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【レビュー】「ガラケーだけのメガテン外伝」ここに完結ッ!『G-MODEアーカイブス+ 女神転生外伝 新約ラストバイブルIII 夢幻の英雄』【Switch/PC】

 

女神転生外伝 新約ラストバイブルIII 夢幻の英雄 - G-MODEアーカイブス

 

『女神転生外伝 新約ラストバイブルIII 夢幻の英雄』のレビュー行くぜ!

 


パブリッシャー:ジー・モード

機種:Switch/PC

ジャンル:RPG

発売日:2022/9/29(Switch)2022/12/13(PC)

価格(税込):1800円


 

2010年に携帯アプリとして配信されたRPGの移植。「ガラケーでしか遊べない女神転生外伝」である『新約ラストバイブル』シリーズの完結編となっているぞ。より洗練されたゲーム内容と、集大成となるシナリオが見所だ。

 

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ガラケーだけだった幻のタイトルが3本揃って現行ハードで楽しめるのは非常に嬉しい!特に2作目は今遊んでもヤバ過ぎて驚かされたね。しかし3作目は正直言って全体的にパワーダウンが目立っていて、これまで以上にファン向けの1本と言えるかも……!

 

 

舞台となるのは惑星ダミール。5年前から出現した魔獣によって人々は憔悴し、勇者の登場を待っている場所だ。記憶喪失の主人公(名前変更可能)は辺境の村で可愛い女の子とのんびり暮らしていたが、魔獣を引き付ける謎の機械「COMP」を手に入れたことにより、自らの運命と向き合う旅に出る。

 

2作目が世界的な疫病と主人公一家の惨殺から始まったので、比べるとめちゃくちゃ平和な星に感じてしまうぜ……!

 

 

ガラケーとはいえ2010年に配信されたシリーズ3作目なのでグラフィックは格段に向上。キャラの等身が上がり、背景も描き込まれている。『ドラゴンクエストVI』くらいの雰囲気があるね。

 


2008年配信の前作がこちら。クオリティの差は一目瞭然だ!

 

 

今回仲間に加わるアリシアとレオニードは、どちらも次元を超えてやってきた過去2作の主人公たちの子孫!まさに完結編という流れ。

 

 

あいつらの子供だなぁと思える過去作を踏まえたネタもあるし、その後の話が少しだけ察せるのはシリーズファンとして嬉しいところだ。

 

 

チートキャラである大魔導士エイボン氏ももちろん登場。今回も付近の住人に怪しまれながらの家持ちで、魔獣関連のアレコレをサポートしてくれる。

 

 

ゲーム自体は過去作と同じ。

主人公を含めた人間キャラ3人と、戦闘中の「話す」コマンドで仲間に出来る魔獣でパーティを組める戦略性、そして集めた魔獣を合体させて、更に強い魔獣を作る要素が特徴だ。世界観はファンタジーRPGだがしっかり「女神転生」している。

 

 

色んな神話の神や怪物たちがごった混ぜに出てくるところも魅力。レヴィヤタンかっけぇ!船を襲って沈めてみんな困っているという、普通はクラーケンが担当しそうな仕事をしてる。

 

 

雄大な森を進んだら、最後に太った触手おっさんと戦う事になったのは衝撃だった。

 

 

このパーティなら回復役がいる、ザコ用全体攻撃魔法が使える奴も欲しい、金を払って仲間の魔獣を強化出来るが誰のどのステータスを伸ばすか……なんて悩みながらの育成と仲間集めが楽しい作り。

 

システムの改善点としては敵キャラ図鑑を埋めるための呪文がミスしないようになったり、特定のアクセサリーを装備して敵を倒すと、稀に仲間になってくれるドラクエ仕様の登場などなどだ。

 

 

ただ、大きな変更点はそのくらいなので、やはりRPGとして今遊ぶとだいぶ単調な作り。エンカウント率の高さも健在なので、エンカウント率軽減呪文が手放せない。G-MODEアーカブスのRPG色々遊んだけど、やっぱり当時のガラケーのRPGは全体的にエンカウント率高い気がする。ワープゾーンであっちこっちに飛ばされる仕掛けを採用してる作品も多い気がする。

 

 

戦闘中に魔物と会話「話をする」のパターンが過去作からの使いまわしで4種類しか無い上に、魔物ごとに正解が違うだけなので、ただの総当たりになるなど、基本がそのままだと3作続いての欠点が余計に目についてしまうな……。

 

敵も弱い。

適度に難所があった1作目と2作目と比べて格段に難易度が下がっており、全体魔法と強化スキルを使っての殴りで大体なんとかなってしまう。強いボスも「強力な全体攻撃魔法をぶっ放す時があるのでキツい」程度。

 

2作目は「どうやって勝つんだ!?」が多い上に、ラスボスが普通のRPGなら隠しボスレベルの下準備が要求されるなど、大変過ぎたところはあるけど物足りないぜ。

 

 

敵も弱ければシナリオも弱い。

割と普通のファンタジーRPGと思わせて中盤から畳みかけてくる1作目に、絶対にプレイヤーの心を折るという鋼の意思を感じた2作目。それに比べると最後まで割と普通のファンタジーRPGと言わざるを得ない。なんかイベント飛ばした?ってくらい唐突な流れや、悪い意味で過去作で見たような流れのイベントも多いため、マンネリ感も強かった。

 

 

短すぎるスカートに興奮してぶっ倒れるなど、妙に時代を感じるギャグパートは増量。

2作目の鬱展開が手加減無し過ぎたので、3作目で明るくするのは良い。あれ以上暗くされたら俺は辛い!耐えられない!しかし鬱展開の合間のしょうもないギャグが清涼剤だった2作目に対して、シナリオが薄くなった上でギャグは増えてる3作目は……単に緊張感が無いだけなんだよな……!

 

 

クリアまでは15時間ほど。
終わり方などはこれはこれで良いと思えたし、3作続いたからこその構成は悪くなかったが、全体的には無難過ぎて特徴の薄い1本かなぁという感想だ。最後まで付き合うファンや、女神転生のコアなファン向けになっちゃうね。

 

それはそれとして、これにて『新約ラストバイブル』シリーズの復刻は完遂!幻のRPGを復刻してくれたジー・モード&アトラスには感謝しているッ!