作なんだな？」くらいの理解でOKだ。

悪の宇宙帝国ゴゴー軍団はバルカイザーによって倒されたが、その技術を手に入れたのが秘密結社ネオローラン党。開始された世界各地への攻撃に対し、スーパーロボであるバルカイザーは特殊なエネルギーを使い果たして動けない。地球防衛軍のリアル系な量産型ロボがいっぱい出撃して頑張るぞ！というストーリー。

ガッツリ繋がってるのでボスキャラも同じヤツが出てくる。

こっちが『超電気ロボバルカイザー』の1面ボスのネジリンガー。

こちらが本作『MECHBLAZE』の1面ボスであるネジリンガーだ！雰囲気やスケール感に合わせて細部がディテールアップされてるのが味わい深い！『マジンガーZ』と『マジンガーZ / INFINITY』の差みたいだ。

『超電気ロボバルカイザー』はコテコテの昭和ロボットアニメパロのシューティングでなかなかの良作。こっちもそのうちNintendo Switchで出して欲しいぜ！

『MECHBLAZE』の話に戻ると、本作は全6ステージのアクションゲーム。3種類のメインウェポンから1つ、9種類のスペシャルウェポンから2つを選んで出撃する。一度選んだ武器はクリアするまで変更できないし、特定条件を満たさないと解禁されない武器もある。難易度も5段階あるので、繰り返し遊ぶのが楽しい作りになってるぞ。グレネードランチャーで行くかレーザーで行くかミサイルランチャーで行くか……なんて悩める。

そしてガトリングガンとか火炎放射器とか、絶対使いたいヤツを2周目以降の要素にしてるのがじらすねぇ～！

重量感のあるメカを動かしながら、イカした動きの敵メカを次々に破壊していくのが気持ち良いゲーム。ド迫力の巨大ボス戦に、援護してくれる味方機との共闘、背景で敵の秘密兵器に味方がやられるストーリー描写に、細かい背景ビジュアルなど。ステージ毎のロボットアニメ的なシチュエーションも含めて、こういうのを待っていた！という要素が全身に漲っている2Dロボアクション。巨大ボスの登場演出もいちいち分かってる作り！

爽快感重視の作りで敵をどんどん倒していけるし、弾数制限のあるスペシャルウェボンをある程度残しておけば、割とボスをあっさり倒せるテンポ感も好き。「ASTRO PORT」作品はこういう調整が多い気がするな。スペシャルウェポンはミサイルランチャーがド安定の強さを誇るので、あえて使ってみないプレイも緊張感ある。

敵に接近した状態で攻撃ボタンを押すと近接用のパイルバンカーが自動で発動するなど、全体的に『重装機兵』シリーズのオマージュが色濃い作り。