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かわいいキツネと透明な猛獣たち!グロくない脱出ホラー『ツクールシリーズ LAB』レビュー!【Switch/PC】

 

 

ツクールシリーズ LAB ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)

 

LAB on Steam

 

『ツクールシリーズLAB』のレビュー行くぜ!

俺がプレイしたのはSwitch版ね。

 


パブリッシャー:Gotcha Gotcha Games/orange

機種:Switch/PC

ジャンル:ミステリーホラーアドベンチャーゲーム

発売日:2022/5/12

価格(税込):700~720円


 

『アクションゲームツクールMV』で作成したゲームをCS展開する!

『ツクールシリーズ』の1本であるホラーアドベンチャーだ。

Steam版は開発元から直接出ていてツクールシリーズでは無い。

ここら辺は作品によって違うんだけどどういう基準なんだろう。

 

かわいいキツネを操作して謎めいた地下施設からの脱出を目指す内容。

開発は『探偵神宮寺三郎』シリーズを手掛けたオレンジだ。

俺は『イヌワシ』も好き。

 

オレンジのツクールシリーズだと、

以前にサイバードと共同開発した『DRAGON PEAK』という作品があり、

そっちはこの世の終わりみたいな内容だったが、

今回はそれなりに遊べる作りだった!

 

 

仕掛けを動かしたり、

残されたメモから情報を入手したりして進んでいく構成。

地下施設内には実験で作られた透明な獣たちがうろつき回っており、

触れたら即死というシステムだ。

 

透明の獣だけど光の強い場所だとキラキラと光り、

唸り声もするので場所の判断は付く。

上の画像の右の方にいるんだけど静止画だと分かり辛いね……。

 

 

施設の研究員は壊滅しているんだが、

透明な獣に襲われた相手も透明になるという設定なので、

服だけが散乱していて死体などは見えなくなっている。

グロいのがダメな人と製作コストに優しい世界!

 

 

キツネが出来るアクションはジャンプとすり足、キックくらい。

透明な獣は倒せないので、

キックは物を運んだり、排気口の入り口を開ける時などに使う。

 

 

セーブポイントは檻の中だ。

檻の中くらいしか安全な場所が無いというのはなかなか切ない。

 

 

透明な獣の唸り声を避けながら、

薄暗い地下研究所を探索していく雰囲気はまさにホラーアドベンチャー。

ただ、一応ステルスアクションではあるんだけど、

透明な獣は机の上に乗れないなど動きが大雑把だし、

隠れられる場所なども少ないため、

結局、ジャンプで避けてダッシュで振り切るプレイになりがち。

 

 

謎解きも難しいものは無し。

どちらかというもっさりした動きと、

乗れる足場が分かり辛いことに一番苦しめられる。

透明な獣を避けて先に進んで……どうすれば上に登れるんだ?

って悩んでるところで何度もやられたり。

その割にセーブポイントまで遠く、

やり直す際のテンポが悪い時がしばしば。

「敵が透明」って要素をゲームシステムに上手く落とし込めていない気がする。

 

エンディングで拾えたメモの数が表示されるんだが、

マップが無いし、一度進んだら戻れないし、

2周目で便利機能が解禁されるなども無いため、コンプはかなり面倒臭いぜ。

 

 

ただ、中盤から後半にかけてのホラー演出はなかなか凝っていて、

破壊されたばかりの巨大な檻が出てきてこちらをビビらせてくるし、

後ろから追いかけてくる巨大な獣との追いかけっこもある。

演出面では相手が透明だからこそ怖い!えぐい!ってシーンもちゃんとあって、

ラストシーンの表現などは特に好みだった。

 

 

クリアまでは3~4時間くらい。

サクッと遊べる分かりやすいホラーアクションとして悪くは無いけど、

遊んでいて引っかかる部分も多くてオススメまではいかないかなぁ。

キツネの動きは可愛いし、

あんまりグロくないホラーゲームという点で需要はありそう。

値段はそんなに高くないので興味があればってところかな。