PICK ME UP! - Rescue Rangers - ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
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『PICK ME UP! - Rescue Rangers - 』のレビュー行くぜ!
メーカー:アールフォース・エンターテインメント
機種:Switch/PC
ジャンル:アクション
発売日2020/11/05
価格(税込):1200円
街を襲う巨大怪獣を迎撃する巨大ロボット!
……の足元で要救助者たちを回収していくレスキューアクションだ。
火災や落石が発生する中、迅速に人命を救助していく!
地球を守っているのは巨大ロボットだけじゃないんだぜ!というゲームである。
新たなスタートを切った、株式会社アールフォース・エンターテインメント。顧客の人生を変えるゲーム制作とは? 333タイトル以上の開発実績を持つ会社の魅力に迫る
メーカーのアールフォース・エンターテイメントは、
1999年にハドソンから出た伝説の北海道ご当地ギャルゲー。
『北へ。Photo Memories』のシナリオに関わった
横山 裕一氏が設立したメーカーだ。
20年近く大量のアプリやブラウザゲームを手掛けてきたこのメーカーが、
満を持して送る自社開発・販売のSwitchオリジナルタイトルが本作!
こういうソフトは出来るだけ応援していくのが絶対SIMPLE主義なのだが、
正直ゲームとしては大分微妙な内容だったぜ……!
全25ステージ構成。
スコアによって最大で星3つのクリア評価が付くのと、
ステージ中に出現するパーツを集めるのがやり込み要素だ。
パーツは集めると「ずかん」の項目が埋まっていくもので、
集めてパワーアップなどはしない。
1画面のアクションゲーム。
レスキュー車を操作してマップ上に次々に出現する要救助者を回収し、
避難場所まで運べば得点だ。
レスキュー車は道に沿って走る。
操作は曲がる方向の選択と、ブレーキ(長押しで停車)のみだ。
制限時間がゼロになったら救助完了でステージクリア。
要救助者の頭の上に出ているゲージは時間経過で減っていき、
無くなると「遅いぞ!」と怒られてゲームオーバーだ。割と元気じゃねーか!
避難場所と要救助者は何故か色分けされていて、
同じ色の要救助者を助け続けるとスーパーレスキューモードが発動!
停車せず、通過するだけで要救助者を回収できるし、
得点にボーナスが付くのでスコアが一気に稼げるぞ。
基本的に、得点はこれをメインにして稼ぐゲームだな。
時間が経過すると巨大ロボと巨大怪獣のバトルがスタート!
シルエットのみなのでスクショだとちょっと分かりにくいが、雰囲気出てる。
胸躍る巨大ロボ戦はあいつらに任せて、俺達は救助活動だ!
プレイヤーが所属するのは宇宙からの侵略者と戦う
「飛来知性体対策機関」の救助班。
巨大ロボで戦っているのは鎮圧班であるバスターレンジャーという設定がいいね。
まあ、設定だけでキャラや組織の話は全然されないんだが……。
ステージが進むと一方通行の道、火災で通れない道、落石で通れない道などが登場。
通れない道に進むと吹っ飛ばされて、一定時間動けなくなってしまう。
アイテムを取ってドリルやヘリに変形すれば対応した道が通れるようになるぞ。
ドリル付きのロックブレイカーで落石を砕き、
1秒間に8600リットルの水を放水するファイアーブレイカーで火災を鎮圧!
ヘリモードのエアーライドでガケを飛び越える!といった感じだ。
まあ、一方通行は交通ルールなので、
これだけは科学の力ではどうにもならないが……!
交通ルールを無視できるステルスモードとか欲しかったな!
普通にクリアするだけならまずゲームオーバーにならないが、
星3を目指すと素早いルート選択で悩まされる作り。
「道に沿った移動しか出来ない」
「レスキュー車の定員は5名」
「要救助者と避難場所の色を合わせることでスーパーレスキューモードが近づく」
「マップ全体を見ながら変形のタイミングを見極める必要がある」
「通過すると変形が外れる道を、必ず通らないといけない場合がある」
思考錯誤しながらスコアを稼いでいくのはなかなか歯応えあるぜ。
ただ、見た目も含めてゲーム自体はかなり地味で、
マップは複雑になっていくものの、
結局、「ここを通るにはこれに変形しないといけない」
という仕掛けの種類が増えるだけの構成になっているので単調だ。
スーパーレスキューモードになっても無敵ではないから、
通れない道は通れないし吹っ飛ばされる。
個人的には停車の仕様を無くして、
通過するだけで回収を標準にしても良かったと思うなぁ。
巨大ロボと巨大怪獣のシルエット演出も一種類だけで変わり映えしない。
「DIRAC パノラマサウンド」を採用しているので、
ヘッドホンを外してプレイすると、
効果音や通信が入った時のノイズなどがリアルに聞こえるんだけど、
そこを凝るより、BGMが全ステージ一緒なのを何とかする方が先だったと思う……。
細かいんだが、要救助者が残っていても
制限時間がゼロになると「救助完了」となるところや、
ヘリモードで海や火災を通過できないのは違和感強いところね。
全ステージで星3評価取るまで遊んで5時間ほど。
つまんないわけじゃないんだけど
爽快にスコアを稼ぐゲームにしたいのか、
パズル的な面白さを推すゲームにしたいのかどっち付かず。
ロマン溢れる設定もほとんど活かせてないし、
とにかく「地味!」って感想になっちゃうゲームだなぁ。
色々煮え切らない感じでした!