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PS4/Switch/XboxOne/Steam「ロックマン11 運命の歯車!!」レビュー!長距離走の美学!これがロックマンだという堂々たる完成度!

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CAPCOM:「ロックマン11 運命の歯車!!」公式サイト

 

『ロックマン11 運命の歯車!!』のレビュー行くぜ!

 


メーカー:カプコン

機種:PS4/Switch/XboxOne/Steam

ジャンル:アクション

発売日:2018/10/04

価格(税抜):4980円(通常版)


 

 実に8年ぶりとなるロックマンシリーズのナンバリング最新作だ!

パッケージソフトとなると8以来なので21年ぶり……!

内容は新システムを加えつつも、

『ロックマン』として見事な完成度に仕上がっていたぜ。

 

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悪の科学者ドクターワイリーが世界征服のために、

心優しいロボットたちを改造して手先にした!

立ち向かうのはロボットと人間が共存する未来を目指すライト博士に作られた、

元・お手伝い用ロボットであるロックマンだ。

かつてワイリーとライトが袂を分かつきっかけとなった禁断の装置

「ダブルギアシステム」を自らに組み込み、死地へと赴く。

悪の野望を打ち砕くためにシリーズ11作品目の今回もゆけ!ロックマン!

 

という、シリーズの伝統芸をやりつつも、ワイリーとライトの関係性を掘り下げ、

「後のシリーズ」への繋がりも匂わせるストーリーになっているぜ。

 

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オープニングの悪夢から目覚めるワイリー、

ドクロ柄のパジャマにドクロ付きのベッドで寝ていて最高。

自宅の外観に合わせたデザインで統一するこだわりを感じる。

 

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ゲームはいつも通り、ジャンプと射撃が軸の2Dアクションシューテイング。

強力な溜め攻撃であるチャージショットもあるし、

ボスを倒すごとに新しい武器が手に入るのでどんどん攻撃手段が増えるし、

頼れる相棒ロボであるラッシュを呼び出してジャンプ台にしたりも出来る。

使える手札はすべて使い、

様々な敵キャラとギミックが待ち受けるステージを攻略していくのだ!

 

やられる度に減る残機が無くなったら、

挑戦してるステージの最初からやり直しという昔ながらの仕様。

 

難易度は「NEW COMER」「ADVANCED」

「ORIGINAL SPEC」「EXPERT」の4段階で、

低くするとチェックポイントが増えたりサポート機能が付いたりする。

 

低難易度を安易に「SUPER EASY」とか「MONKEY」とかにしなかった点と、

それぞれに「初めてロックマンを遊ぶ人向け」

「久しぶりにロックマンを遊ぶ人向け」などと、

分かりやすい説明がついてる点を褒めたい。

 

「ADVANCED」がこれまでのロックマンより少し簡単で、

標準難易度と思われる「ORIGINAL SPEC」はこれまでより難しいかも。

難易度以外にも救済措置は色々とあるので、

個人的には「ADVANCED」からをオススメしたい。

 

 

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親の顔より見たステージセレクト画面!

8つのステージを自由に選択して攻略することが可能だ。

ボスにはそれぞれ弱点武器が存在するので、

対応した武器を取っていける順番で行くと格段に楽になるが、

弱点武器が無くてももちろんクリアは出来るので気にせず選んでもOKだ。

 

8ステージすべてクリアするとどうなるのか……。

ここから先はキミの目で確かめてもらいたい!

 

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そんなわけで基本的な部分はシリーズお馴染みの作りになっているが、

プレイを始めてまず「おっ!」となったのが操作性。

グラフィックが3Dになってはいるが

移動やジャンプのレスポンスが非常に良くて

遊んでいて引っかかるようなところが無い。

公式動画で動きにこだわった件が語られていたがそれも納得の操作感だ。

 

他にもボタン一発でラッシュコイルとラッシュジェットを出せたり、

スティックで特殊武器を選択できたりと、しっかり2018年基準のUIになっているぜ。

 

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ステージもツンドラマンなら絶対零度の氷ステージ、

ヒューズマンなら電流とビームが道を阻む工場ステージ、

パイルマンならば重機が襲い掛かる工事現場ステージなどと、

ボスのデザインに合わせた個性的な仕掛けを堪能できるようになっていて、

やはりロックマンと言えばこれだよなぁってなる。

爆発ギミック満載の遊園地であるブラストマンステージが特にお気に入り。

 

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特殊武器は自分の上下に巨大な氷の竜巻を起こすものに、

自分を劇薬で包んで敵弾を防ぐもの、跳ね回るボールを複数発射するもの、

空中ダッシュで相手を突き刺すものなどなど……。

様々な攻撃方法の武器が揃っているため、使いこなせればどんな状況にも対応可能だ。

今回はどの武器も使いどころが分かりやすい性能になってるね。

 

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そして今回からの新システムであるダブルギアシステム。

スピードギアを発動している間は周りの時間がゆっくり進むようになり、

パワーギアを発動している間は攻撃力が大幅にパワーアップするというものだ。

これを活用した攻略が熱い!

 

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高速で動き回る敵が出てきたらスピードギアでゆっくりにして弱点を狙い撃ったり、

物凄い勢いで電撃が出たり消えたりする箇所や、

トゲだらけで通り辛い場所に来たらスピードギアを使って安全に通り抜けたり。

パワーギアを発動させての連射で堅い敵を一瞬で蒸発させたりと。

システムを活用して難所を見切っていくのが実に面白い。

パワーギア発動中は特殊武器の性能も大幅にパワーアップするので、

ド派手な攻勢をかけられるぜ。

 

発動している間はゲージが溜まっていき、

これが限界になるとオーバーヒートして一定時間仕様不可能となるが、

ゲージは時間経過ですぐ回復するし、ON/OFFは自由自在なので、

小刻みに発動させてゲージを節約させるような使い方も出来る。

「とりあえずスピードギアでゆっくりにして様子を見よう」とか、

「危ないッ!とりあえずスピードギア!」

とかがお手軽なのがストレス溜まらなくて良い。

 

従来のシステムと本作からのシステムがガッチリと噛み合っていて、

爽快さは増し、理不尽さは減っているのがお見事。

 

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ボスも体力が減ってくると

「ダブルギアシステムが使えるのはお前だけじゃないぜ!」と、

攻撃の激化や高速化や巨大化といった大技を繰り出してくる。

ならばこちらもダブルギアシステムを使って対抗だ!

同じ力を持った者同士の熱いバトル!付き合ってやるぜ……10秒間だけな!

 

ダブルギアシステムを使わなくても攻撃を避けられるようにはなっているので、

オーバーヒート防止のために、

ギリギリまでギアを使わずに取っておく見極めも重要となってくるぞ。

 

繰り返し遊んでいるとギアを使わずに避けられる時間がどんどん長くなっていくので、

「すげぇ…戦いの中で成長している……!(俺が)」ってなる。

 

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とにかくステージ構成が丁寧で密度が濃い。

中ボスの数も多いし仕掛けも満載だが、決して理不尽ではないし、

特殊武器とダブルギアシステムを駆使することで難所をいくらでも切り崩せる。

意外な武器が意外な仕掛けに有効だったりするので、

気づけるとあっさり突破出来ることもあったり。

 

ザコの中には盾でこちらの攻撃を防ぐキャラも存在するが、

今回はチャージショットを当てるとそいつらを怯ませることが出来る。

ちょっとした変更点だが爽快さが増していて良い。

何がスナイパージョーだバカバカしい!

 

再登場した過去のシリーズの強敵を

今回の新システムで楽々対処できるような場面もあってニヤリ。

昔はお前の避け辛い攻撃に苦しめられたが、

今回のダブルギアには通じないぜ!みたいなアップデート感がたまらない。

まあ、向こうは向こうで新しい攻撃でこっちを苦しめてくるんだがな!

 

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今回過去のロックマンシリーズと比べてステージがかなり長いんだが、

何度もやられてやり直していくうちに

ノーミスでスイスイ進めるようになっていく達成感の方が上で、

俺としては長さは全然気にならなかった。

中ボスも対処法を見切ればアッサリ倒せるし、ステージ構成が本当に上手い。

 

一番強くて一番熱かったのがラスボス戦。

強烈な移動パターンと攻撃パターンの数々を繰り出してくるが、

これまでの経験を活かして、ダブルギアシステムと

特殊武器をフルに駆使することでしっかりと対処できる。

 

ここでスピードギア!ここでこの特殊武器!ここでパワーギア!

ピタリとハマり、悪の野望に亀裂を入れた瞬間が最高だったぜ!

 

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『ロックマン7』から導入された、

ステージ中に集まるネジを使って買い物出来るシステムも健在。

今回はネジが簡単にザクザク溜まるし、

買えるものも残機から、体力をフル回復できるE缶、

トゲや落下を1度だけ無効にする消耗アイテムに、

基本性能を底上げする装備パーツなど強力な装備が揃っている。

プレイヤーに合わせた難易度調整が可能となっているぞ。

 

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グラフィックはさすがに

最近のフルプライスのゲームなどに比べると見劣りはしてしまうが、

背景の小物などはかなり細かく作ってあるのでじっくり見たくなるし、

ボスキャラの活き活きとした動きやボイスは実にイイ。

 

敵キャラのデータが閲覧できるギャラリーでは1体1体に解説がついていて、

このテキストがまた読ませる内容になっていたね。

ボスの解説を読んでいると、激闘を繰り広げた後のエンディングがしみる。

 

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全体的には満足しているんだが、

ステージ全体にボールが敷き詰められたラバーマンステージは

ジャンプボタン長押しで高く飛べることの説明が無いこと含めて、

遊んでいてちょっとストレスが溜まってしまったな……。

 

ブルースやフォルテが影も形も無かったのはちょっと寂しかったが、

今回は「ロックマン」という存在を軸に

ライト博士とワイリーの2人を対比させる話だったので、

いない方が話がスムーズと言えばスムーズなのよね。

まあ、次回作かDLCに期待ってことかな?

 

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ここ数年で「難しいけど死んでも直前から何度も復活できる」

タイプのアクションゲームが非常に増えた。

そちらが短距離走ならば、死ぬとかなり戻される上に

残機が無くなるとステージ頭からになるロックマンは長距離走であり、

その面白さをブレずに磨きぬいたのが今回の『ロックマン11』だ。

 

作り込まれたステージに何度も挑戦して、

攻略法を見つけ出し、自分の上達を実感しながら次のステージへ進んでいく。

その面白さを第一に置きながらも、

難しかったりストレスを感じるようなら難易度選択に加えて、

トゲ対策や落下防止のアイテムもあって細かく緩和もできるよと、

幅広い遊び方に対応している。

やり込み派には特殊なミッションに挑むチャレンジモードもある。

 

探索要素がある『ロックマンX』とも少し違う、

『ロックマン』としての魅力を追求したデキになっていたぜ。

久しぶりのナンバリング新作だったが

カプコン内製でこの堂々たる完成度を実現できたのは本当に大きな財産だと思う。

「面白いアクションゲームを求めている人」 にオススメしたい!