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【レビュー】最大4人で戦う吸血鬼退治アクション!『ブラッド・ラインズ』【Switch】

 

ブラッド・ラインズ ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

『ブラッド・ラインズ』のレビュー行くぜ!

 


パブリッシャー:PLiCy

機種:Switch

ジャンル:アクション

発売日:2024/5/2

価格:980円


 

Type [X] Studioが手掛ける完全新作のレトロ風アクション。

キャラクターを切り替えながらヴァンパイアの城を攻略する内容だ。

 

開発は2016年から活動してる個人ゲームスタジオで、Nintendo Switchだと『マジシャンズ・チェイス -消えたカレーのレシピ-』が直近の作品。世界観が繋がっているので同じキャラも登場している。

 

・俺のレビュー

痛快!駆け抜ける2Dメイドアクション!『マジシャンズ・チェイス -消えたカレーのレシピ-』レビュー!【Switch】 - 絶対SIMPLE主義

 

こちらはロックマンだったが今回は悪魔城だぜ!

 

 

意外にも舞台は20XX年。最強のヴァンパイアハンターであるレイカとその従者が、人々を連れ去る魔城の調査に向かう。道中では先行して潜入した仲間や、謎の男が待っているぞ。悪魔城ではなく魔城なので間違えないように!

 

 

ステージ名も含めて元ネタが分かりやすすぎる……。

陽の光を避けてコソコソしてる吸血鬼を倒すには、このくらい堂々した態度が必要なのだ!

 

 

いくつか分かれ道はあるが、基本的には一本道で探索型ではないぞ。ウェポンや移動性能が異なるキャラを、状況に応じて瞬時に切り替えながら進むゲームだ。

ダッシュは前進にも後退にも使えるので、どっかのゲームみたいに後ろ向きにバックダッシュ連発しなくてもスイスイ進める作り。全ボタンキーコンフィグ可能なのが助かる。

 

 

アクションゲームとしてはオーソドックスだが、状況に応じたキャラ切り替えが面白いところ。

しゃがみが伏せになっているメイドさんで弾を避けながらカウンターしたり、動きは遅いが斧で敵弾をガード出来るシスターで間合いを詰めて一撃入れたり。コウモリに変身できる色々とそのまんまなヤツで地形をゴリ押ししたり。ダッシュに一瞬の無敵が付くキャラと付かないキャラがいることに気づくと、ボス戦がグッと楽になる。

 

最大で4人まで増える操作キャラはHPゲージが個別なので、死にそうなキャラを引っ込めて回復アイテムが出てきたら切り替えて……って立ち回りも可能だ。

 

 

素朴だが等身高めのレトロ風ドットも可愛くて良し。

 

 

恐怖!体を伸ばして道を塞ぐネコ!

 

 

ストーリーは吸血鬼退治するぞ!吸血鬼とのハーフが仲間に加わって少しピリッとするぞ!くらいの分かりやすい筋書き。

キャラクターボイスはあるが掛け声程度だ。

 

<キャラクターボイス>
レイカ CV:中川 亜紀子
サクラ CV:夏樹 リオ
ミレッタ CV:夏代 めぐみ
ジード CV:根岸耀太朗
ジョージ CV:上田 こうすけ
サチ CV:根岸愛

 

でもかなり豪華だわ……。

 

 

難易度は全体的に低めで、複数キャラがいるから死に辛いし、穴に落ちてもちょっとダメージを受けて手前からやり直しになるだけ。全滅しても直前から再開できる。その分ボスの攻撃力が高めに設定されており、一撃で体力ゲージをごっそり持っていかれる。

 

ボス戦が本番!な作りと思えば納得できなくはないが、とりあえずボスの攻撃力を上げとく調整はやや大味に感じるし、そこを含めても難易度はかなり低めになっているね。

 

 

クリア後は好きなキャラを2人選んでタイムアタックに挑むクロニクルモードが解禁。

ここだけのキャラとして主人公の父親と、作者の別作品からの参戦となる青島サチが登場。親父はどっかで見たような服装でムチを使うぜ!

 

 

青島サチは武器がブレード、二段ジャンプ、回転切り、そしてチャージショット可能な銃まで持っているのでオールラウンドで強い。

こいつだけ性能がロックマンゼロの世界から来てるぞ!

 

 

アクションゲームに慣れていればクリアまでは1時間掛からないボリューム。

死神も時計塔も出てきてサクッと遊べるドラキュラ風アクションとしてはそこそこだが、タイムアタックにハマれないと物足りないかも。

個人的には『マジシャンズ・チェイス -消えたカレーのレシピ-』の方が、ボス戦の緊張感も敵倒す爽快さもステージ構成も上だったのでやや評価落ちるかな。