『Breakneck City』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:eastasiasoft/Renegade Sector Games
機種:PS4/PS5Xbox/PC
ジャンル:アクション
発売日:2020/5/28(PC)2022/1/15(Xbox)2022/4/13(PS4/PS5)
価格(税込):1000~1520円
街を荒らすギャングをぶちのめすために、
血気盛んな2人の女が大暴れする3Dアクションゲームだ。
こういう一昔前の3Dゲームっぽくしたいのは分かるけど
なんか違和感あるゲーム最近多いな!
コンシューマ版の販売は、
胡散臭いゲームの提供に信頼が厚いeastasiasoftが担当している。
かなり大雑把な作りなんだがやりたいことは分かるし
作り手がやりたいことをある程度表現出来てるので嫌いじゃない……。
そんな1本だったかな。
シドニーとジャスティンのどちらかを選んでゲームスタート。
2人プレイも可能になっている。
どちらもメインビジュアルが可愛く感じるくらい顔と体がゴツい!
『リバーシティガールズ』のように
可愛い不良の女の子が暴れるゲームはファンタジー!
これがリアルな暴力だ!という勢いが伝わってくる。
90年代の海外ゲームっぽさがあるとも言える。
PS4&PS5でプレイしたが日本語非対応。
まあ、単純なアクションで大したストーリーは無いようだから別にいいか……。
全6ステージのベルトスクロールアクション。
ひたすら敵を倒して進むだけの分かりやすい作りだ。
出が早くてコンボ攻撃になるパンチ、出は遅いが相手を吹っ飛ばせるキック、
右スティックで自由に繰り出せるダッシュなどを駆使して進んでいく。
まず目を引くのがダッシュの挙動。
なんとも言いがたイーストアジアソフト #PS5Share, #BreakneckCity pic.twitter.com/40Q0CZppFC
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) April 12, 2022
微動だにせずステージ内を爆速で移動できるのが強烈!
人間技ではなくもはやホバー移動!ドムじゃねーか!
ちなみにダッシュで壁にぶつかった瞬間に攻撃ボタンを押すと、
壁を蹴って強力なキック攻撃を繰り出せるので覚えておこう。
雑に強いぞ!
ステージギミックを活用するのが大事なゲームで、
ポールを使って回転キックを繰り出したり、敵を穴に叩き落として一撃で倒したり、
壁に叩きつけたり、階段から落として転がしたり、
ゴミ箱にぶち込んだりと、色々なアクションが盛り込まれている。
ぶら下がってるフックに敵をぶっ刺してボコるという、
『デットバイデイライト』めいた箇所もある。
敵を吹っ飛ばして椅子に座らせれば、一定時間無防備になるのでボコり放題。
通常攻撃をガードする敵などはこうやって倒すのだ。
変化のあるステージ構成や、
吹っ飛ばしを活かした立ち回りなどはなかなか面白い。
が、ゲームとしてはかなり大雑把。
コンボ攻撃が上手く当たれば相手を簡単にボコれるが、
無敵時間がほぼ無いので敵の集団に囲まれたり、
敵の連続攻撃が刺さると一瞬でやられる。
敵の武器を奪ったりも出来るがすぐに壊れてしまう。
良くも悪くも、やるかやられるかのバランスだ。
ボスもダッシュで攻撃避けて後ろからコンボで殴るだけで勝てるので単調。
ラスボスすらもこれで圧勝だ。
ただ、ステージ5のボスだけはかなり良かった。
パワードスーツに身を包んでいるので通常攻撃は通らない。
吹っ飛ばしで花瓶や本棚に叩きつけてダメージを与えることになるが、
実はステージ中盤に登場するプールに誘導して落とすとショートして一撃で倒せる。
システムをちゃんと活かしてるし、B級アクション映画っぽさもあって気に入ったね。
他のボスもこのくらい凝ってれば良かったんだけどなぁ。
トロフィーはeastasiasoft製品らしく簡単。
武器で一定数敵を倒すのだけは意識しないといけないが、
それ以外は普通に遊んでいればクリアまでにプラチナトロフィー取れる。
ステージ1のボスをギミックで倒すと撃破トロフィー取れないのだけは注意。
やられたらチェックポイントから再開で、何度でもやり直せるので、
死にやすいがゲーム難易度自体は低めだ。
一目で悪のニンジャであることが分かるボスがイカす。
1時間掛からずクリア出来て高難易度モードなどは一切無し。
90年代アクションというよりファミコン時代のゲームを思わせる単純なアクションだ。
色々と大雑把だが「ギミックを活用して敵を倒すアクション」をやりたいのは分かる。
出来の悪いゲームにありがちなステージが長すぎたり、
ボスが硬すぎるということも無い。
むしろギミックをちゃんと活用するとボスすら一撃で倒せる!
オススメはしないが、サクッと雑に遊ぶ分には爽快で悪くない1本でした。