Nintendo Switch|ダウンロード購入|G-MODEアーカイブス07 ラブラブナックル
『ラブラブナックル』のレビュー行くぜ!
メーカー:ジー・モード
機種:Switch
ジャンル:ファンシーバイオレンスアクションゲーム
発売日:2020/07/02
価格(税込):500円
ガラケーのゲームを現代に復刻する『G-MODEアーカイブス』の第七弾。
モバイル&ゲームスタジオ開発で2006年に配信された『ラブラブナックル』の移植だ。
顔だけファンシー、体はムキムキの漢たちが殴り合う
ファンシーバイレオンスアクションゲームである!
公式に「ファンシーバイオレンスアクションゲームの最高峰!」とか書いてあるんだが、
他にそんなゲーム無いだろ!ちょっとファンシーだからって調子乗りやがって……!
ゲームとしてはすぐクリア出来るしほとんど一発ネタに近いんだが、
ガラケーでの操作を前提とした操作形態は今遊ぶと新鮮。
突っ込みを入れつつ、ついつい白熱しちゃうゲームになってるぜ。
全4ステージ構成のベルトスクロールアクションで、
難易度はHARD/HARDER/HARDESTの三段階だ!
ファンシーバイオレンス道に楽な道なしッ!
シンプルなベルトスクロールアクションで、
ひたすら出てくる敵をボコって先に進んでいく。ボスを倒せばステージクリアだ。
顔だけファンシーな連中が次々に登場するぞ!
倒した敵の頭を拾ってチェンジすることが可能で、
頭をチェンジすると攻撃に使うエネルギーが回復。
性能差もあるので、どんどん頭を取り換えて突き進んでいくことになるぞ。
ちなみに頭は何十種類もあるけどボディは共通。この省エネっぷり好き。
この時点で大分強烈だが、更に特徴的なのが操作方法。
方向キーで移動。
方向キーを敵がいる方向に入力で攻撃、長押しで強力な頭突き。
方向キーを敵と逆方向に入れるとガードだ。
つまり方向キーだけで移動、攻撃、防御、必殺技をすべて行うのだ!クセが強い!
これはガラケーの片手操作で遊べるように考えられたのが分かるね。
Aボタンでジャンプも可能。ジャンプ中にもう一度Aでジャンプキックだ。
強力だが消費エネルギーが大きく、当てるのも難しい大技となるぞ。
単純だが、間合いを踏まえた読み合いがしっかり成立しているゲーム。
基本的には敵の攻撃をガードしてスキを作ってぶん殴るのがセオリー。
慣れてくると絶妙なガードからの連続頭突きで、
敵を一瞬で倒せるようになるのが爽快。
しかし、進んでいくと敵もガードやガード無視の頭突きを使ってくるし、
エネルギーが無くなると攻撃が出来なくなるから長期戦はアウト。
高難易度のCPUはガードしてるこちらの後ろに回り込んでくるからヤバい。
テクノスジャパンのゲームみたいな動きだ!
画面内を動き回って敵を上手く誘導し、間合いを取りながら適切に処理をしていく。
このファンシーバイオレンスゲーム……なかなか侮れない面白さだ!
BGMもファンシーさとバイオレンスさが喧嘩してて良い。
入手した頭が記録される「あたまコレクション」というふざけたコーナーもあり、
1個1個にしょうもないテキストが付いてるのがまた楽しい。
こちらはヘルプに書かれている健康上の注意……ここもふざけてやがる!
最高難易度だとラスボス戦が運ゲー過ぎる… #GMODEアーカイブス #ラブラブナックル #NintendoSwitch pic.twitter.com/PfgYO0wSuA
— ラー油/Vゲームブロガーらあゆちゃん (@daikai6) July 3, 2020
楽しいゲームだがしんどいのが最高難易度のラスボス戦。
最高難易度は制限時間が短いにも関わらず、
こっちの攻撃が当たらない飛行攻撃を連発してくる。
2回くらい飛ばれるとその時点で時間切れが確定するという地獄だ!
相手が飛ばないことを祈る完全な運ゲー。
それは反則だろ?!
ふざけた見た目の奴は、脳みそまでふざけてやがんなぁッ!
いやこっちも十分ふざけた見た目なんだが!
最速で頭突きを連続で当てて瞬殺できなければ負けだ。
最高難易度のクライマックスに来て、
「頭突きハメvs遅延キル」という仁義なき戦いが展開される。
ここにしてバイオレンス濃度の跳ね上がりっぷりが凄いぜ……。
最高難易度には参ったし、クリアするだけならすぐ終わってしまうものの、
システム周りや小ネタの多さなどよく出来てる。
ちょっと変わったおバカなアクションゲームとして今遊んでも楽しめる1本だ。
やられてもチェックポイントから無限コンティニューできるのでお手軽。
右手にファンシー、左手にバイオレンスの両刀ゲーム。興味があれば是非!