ツクールシリーズ ランブルドラゴン ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『ツクールシリーズ ランブルドラゴン』のレビュー行くぜ!
パブリッシャー:Gotcha Gotcha Games
機種:Switch
ジャンル:アクション
発売日:2022/2/10
価格(税込):1200円
『アクションゲームツクールMV』で制作されたツクールシリーズの1本であり、
ゲーム開発サークルRETSUZANが展開する
ゲームボーイ風新作シリーズ『GAME BUDDY』の1本でもあるシリーズ内シリーズ!
ツクールシリーズは色んなメーカーや個人クリエイターが参入してるので、
当たり外れがデカく、たまに俺が腹にいいのを一発喰らって倒れることもあるが、
この『GAME BUDDY』シリーズは打率が高くて毎回楽しませてもらってる。
今回は『ダブルドラゴン』を思わせる
ゲームボーイ風のベルトアクションゲームだ。
「あの時代のアクションってこういうところが気持ち良かったよね」
という箇所をしっかり押さえつつ、遊びやすさも考えられた1本になっていたぜ。
性能の違うアリサとマークの2人から1人を選んでゲームスタートだ。
このドットでもセクシーなのが分かるアリサを選びたくなっちゃう。
全部5ステージ構成で、難易度はEASY・NORMAL・HARDの3段階。
ストリートから始まって駅や電車、工場などで死闘を繰り広げる。
各ステージ最後ではボスが待ち受けているぞ。
道中にわざとらしく置かれたドラムカンを破壊すると
回復アイテムの食べ物が出現することもある。
汚ねぇリンゴやハンバーガーを食べて体力回復!
これが出来ない奴はアクションゲームの主人公になれないのだ。
たぶん面接で落とされる。
ポーズメニューからは『GAME BUDDY』の共通仕様であるマニュアルが読める。
今回もそれっぽいシナリオが書かれているぜ!
ゲームボーイ風なので操作に使うのは方向キーにAボタンとBボタンだけだが、
同時押しや方向キーとの組み合わせなどで、
多彩な技が繰り出せるようになっている。
画面に掛かったレトロ風フィルターのON/OFFも可能。
見た目はゲームボーイ風だが、
当時の作品に比べるとゲームスピードが早い。
コンボ攻撃はレスポンスが良いし、
掴みからの連続攻撃で敵に大ダメージを与えたり、
掴みからの投げで他の敵にぶつけたりする攻防は、
どちらかというとファミコン全盛期のゲームに近い手触りだね。
敵との間合いを図りながらジャンプキックやダッシュ攻撃、
ボタン同時押しでの必殺技などでぶっ飛ばしていくのが爽快!
効果音も手応えが伝わってくる小気味良さ!
角材やムチといった落ちている武器も非常に強力で、
上手く使えば一方的にザコをボコボコに出来る。
しかし敵に一回吹っ飛ばされると落として消えてしまうし、
敵が回り込んでくることもあるのでスリリング。
もっと棒切れが欲しい……!
いきなり敵がバイクで突っ込んでくるとか、
ドラムカンが素早く転がってくるような場面もあるが、
カウンター攻撃で破壊しやすく、
バイクに乗った敵は倒すと回復アイテムを落とすなどマイルド調整だ。
『ダブルドラゴン』はシリーズ通して意地悪なギミックや、
シビアなジャンプアクションパートなどが出がちだが、
本作はそういう要素は薄く、敵との殴り合いに集中できる構成になってるね。
落下すると一撃死の穴は出てくるが、
そこまでキツい配置じゃないし、敵を落とせば一撃で倒せる。
かといって簡単なゲームかというとそうではなく、
難易度NORMALだとステージ3からかなりキツい!
この辺から一度倒したボスがザコ一緒に中ボスとして出てくるし、
ザコも間合いを読み違えると一気に削られる。
妙に弱いと思ったボスが、
後のステージで2人に増えて再登場して苦戦を強いられる場面もあった。
あまりに多勢に無勢!犯罪集団らしいやり方だな!
ゲームオーバーになっても無限コンティニューでステージ最初からやり直せるので、
何度もやり直してようやくクリア出来た……!
難易度NORMALでも手に汗握ったぜ。
攻略パターンを掴めばボスもラスボスも結構あっさり倒せるので、
クリアした後は確かな満足感を得られたぞ。
クリア後はザコキャラが使えるようになるおまけ要素もある。
武器が拾えないから弱いかと思いきや、
ちゃんと固有アクションがあって結構戦える!
今回も「このビジュアルにピンと来る人だったら買い!」な1本だった。
ザコの種類は少ないのにギリギリのバトルが続いて飽きさせないし、
手強いけど理不尽さは薄い。ゲームボーイ風のドットも見事。
高音の伸びが気持ち良いBGMもテクノスジャパン感あって素晴らしかった。
最終決戦でタイトル画面のBGM流れる演出も分かってる~!
ゲームボーイ風を徹底してるので
A+Bボタンの同時押しがやり辛く感じる場面もあったが、
全体的にはオマージュ作品としてよく出来ていてオススメだぜ。