ガチャレーシングのレビュー行くぜ!
ガチャレーシングは7月2日にアークシステムワークスから700円で配信された3DS DLソフトだ!
ノリがチョロQっぽいので開発はバーンハウスエフェクトかな?と思ったがアークの模様。
一応、デザイナーなどの欄にバーンハウスエフェクトの名前もあったが。
ジャンルは昔懐かしい上から見下ろした視点のレースゲーム。
「ガチャ」を回してレアパーツをゲットして自分の車をどんどん強化していく内容だ。
ガチャと言っても課金要素は一切無い。700円ポッキリね。
ゲームを開始すると「まずはガチャを回してみましょう!」などというガイドが出る。
回すとパーツや車が出て来て「おや?これはいいパーツですね!」などとガイドに褒められて……。
ソシャゲのガチャかよ!
ゲームの流れはレースに参加!勝って賞金を貰う!
ショップでガチャを回して新パーツゲット!ガレージで車をカスタマイズ!レースに参加!
をひたすら繰り返す。
最初はFランクからスタートして各ランクの最終レースで1位を取ればランクアップ。
Aランクの最終レースを勝ち抜けばエンディングだ。
全12コースで条件の違う30以上のレースが用意されている。
2画面ぶちぬきのレースゲームだがこの素朴なグラフィックよ!
操作は方向スティックでハンドル操作。後はアクセル、ドリフトのみだ。ATオンリー。
ハンドル操作は方向スティック固定だが、アクセルとドリフト操作はオプションでボタンを変更出来る。
車はボディ、タイヤ、エンジン、アクセサリーで構成されている。
アクセサリーは「ステータスアップなど特殊な効果があるが、一定回数使うと壊れる」というもの。
ここぞというレースで使いたい。
レースの賞金で回せるガチャはプレイヤーのランクに合わせてどんどん上のガチャが登場する。
レアパーツや更に上位のハイレアパーツなども存在し、もちろんそういうのは性能が高い。
レアパーツを求めてガチャを回しまくれ!
レア…?これのどこがレアだよてめぇーっ!
このガチャを回すと変なパーツやおもちゃみたいな車がどんどん出てくるノリが楽しい。
「オートサンリン」とか「ニバリキ」とか
「すりへりタイヤ」とか「木炭エンジン」とか「ゴムゾーリ」とかそんなのばかり。
車もF1カーっぽいものからただのトラックまで色々。
ヤンキークラクションというアクセサリーは特殊効果は一切ないが
装備すると下画面をタッチして効果音を出して他の車を煽ることが出来る。
チョロQっぽいノリだぜ。清掃車が無いのが惜しいですな!
いや、俺が出してないだけであるのかも?!
ゲームコインを10枚使用して回す特別なガチャもある。
出るのはアクセサリー中心で、ゲームコイン10枚も使う割りに出るパーツは渋めかも。
まあ、最初から回せるからって理由もあるだろうが
パーツにいらないパーツを合成してステータスを上げることも可能。
このパーツはハンドリング性能が上がる、このパーツは最高速度が上がる、など
合成するパーツで上がるステータスも変わるので、自分のプレイスタイルにあった合成をしよう。
合成は失敗することもあり、その場合は合成に使ったパーツが消える。それ以外にはペナルティは無し。
どのパーツを合成しても上昇ステータスは1で固定。
その代わりレアなパーツほど合成に成功する確率が高いという仕様だ。
ゴミパーツは合成してもステータス1しか上がらないけどレアパーツは2上がる……。
とかだとしんどくなり過ぎるのでこれでいいと思う。
パーツには合成回数が設定されてるので合成限界まで合成しまくろう!
「基本性能は低いが合成回数は70回なので鍛えればすげぇ強い」なんて廃人パーツもあるぞ!
基本的には最高速度とコーナリング性能優先でいいかな。
非常にシンプルな内容だが中毒性はなかなか高い。
やっぱりガチャでレアパーツ引けると嬉しいし、合成でパーツを強化してレースを勝ち抜いていくのもハマる。
パーツの種類もなかなか豊富。
ガチャでレアパーツ引けるかどうかの運ゲーではなく、
ドリフトでしっかり差を詰めたり、トップの車に体当たりをしまくるなどのテクを駆使すれば
格上相手に勝利をもぎ取ることも出来るし、もちろんパーツを鍛えて性能差でゴリ押ししてもいい。
全レースクリア後は最高のレアパーツを求める果てしないガチャ地獄が始まる……。
レース名にさりげない小ネタが多いのも楽しいね。
レースに勝った時にランダムで高額ガチャが出現したりするのもアツい。
演出らしい演出がロクに無いゲームだがスタッフロールの演出はいい。
不満点はガチャを引くときに1回ずつしか引けないのと、
売ったり合成したくないパーツをロックできない辺り。
合成のために大量のパーツを消費するゲームなので操作ミスが怖い。
ガチャの価格が全体的にやや高く感じるのでもうちょっと安くても良かったかな。
パーツ図鑑みたいなのが無いのも惜しい。
ガチャの演出はもうちょっとハデな方が笑えてよかったかも。
キャラの強化とレアのために資金を燃やして引きまくるのはソシャゲなどの課金ガチャっぽいが、
胡散臭いおもちゃみたいなパーツがゴロゴロ出てくるのは駄菓子屋などにあった昔ながらのガチャっぽい。
本作はこの2つのガチャの融合的作品と言える。
ややバランスが大味なところもあるが、全体的に流れるユルい空気になんとも言えない魅力と中毒性アリ。
素朴なゲーム画面を見て「なんか懐かしい!むしろこれに惹かれる!」と思った人なら楽しめるはずだ。