Jitsu Squad (ジツ・スクワッド) ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『ジツ・スクワッド』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:ININ Games/Tanuki Creative Studio
機種:PS4/PS5/Switch/Xbox/PC
ジャンル:ベルトスクロールアクション
発売日:2023/3/16
価格(税込):2000~4378円
備考:PC版は日本語無し
海外の独立系ゲームスタジオTanuki Creative Studioが送り出す第一作だ。
最大4人プレイ可能なベルトスクロールアクションで、
凝りまくったアニメーションと演出にスピード感満点のアクション。
そしてソニックシリーズのテーマ曲を多く手掛けているCrush40によるゴキゲンな楽曲。
これらが一体になった超ハイテンションな内容になっているぜ。
PV見て面白そうだったので買ったんだが大当たりだった!
伝説の秘宝である草薙の石を求める邪悪な魔術師”オリガミ”と、
それを防ごうとする正義のヒーローチーム「ジツ・スクワッド」の戦いを描くストーリーだ。
あとでしっかり書くが翻訳は酷いぞ!
方向キーとボタンの組み合わせで放つコマンド技と投げ技で、
大量に出てくる敵をなぎ倒していくアクションゲーム。
攻撃でゲージを溜めると強力な必殺技か、一定時間無敵の変身が可能だ。
敵の攻撃をカウンター出来るパリィや、
拾うと壊れるまで使えるサブウエポンなんかもある。
変身を使うと一回人間の姿になってからアーマーを装着する演出が挟まるんだが、
これ「ジツ・スクワッド」はケモキャラのヒーローじゃなくて、
人間がケモノの姿をしてるだけなのかな?
コンボ重視のゲームで、とにかく大量の敵を広範囲&高火力の技でボコボコにしまくる!
対空に飛び道具に投げからの派生に空中コンボにと、
簡単操作で格闘ゲーム並みに多彩な技が使用可能かつ、ド派手なエフェクトが満載。
加えて主人公も背景もザコもボスもあらゆるものが動きまくりで、
画面密度の濃さが尋常じゃない。
通常パッケージ版を買ったけど、サントラ付く限定版にしとけばよかったなぁ~。
って思うくらい最高に脳汁出るBGMをバックに、
とにかく最初から最後までノンストップで暴れまくる!
100コンボ以上は当たり前だ!
このゲームに心休まる瞬間は無い!あるのは加速し続ける暴力だけだ!
キャラのアニメーションが本当に魅力的。
コンボの度に『ポケットファイター』みたいにコスプレして攻撃するベイビーが一番好きかなぁ。
猪マッチョなアロスのパワフルさもお気に入り。
ステージもバリエーション豊か。
「おんな」という妖しげなのれんが気になる歓楽街から、
ゲームセンターに海賊船に迷いの森に溶岩地帯に氷の惑星に原始時代にと様々。
どこも背景がめっちゃ書き込まれているので、画面切り替えの度にワクワクする。
ノリはコミカルだが、敵を斬ると断面図を見せながらバラバラになるゴア表現も強烈。
気持ち良さに一役買っているところでもあるが結構えぐい。
一応オプションで血をオフには出来るが、
断面図は変わらないので焼け石に水だ!そのまま行け!
結構いやらしい敵が多いゲームで、遠距離攻撃してくるザコが多いし、
ボスはただでさえ強いのに一定時間無敵になって画面内に攻撃をばら撒いてくる。
しかしこっちも遠距離攻撃が標準でバンバン使えるし、
パリィの判定がゆるいからボスの連続ビームにもボタン連打で対応可能。
ボスの無敵に合わせてこっちも変身すれば攻撃をスルー出来る。
敵がちょっと理不尽なとこもあるけど、こっちも強いからまあいいか!
という豪快さがクセになるバランス。
パリィからのカウンターはダメージアップするのでボスの体力もゴリゴリ削れる。
敵が落とす巻物を集めると少しずつ使える技が増えていくシステムだが、
オプションの「すべてのロックを解除する」の項目を有効にすると、
最初から技をすべて使える状態でスタート。
個人的にはこっちの方が爽快で楽しいのでオススメだぜ。
この手の海外ゲームらしくパロネタも満載。
最初のステージからめっちゃ見た事ある超時空戦闘機が墜落してる……。
ボーナスステージでは上から降ってくる海苔巻きを斬りまくる!
タルではなく……海苔巻き!
かと思うとパロディじゃないユーカレイリーご本人の登場もあったり、
ユーカレイリー先輩!元レア社の力、お借りします!
他にも『ファイト&レイジ』のポスターが背景にあったりと、
ちゃんとしたカメオ出演もあるゲームだぜ。
しかし最初に書いたが翻訳はダメダメ!
口調や一人称が不安定という典型的な雑翻訳。
何を言っているかは分かる……たまに分からなくなる!というレベルで、
英語ならではのジョークの翻訳を諦めたシーンもチラホラ。
加えて日本語の無いPC版の定価が2090円だが、
日本語のあるコンシューマ版の値段はその2倍以上。
翻訳が酷くて値段も高いってのは困りモンだぜ!
(2024/06/30追記:現在はアップデートで翻訳が修正されました)
クリアまでアーケードゲーム1周分くらいのボリューム。
定価と翻訳に難はあるがハチャメチャに楽しいアクションゲームで、
やり込み要素がなくてもまた最初から遊びたくなる1本だ。
ジツ・スクワッドたちの可愛くてカッコいいデザインも好きだなぁ。
ゲーム自体から伝わってくる異常な熱量で、遊んでる俺の心も熱くなる!
PV見てこれはと思ったら是非買ってもらいたい!
開発したTanuki Creative Studioは今後、大注目だぜ!