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手応え歯応えどちらもバツグン!作り込みに唸る悪夢系シューティング!『NeverAwake』レビュー!【PC】

 

NeverAwake | Neotro Inc.

 

NeverAwake on Steam

 

『NeveAwake』のレビュー行くぜ!

 


パブリッシャー:Phoenixx Inc.

機種:PC

ジャンル:アドベンチャー

発売日:2022/09/28

価格(税込):1980円

備考:2023年1月23日にSwitch/PS4/PS5で発売予定


 

とある少女の悪夢を舞台にしたシューティングゲームだ。

開発は『VRITRA』などを手掛けた株式会社ネオトロ

インディーゲームイベント「BitSummit X-Roads」で

大賞を受賞するなど発売前から話題になっていた1作である。

 

製作者の意気込みも十分で期待していたんだが、

繰り返しプレイすることを前提にしたシステムに、

演出やグラフィック、BGMどこも完成度高し!

「ビギナーシューターからエキスパートまで幅広い層をサポート」

という公式の文面に嘘は無かったし、

一番大事なシューティングとしての手触りも見事。

ボスやステージのボリュームも十分で、まさに悪夢の幕の内弁当といった趣だぜ。

 

 

主人公はとある事故で目覚めなくなってしまった女の子レム。

彼女を操作して夢の中でモンスターと戦っていく。

出てくるモンスターはレムの嫌いな食べ物や人物などなど。

悪夢と戦っていくうちに、レムに何があったのか、

そしてこれからどうなって行くのかが分かる。

 

 

80以上用意された短いステージを1つ1つクリアしていく構成で、

やられてもステージ最初からやり直せるし、

溜まるお金を使って新しい武器や装備アクセサリーを購入する要素もある。

 

 

基本は左スティックで移動、右スティックで射撃する

ツインスティックタイプのシューティングだ。

ボタンで繰り出すサブウェポンとダッシュも併用して戦っていく。

俺はコントローラーで遊んだが、

キーボードとマウス操作でも結構遊びやすかったぞ。

 

ステージのクリア条件は

敵を倒すと出現する「ソウル」を規定数集めるという変わったルール。

規定数集めればステージ途中でもクリアになる。

集めきれないままステージ最後まで辿り着くと、

「ソウル」の数を引き継いだまま最初からやり直し。

その際に「LOOP2」「LOOP3」と数字が増えて難易度もアップだ。

あえて「ソウル」を無視してクリアし続けるやり込みも可能になってる。

 

 

とにかくスゲェのが描き込まれたグラフィック。

敵も背景も不気味さ全開で圧巻だ。

ザコとボスのバリエーションも豊かで飽きさせない。

進んでも進んでも終わらない悪夢が待っているぞ。

 

 

登場するモンスターはレムの苦手なものが強く反映されている。

怖かった犬や嫌いな食べ物などが、悪夢となって襲い掛かるのだ。

これは吠えられて怖かった犬!怖すぎる!

 

 

歯医者ボスの殺意の高さもたまらない。

ドリルはまだしても回転ノコギリ出してんじゃねーぞ!

こんな歯医者さんは大人でも嫌だ。

三つ目なのは歯医者さんが頭に付けてるアレがこう見えたってことだろうね。

こういう落とし込み方も面白い。

 

 

ネコは悪夢の世界でもなんだかんだ可愛いので、

「ネコ」という生き物の強さを感じる。

 

 

ステージをクリアしたり、ゲームオーバーになってやり直してると、

少しずつレムの日記が読めるようになっていく。

家族や学校での生活がうまく行っていない様子が綴られており、

読んでると心が痛むぜ……。

 

つまり、次々に襲ってくるキモい敵と頑張って戦うと、

ご褒美に悲しい日記が読めるようになるゲームである!

そんな血を吐きながら続ける悲しいマラソンみたいなゲームある?

とはいえ、ちゃんと希望もあるので安心してくれ。

 

 

本作で面白いのがカスタマイズ要素。

最初にも書いたが貯めたソウルを消費して、

サブウェポンとアクセサリーの購入とレベルアップが行う買い物要素がある。

繰り返しプレイで少しずつ新しいものが入荷する仕様だ。

 

サブウェポンはショットガンに近い性能のトランペットガンや、

マシンガンに近いシャワーヘッド。

自分を中心に弾を放射状に放つサンフラワー。

丸く囲った範囲にダメージを与え続ける重力弾、

反射するミラーレーザーなど10種類以上だ。

 

 

アクセサリーも「自分の前にシールド」「自分の後ろにシールド」

「被弾すると敵にダメージ」「被弾するとサブウェポンのエネルギーが回復」

「移動速度アップ」「ソウルを66%以上集めると回復or武器エネルギー回復」

などなど多彩だ。

アクセサリーはコスト内なら複数装備可能。

プレイヤーの最大コスト5だったら、

コスト1のアクセサリーは5つ装備できるってことね。

遊んでると最大コストを増やせるアイテムも売りに出されるので、

遊べば遊ぶほど強くなっていくぞ

 

防御力=ライフなので、

防御力アップのアクセサリーが強いのも分かりやすくていいと思う。

とりあえずこれ!後はどうする?って考えるのが楽しい。

 

 

ステージに合わせたカスタマイズが非常に重要な作りで、

攻撃重視にしてサッとソウルを回収するか、

それとも防御重視にして安定を取るかが悩みどころ。

メインショットを強化する編成か、

それともサブウェポンを使いやすい編成にするでも全然違うし、

「被弾で武器エネルギー回復」と「防御力アップ」を組み合わせると、

敵の攻撃を喰らいつつサブウェポン連打しまくれるようになるとか。

強力なコンボも色々ある。

 

特定のアクセサリーを装備してるからどうかで難易度が激変するステージもあるし、

ボスの激しい攻撃もアクセサリー次第で避けやすさが違ってくる。

何度も挑んで攻略パターンを組み立ててつつ、

有効なカスタマイズを試行錯誤するのが燃える作りだ。

一見使い道が無さそうなアクセサリーも、意外なところで必要になる。

 

 

ゲーム難易度はシューティングに慣れていても結構手強いが、

1ステージが短く、ボスステージもボス戦から始まるので、

死にゲー的な進め方で攻略パターンは組み立てやすい。

 

何度も死んだり、カスタマイズを試行錯誤してやり直していくうちに

日記が埋まって物語への理解が進むし、

新しいアクセサリーも買えるようになって攻略の幅が広がる……。

という作りが上手いね。ストーリー演出とシステム面の両方で

「繰り返す遊ぶことが無駄にならない」ことを意識してる。

 


やられるとステージに沿ったアドバイスが表示されるし、

どうしても難しければ溜まったソウルを支払ってパワーアップも可能になってる。

簡単なゲームではないが、繰り返しプレイは無駄にならないし救済措置もある。

これは「ビギナーシューターからエキスパートまで幅広い層をサポート」だね。

 

 

俺が本作で一番好きなのは敵を撃った手応えの良さ。

シューティングの面白さはここで決まると言って良いが見事な痛快さだ。

特にショットガンをボスにぶち込んだ時の

「ズガン!」という手応えとヒットストップがたまらん!

連射の早い武器でザコの群れを蹴散らしてる時も最高。

 

悪夢に立ち向かう人間の暴力……じゃなかった生命力を感じさせてくれる。

悪夢は近距離でショットガンを連発すると消える!!!!!!

こんな風になァーーーーーーーーーーーーーッ!

 

 

難易度の高さも含めて良いゲーム……なんだけど、

終盤はさすがに高すぎじゃないか!?というステージがちょいちょいあったのと、

ルートBエンディングがやや引っかかったかな。

ここはプレイヤーの解釈次第なんだけど流れとしてちょっとね。

通常エンディング自体は文句無しだった。

 

 

普通に全ステージクリアするまで遊んで10時間くらい掛かった。

1つ1つのステージが丁寧に作り込まれていて、

多彩な武器とアクセサリーを駆使して挑んでいくのが楽しかったし、

様々なアイデアと演出が盛り込まれたボス戦も見事!

鬱っぽい世界観だけど、ボス戦のBGMは普通に燃える曲調でそこも満足度高いね。

最初から最後まで、おもちゃ箱みたいに楽しい悪夢だったぜ……!

今年出た新作シューティングでも上位に来るオススメ作だ!

 

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