ココロクローバー シーズン1 ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『ココロクローバー シーズン1』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:Gotcha Gotcha Games/Phoenixx Inc.
機種:Switch/PC
ジャンル:アクション
発売日:2022/8/4
価格(税込):1980円
「日本の日曜日の朝アニメ」をテーマにした2Dアクションゲームだ。
『アクションゲームツクールMV』で製作されているぞ。
以前Steamで配信されていた『ココロクローバーパート1(1話収録)』と
『ココロクローバー パート2(2~5話収録)』を1本にし、
新たに6~12話を追加して全体をリニューアルした内容。
フリー音源を使っていてちょっと浮いていたBGMも、
しのりゅー氏による新規楽曲で統一されているぞ。
しのりゅー氏は『Project Starship X』からのファンなので嬉しいぜ!
アクションゲームとしてはライトな作りだが、
やればやるほどこだわりのドットと演出があふれ出す豪華な1本!
PV見てかわいいと思ったらそのまま買っちまいな!
メニュー画面からもう楽しそう。メインは12話構成のストーリーだ。
その他、本編に無い後日談的なステージを遊んだり、
本編で取りこぼしたアイテムを回収出来るアドベンチャーに、
テーマ別でボスと連戦するボスラッシュなどがある。
ゲームを遊んで集めたコインでショップで買い物をしたり、
ガシャを回してコレクションを集める要素も有るぞ。
ガシャはダブりが無い確定補償仕様なのがありがたい……!
ハンドルがクローバー模様なのが細かい。
ストーリーは森に棲んでいる精霊使いのトレフィが、
ひょんなことから不思議な力を秘めた宝石「ココロクローバー」を手に入れる。
狙ってくる悪の精霊や悪党と戦いながら、仲間たちと大冒険に繰り出すトレフィ。
「ココロクローバー」、そしてトレフィの過去に秘められた秘密とは一体!
というもの。
タイトルに「シーズン1」とあるように続編で続く形で終わるが、
内容濃いしきっちり山場を作ってから終わるので満足感はある。
「日曜朝アニメ風のゲーム」
なので画面左上には朝アニメのように時刻表示が出ているし
ストーリー開始前には時刻調整も可能!
更にミスした時にそのまま先に進む設定にも出来るので、
アクションが苦手な人も安心だ。
画面の走査線風のフィルターを掛ける機能もあるぞ。
魅力的な仲間たちと共に1話完結で進んでいくストーリーは作りが丁寧だ。
旅先で出会う個性豊かな仲間たち。
何度やられても懲りない憎めない悪役コンビ。
人間の心の弱さに付け込んで怪人化させる悪の精霊たちと、
実に安定感ある流れだが
「そういう展開に行くの!?」と意表を突かれるエピソードもあって非常に楽しい。
次々に場面が切り替わるから冒険してる感があるし、
キャラのアニメーションも凝りまくり。
本当にアニメを見ているような気分で見応えバッチリだ。
登場キャラみんな魅力的で、
やはり悪役コンビであるバルクス&ネココがいい味出してる。
何度主人公たちに帰りうちにされてもめげずに挑戦してくるし、
悪事を働いて捕まっていたり、
頭悪いバカコンビと思いきや凄いテクノロジーを使いこなしたり、
なんだかんで助けてくれたりと、最初から最後まで非常に存在感ある。
製作者さんはアニメ版『星のカービィ』からの影響が強いかも
とおっしゃっていたが、
確かにバルクス&ネココはそれっぽいかもな……。
劇中で違法コピー品を売りさばいたり正規品を転売したりするぞ!
解説役としてスコルくんもおいしいポジション。
ボケもシリアスもこなせるし今後の立ち位置気になる~!
超金持ちで態度がデカいモモちゃんも発言がいちいちヤバくて笑う
女性陣みんな可愛いけどやっぱ怪盗ババロアかなぁ……。
でも10歳なのに健気に頑張る砂漠の国の王女ハトフルや、
敵幹部のテンクルタンも捨てがたい!
テンクルタン、可愛すぎる人間フォームを
ここぞという時に見せてくるのずるいでしょ。
本当に濃いキャラ揃いで、出番少ないキャラですら印象に残る。
アイドル回に出てくるカニコンビとかな!これでチョイ役とは……!
主人公であるトレフィも元気いっぱいで見ていて楽しい動きをするし、
仲間の精霊と合体してフォームチェンジも!
この状態だと性格も変わるのが魅力なんだけど、
他のキャラが存在感あり過ぎて活用する場面が少ないのが惜しかったぜ……!
そしてもちろんあるぜ全部乗せのグリッタートレフィ!
ニチアサ度数高まってきた!これは絶対盛り上がるやつ!
そしてDXクローバーソード欲しくなるやつ!
アニメ風の雰囲気は徹底されていて、OPアニメに加えてEDはダンス。
番組途中はCMとアイキャッチが挟まるし、本編終了後はおまけコーナーがある。
このこだわりっぷりよ!
数十人を超える登場キャラを解説する
キャラクター図鑑とモンスター図鑑も完備。
ここで明らかになる情報も多いからついつい読み込んじゃう。
アクション部分はオーソドックスな2Dアクションで、
杖から発射する弾がメインなので手触りはロックマンに近い。
時間経過で溜まるゲージを消費してアシストキャラを召喚可能。
4回分ストック出来る上に再使用までが早く、
体力もモリモリ回復するので難易度はかなり低め。
「日曜の朝アニメ」がモチーフのココロクローバー、バーコードのついたカードをスラッシュして必殺技放つのがいかにもニチアサだ! #NintendoSwitch pic.twitter.com/szenePRXc1
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) August 5, 2022
それとは別に時間経過で使用可能になる必殺技もあるぞ。
おもちゃっぽい「ココロクローバー」に、
バーコード付いたカードをスキャンして繰り出すのが
めちゃくちゃニチアサ感ある!この演出がまた見事!
ボタンを押していつでもどこでもダンスも可能。
単にかわいいだけでなく、踊ってる間は攻撃無効なのでボス戦は極めて重要だ。
ダンスは色々種類があって、中にはかなりぶっ壊れ性能なモーションも。
ダンス前提なのかボスの攻撃に普通に避け辛いものが多かったり、
操作にちょっと引っかかりがあって、移動からダンスに移行し辛かったり、
それはそれとしてアシストとダンスが強すぎてほぼゴリ押し可能と、
アクションとしては悪くないけどかなり大味だ。
ただ、雰囲気を堪能するゲームとしては十分な作りだし、
ボスの数も固有のモーションもめっちゃ豊富で飽きさせない。
怪盗ババロアとのバトルではクイズが始まったり、
後半は怒涛のボスバトルが待っていたりと満足度高いぜ!
アシストキャラは30体以上で、サブキャラの他、
本編のボスなどを召喚出来るのもワクワクする作りで良し。
ストーリーを進めるとアドベンチャーでエクストラステージがプレイ可能。
こちらはストーリーデモこそ無いが後日談的な立ち位置だ。
背景にいるキャラの表情や動きを見るだけで
シチュエーションや「本編後の物語」が伝わって来るのが凄く良かった。
こういう演出大好き。
その他、メニュー画面に表示されるキャラを変更可能で、
一部のキャラは説明文も変化するとか、
ミニゲームを本編と違うキャラで遊べるおまけがあるとか、
キャラのイラストも全部見れるとかこだわりとサービス精神が凄い作りだった。
ウマウマダンス懐かしすぎる!#ココロクローバー #NintendoSwitch pic.twitter.com/MM0lFiDOC2
— ゲームブロガー双葉ラー油 (@daikai6) August 9, 2022
怪盗ババロアのダンスモーション、ウマウマダンスじゃねーか!
クリアまでは4~5時間くらいかな。
昔好きだったアニメをもう一度見ているような気持ちで、
最初から最後まで笑顔で楽しめるゲームだった。細かい作り込みがヤバ過ぎる。
BGMも期待通りで、軽快なチップチューンが明るい雰囲気にベストマッチ!
個人的にお気に入りなのはノリノリのED曲だ。
最初にも書いたがPVで引き込まれたら即買いして良し!
これぞドットで楽しむ朝アニメだ!オススメ!
シーズン2待ってます!