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古代武術で悪を粉砕!切れ味鋭いベルスク『ナインモンキー 功夫の秘儀』レビュー!【PS4/Switch/PC】

 

 

 

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9 Monkeys of Shaolin on Steam

 

『ナインモンキー 功夫の秘儀』のレビュー行くぜ!

 


パブリッシャー:テヨンジャパン

機種:PS4/Switch/PC

ジャンル:ベルトスクロールアクション

発売日:2020/10/16(PC)2021/03/18(PS4/Switch)

価格(税込):1980~2530円


 

古代中国を舞台にしたベルトスクロールアクションだ。

謎の海賊に村を焼き払われた漁師のウェイ・チェンが、

伝説の僧侶から学んだ古代武術で復讐に出る!

悪党共に怒りの鉄拳が炸裂!

どんな時代でも怒りの鉄拳は悪党に炸裂するものだ!

という内容になっている。

 

気になりつつも見た目の地味さと値段の高さで敬遠してたんだが、

テヨンジャパン10周年記念セールで半額だったので購入。

敵の動きを見切ってのカウンターとコンボが気持ち良い1本だった。

面白かったぞ!

 

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難易度をビギナー/イージー/ノーマル/ハードから選んでスタート。

イージーの説明文が「敵の攻撃が激しく、全力で攻撃してくる」

ノーマルの説明が「敵の攻撃が非常に激しく、威力もより強い。チェックポイントなし」

とか書いてあって、いきなり作り手との温度差を感じる……!

説明通り、イージーでもそこそこ手強い難易度になっているぞ。

 

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画面内の敵を全滅させて右へ進む!

を繰り返す王道のベルトスクロールアクションだ。

軽いアイテム探し要素もあるが味付け程度。クリア評価なども無いぞ。

 

主人公の戦闘スタイルは棒を使った武術。

棒の反動を使って飛び蹴りを叩き込む鶴拳、

周りの敵を薙ぎ払う熊拳、強力な突きで相手の動きを止める蛇拳。

この3つが基本となるぞ。

 

ゲームが進むとゲージを使った攻撃が解禁され、

溜め攻撃や連続コンボ、敵の動きに干渉する魔術が使えるようになる。

ゲージは攻撃を当てたりすると溜まっていくので、使いどころが肝心だ。

 

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ワラワラとやってくる敵を回避アクションで捌き、

小気味良い棒術でボコボコにする!

技の組み合わせで空中コンボも自由自在!

一部の敵の攻撃は返し技でカウンターが可能で、

返せる攻撃は直前に光るし、タイミングもゆるい。

吹き矢や銃の攻撃をカウンターすると、

そのまま撃った相手に跳ね返って死ぬのが痛快だ。北斗神拳かよ。

 

ザコ敵の行動パターンを見切って切り崩していく攻略の面白さがしっかりあるし、

難易度ノーマルならアイテムを上手く使って押し切る手も使える。

 

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回復アイテムはそこら辺のツボを壊すと出てくるんだけど、

回復する回復茶、攻撃力を5秒間2倍にする攻撃茶などで、

一体どんな茶なんだろう……本当に茶なのか?って考えてしまうな!

 

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きっちり回避してくる敵や、出現と同時に自爆する敵など。

敵にちゃんと個性があって種類もそこそこ。

ステージも回転ノコギリや火炎放射など、

鬱陶しくない程度のギミックで変化を付けてあり、ロケーションも様々だ。

毎回、新鮮な気持ちで悪党の脳天をカチ割れるステージ構成。

1ステージが程良く短いのも気に入ってるところだね。

 

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ちょっとバイオレンスな描写のあるステージもある。

チャプター1のボスであるヤーマンは、竹にぶっ刺した生首に囲まれてのバトル。

しかもヤーマンは定期的に生首をモリモリ食べてパワーアップ&回復をする生首食べマン!

食べる前にこっちの攻撃で生首を破壊するのが攻略のコツだ!

ちょっとどころじゃなかった!

 

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ステージには拠点から出撃する形式。拠点では次に向かう場所を選んだり、

ステージクリアで溜まるポイントでのスキル強化、装備アイテムの変更などが出来る。

 

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スキルを強化していくと目に見えて強くなっていくし、

特定のステージクリアで貰える装備アイテムもゲージの回復量を増やすものから、

特定の技を強化するもの、防御や回避を上げるものなど様々だ。

 

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ストーリーでは主人公のチェンの成長を描いている。

村を焼かれたところを僧に助けられた漁師なので、

序盤はめっちゃ血の気が多い状態で生首食べマンと戦ったりしてるが、

修行を重ねるうちに立派な教えを身に着け、僧として一人前になっていくのだ。

序盤は海賊である倭寇との戦いになるが、中盤からは大分テイストが変わってくるぞ。

 

とはいえ、ストーリーはそこまで凝ったものではないし、

オチも「やりたいことは分かるが強引!」って思っちゃったかな。

雰囲気とか節々のセリフは好き。

 

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ゲームとして気になった点としては、

ゲージ使った攻撃以外効かない幽霊が面倒な点。

周りにいる不死身の雑魚を殴ってゲージ貯めて殴ればいいんだが、

フワフワした幽霊なのにやたら堅いから時間掛かる。

まあ、装備するとすべてに攻撃が幽霊に通るようになる武器もあるから、

面倒ならそれ使えばいいか。

ラスボスがちょっと強すぎる気もしたが、こっちもまあラスボスだからこんなもんだろう。

 

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難易度イージーでクリアまで5時間ほど。

これでもそこそこ苦戦したので、

高難易度でやり込むなら果てしない死闘が待っているぞ。

 

雄大な中世中国の雰囲気に浸りながら、

華麗に悪党の攻撃を捌き、武術コンボで鉄槌を下すアクション!

常に引いた視点で進む上に演出が弱いので地味だし、

インディーで凄いゲームがズラリ揃ってるこのご時世だと

定価2500円はやや割高に感じちゃうけど、ゲームとしては面白かった。

「敵との立ち回り」に軸を置いた気持ち良さがなかなかの1本だったぞ。

 

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この暴力が俺の説法だ!マッチョ僧侶アクション『リディーマー 僧侶の怒り』レビュー!【PS4/Switch】 - 絶対SIMPLE主義

 

テヨンジャパンは以前にも同じスタッフが作った『リディーマー』という

僧が暴れる系のゲームをローカライズしていたが、

アクションゲームとしては今回の『ナインモンキー』で、

主人公の魅力や演出だと『リディーマー』って感じかな。